わたくしの中の暗黒神話体系 - 挑戦者ストロング

今回は、心当たりのない人にはまったく訳の判らぬ話である。訳が判らんと思った人は速やかにブラウザのタブを閉じて、このブログと僕のことを忘れてください。 先日、はじめて「ヨコ出し」こと「ヨコハマ買い出し紀行」というマンガを読みまして。これは多くのマンガ読みに絶賛され、傑作と評される作品であります。 ヨコハマ買い出し紀行 1 (アフタヌーンKC) 作者: 芦奈野ひとし出版社/メーカー: 講談社発売日: 1995/08メディア: コミック購入: 2人 クリック: 113回この商品を含むブログ (96件) を見る 全14巻で完結してる作品なので一気に読んだが、実際はこれ月刊のアフタヌーン誌で12年にわたって連載された作品である。12年これにつきあうってのは、なんとも凄いなあと思う。面白くないのかと問われれば、正直言って面白かった。ただ、何よりも「あー、これ暗黒神話体系のド真ん中に位置する作品だなあ」

[msrkb]

「〈童貞〉騎士物語」から主人公たる〈童貞〉騎士を取っ払うことで、思慕の対象と読者が直結され、読者自身が〈童貞〉騎士になれる物語、ということだろうか。/個人的には黄昏ポルノと呼んでます。

[cherry-3d]

「れいぷふぁんたじー」とかいう意味不明に中傷的な言葉づかいでなく、こっちの語が人口に膾炙してくれていれば……。

[mshs0609]

この概念、感覚はヤバイほど強い。ずっと現世から抜け出し救われたいと思っている。嫌なものは何も無い世界、愛だけに包まれた世界、一切存在しない。心を寄せすぎるとホームの白線を扉として飛び出してしまいそう。

[rikzen]

あえて暗黒という表現を使うのはいいなぁ。聖的な何かというのはそれが実際には存在しないことが感覚的にわかるからこそ、それを愛でることには暗さを感じる。

[frivolousman]

『「オタクどもが希求する聖性」を暗黒神話体系と呼ぶ。』/ジュブナイルでイノセントなものに日本的な「もののあはれと諸行無常」が合わさったものだろう。平たく言うと…「あの世」だなｗ

[p_shirokuma]

恐ろしい文章を読んだ。

[liposo]

ヨコハマ買い出し紀行は合う人には完璧に合うけど、他の人にはこれ面白いの？と言われるイメージ。

[kaitoster]

「ヨコハマ買い出し紀行」はARIAのスタッフでアニメ化されれば化けると思うのだがなあ・・・。時期が悪かったか。

[takadayararetayo]

埋めていたものをほじくり返されてしまった…

[kaminari-boo]

この視線はむしろ仲間への優しさである。自分なぞ、その行き着く果てがいかなるものか、むしろ知りたいとさえ思うのだ。ああっ女神さまが大好きでサイドカーを所有した旧友は今どうしているだろうか…。

[donncherrrryy]

アフタヌーン的な

[fu7mu4]

暗黒神話体系とは良い言葉だ

[dododod]

うつくしいもの

[orangestar]

あとで自分のもちゃんと作品として暗黒神話をつむがないとなあ「世界の終わりとゾンビたち」

[toomuchpopcorn]

『仮に「暗黒神話体系」と呼称することにした』……自分と向かい合っているなあ、と。「ヨコハマ買い出し紀行」は未読で、気になる。

[FUKAMACHI]

すごい迫力だ。

[dragon-boss]

《人間の性、悪なり！　それが現実だ。宮崎あおいは実在しない！》

[atoz]

暗黒神話体系について。「我々の思慕の対象である聖的な何かは美しいかもしれないが､それを求めてやまない我々オタクの精神､これは別に美しくない｡これはただの欲求である」