格差と総需要 - himaginary’s diary

少し前に安全資産への需要増大が自然利子率を低下させた、という議論を紹介したが、資産への需要増大が格差拡大によってもたらされる、という議論をAdrien Auclert（スタンフォード大）とMatthew Rognlie（ノースウエスタン大）が展開している。 2人は表題の共著論文（原題は「Inequality and Aggregate Demand」）をNBERに上げるとともに、Equitablogで解説記事を書いている（そこで論文のungated版にもリンクしている）。 以下は解説記事の概要。 格差拡大が懸念すべき理由の一つは、総需要経路と呼ばれることもあるマクロ経済への影響。富裕層は貧困層より貯蓄するため、所得格差が拡大するとより多くの所得が富裕層に回ることになり、全体の消費が抑えられ、総生産と雇用が低下することになる。 しかしこれに対しては、貯蓄の増加は投資の増加となるので、資本スト

[gruza03]

•そうした悪影響は、財政政策と金融政策で緩和することができる。財政赤字で政府債務が増えれば、資産供給が増加することになる。

[su_rusumi]

財政赤字は所得格差の影響を中和するということ？

[chintaro3]

　「所得格差が拡大するとより多くの所得が富裕層に回ることになり、全体の消費が抑えられ、総生産と雇用が低下」

[mcgomez]

"格差拡大が永続的な場合は、生産水準も永続的に約2%ポイント低下する"そうした悪影響は、財政政策と金融政策で緩和することができる。財政赤字で政府債務が増えれば、資産供給が増加する"

[maturi]

それはそれとしてhttps://twitter.com/chronekotei/status/432552242583851009　”凄くわかりやすい前提として、景気回復すれば（）税収が増えるので社会福祉の財源問題が一挙に解決する”から貧乏人はアベノミクスが成功するまで待とう