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大谷翔平
hiroki710.hatenablog.com
反知性主義: アメリカが生んだ「熱病」の正体 (新潮選書) 作者: 森本あんり 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2015/02/20 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (19件) を見る 図書館予約がようやく到着したので読んだ。 キリスト教(特にプロテスタント)とアメリカ史にある程度の基礎知識が無いと、スラスラ読んで理解できる本ではないと思うが、この二つに元から興味がある僕としてはとても面白く読んだ。加えて映画もたくさん引用されているので、映画好きとしても嬉しい。映画でいえば、個人的ベスト級の「ゼア・ウィルビー・ブラッド」のイーライの事を、この本の「リバイバル」の記述を読んで思い出した。 この本を巡る状況については、このブログ記事がよくまとめている。よくもまあ、丁寧に書いてくれた、、という感じで筆者に敬意を表したい。(自分にはとても、ここまで書いている時間と理解力がない) 僕
不格好経営―チームDeNAの挑戦 作者: 南場智子出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2013/06/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (47件) を見る 唐突だが、日本人は「ヤンキー体質な人」と「非ヤンキー体質な人」に分けられる*1。そして、表現者や政治家やリーダーが「玄人受け」「内輪受け」を超えてメジャーにブレイクするためには、ヤンキー層にまで届く言葉を持たなければいけない*2、そんな話を最近聞いた。 この論法でいえば、南場さんは、ヤンキーに届く言葉を持ち得た経営者だ、と本書を読んで感じた。大半のMBAホルダーやMBAワナビーは同類同士のみで通じる言葉は持つけれど、そこを超えてヤンキーに届く言葉を持つことは出来ない。 ヤンキー、それは、理屈で動かない、理屈では予測不可能な人達だ。そして、実は大半の消費者はこうなのだ。 南場さんは、ヤンキーに通じる言葉を持てた。その
愚民社会 作者: 大塚英志,宮台真司出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2011/12/14メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 123回この商品を含むブログ (25件) を見る 震災後、日本の「近代」について、とても挑発的に語られた対談本。 少し前に読んで、この本で話されていることはとても重要なことが含まれていると感じた。これを題材に何か書きたい(たとえば、大阪の橋下氏現象)と思っていたのだが、私の乏しい筆力では難しそうなので、一部を抜粋して紹介することにした。(太字は引用する際につけたものです) P33 大塚 だから震災以降、いろいろな事に対して、ああ「土人」なんだ、この国の住人は、そう思うと全てが氷解する。宮台さんは「田吾作」というけれど、やさしすぎる。「土人」なんです、この国は。「天皇」の言説で歴史を区分し得るというのも土人ですね。「改元」でちゃらになってま
リーダーの値打ち 日本ではなぜバカだけが出世するのか? (アスキー新書) 作者: 山本一郎出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス発売日: 2011/12/10メディア: 新書購入: 3人 クリック: 74回この商品を含むブログ (31件) を見る 40代前の論客が、山本七平的な論理と実体験を組み合わせて書いた本で、大体において共感できる主張が展開されている。ただし、文章をもう少し手入れすれば良いのに、と思った。(出版社の責任か) 著者にはすみませんが若干、文意を補って、良かったところを抜粋します。(読みやすくするためであり、文意は一切変えません) P76 「日本のリーダーにはビジョンがない」という批判は、すなわち日本の社会なり経済なり事業なりにとってお荷物とされる人たちを切り捨てられるだけの精神的なタフネスや、失脚しないだけの盤石な支持基盤を、リーダーが持っていないということを意味
僕は、伊集院光、立川談志のご両名の事をかなり好きで、(あくまでメディアを通じた芸能人としてだけど)人となりもある程度知っているから、伊集院光によるこの話に感銘を受けたのだろうか。 このお二人のキャラクターを知らないと楽しめない話だろうか。 伊集院光『のはなし』「すきな理由」の話 より 2年ほど前になるか、自分の担当している深夜のラジオ番組に立川談志家元をおよびした時のこと。 もともと古典落語の道をドロップアウトして今の世界に逃げこんできた僕としては、談志家元は特別な存在で、何より6年間の修行時代にピリオドを打った理由の一つが「名人立川談志」の落語だった。 仕事疲れか、それが素の状態なのか不機嫌そうにスタジオいりした家元。僕は「機嫌をそこねないうちに」とばかりにその話をした。 「僕は落語家になって6年目のある日、若き日の談志師匠のやった『ひなつば』のテープを聞いてショックを受けたんです。『芝
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