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掃除・片付け
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今回は発表タイトルにあったNext-L EnjuとNDLサーチに加えて、神戸市の事例を紹介させていただきました。もう少し図書館の業務(書誌情報のフォーマットとか)とNext-L Enjuそのものの説明を詳しくできればよかったのですが、やはり神戸のシステムを見たときの衝撃はすさまじく、「これは取り上げないわけにはいかない」「目録クライアントはRubyと直接関係ないけど、それでもこれはすごい」ということで、時間を割いて紹介させていただきました。 また、今回は図書館システムという、比較的大きなシステム自体のお話でしたが、本来は書誌データのWebAPIを介しての取得や編集など、クライアント側での利用方法も紹介する予定でした。ちょうど今月になって、国立国会図書館の典拠情報サービス「Web NDL Authorities」が公開されたばかりなので、特にRDF.rbは紹介できればと思ったのですが…。 R
発表スライド RubyKaigi2011講演資料「日本の図書館はどのようにRubyを使っているか」 View more presentations from Kosuke Tanabe Project Next-L and Next-L Enju Project Next-L http://www.next-l.jp/ Project Next-L Wiki http://next-l.slis.keio.ac.jp/wiki/wiki.cgi github https://github.com/nabeta/next-l デモサーバ demonstration enju_root http://enju.slis.keio.ac.jp/ enju_leaf http://enju2.slis.keio.ac.jp/ enju_leaf on Heroku http://enju.hero
本日、「国立国会図書館サーチ(開発版)」(以下 "NDL Search")が公開されました。このサービスでは、私たち Project Next-L の開発している図書館システム"Next-L Enju"が利用されています。 Enjuの開発には、さまざまな方々から多大なるご協力をいただきました。また、このサービスはEnjuだけでなく、書誌の収集や同定など、多くのシステムで構成されているものであり、それぞれのシステムに多くの方々が携わっています。関係者のみなさまには、ここで改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。 NDL Searchそのものに対しては稿を改めるとして、まず現在のEnjuのことから触れさせていただければと思います。 改めてProject Next-Lの初期に書かれた「このプロジェクトについて」を見ると、プロトタイプとはいえども最も早い段階で、中小規模の図書館ではなく国
先日行われたカーリルAPIコンテストに応募し、会場で発表をさせていただきました。残念ながら入賞には至りませんでしたが、会場の笑いは取れましたし、ほかの発表者の方々の作品やお話もおもしろかったので、参加の目的は十分に達成できました。主催者のNota.incの方々や審査員の方々、それに当日参加してくださいましたみなさま、どうもありがとうございました。 デモを含めて発表の持ち時間が3分間しかなく、背景や前提を説明しきれなかったところがありますので、ここで紹介したいと思います。 Next-L Enju 紹介状発行プラグイン(カーリル版)とは? 図書館管理システム"Next-L Enju"で、近隣の図書館の蔵書を検索して紹介状を発行するためのプラグインです。紹介状とは、他の図書館の資料を利用する際に、自分の使っている図書館から発行してもらう書類のことです(詳細は後述)。「資料を探す」という切り口での
最初音楽で例を挙げたように、図書館のメインコンテンツである本でこれをやると分かりにくい。なぜかというと、本というのは著作〜体現形までが混然一体となって人に認識されるからです。音楽は物体でないから、体を持っている時と持っていない時の区別がつきやすいですが、本は最初から物体ですからして。源氏物語みたいな著名な古典は、体でなくそういう概念が頭の中にぼんやりあるからFRBRで語ることが可能だけども、一般の本はそうでない。著作=表現形=体現形なのです。だいたい古典でないと例を満足に挙げられない時点で、このモデルがいかに歪んでいるか分かろうというもの。こういうのは学者が理論で弄ぶべき類の概念であって、一般人には混乱の元です。じゃなきゃただの頭の体操。 図書館断想 実際そのとおりで、FRBRのモデルはふつうの図書館ではおおげさすぎて、一般の利用者が使う限りでは、ManifestationとItemにあた
今年の図書館総合展のフォーラム一覧が公開されました。さっそく内容をチェックしようとしましたが、日付のリンクをクリックしても、ちっとも画面が切り替わりません。一覧のPDFファイルもまだ載ってないようだし、公開作業の手違いなのかな? 1分くらい迷った後、Webブラウザのウインドウを下方向にスクロールすると、たしかに選んだ日付の一覧が表示されていました。切り替わっているのは画面の外側、モニタに映っていない部分だったのですね。 以上2枚のスクリーンショットは、いずれもWebブラウザのウインドウを画面のほぼ縦いっぱいに広げた状態のものです。ぼくが使っているパソコンの画面のサイズは1440x900ピクセルで、決して小さくはないと思うのですが、このページを作った方はひょっとしてモニタを縦置きで使っているんでしょうか。 申し込みのページは www.j-c-c.co.jp とは別のサーバにあるので、わざわざ
Ruby on Rails 2.3.2がリリースされたので、さっそくインストールしました。自分の作っているアプリケーションでテストを実行してみると、2.3.1のときに出ていなかった"ActiveRecord::StaleObjectError: Attempted to delete a stale object"というエラーが出てきました。この ActiveRecord::StaleObjectError は lock_version を使ったロック機能によるものですが、いつもは更新時に起きるのに、今回はどうもレコードの削除時に起きているようです。また、エラーを出しているのはいずれもこのロックに加えて、関連先のモデルに対して counter_cache と":dependent => :destroy"による連鎖削除を指定しているモデルのようです。 原因を調べるために、新しく以下のふたつ
会員でもないのになぜこんなことを考えているのかわからないけど、もうちょっとだけおつきあい下さい。 おなじみの日本図書館協会のホームページは、日本における図書館や図書館員の現状を忠実に体現している、非常によくできているものです。ALAやCILIP、韓国KLAや中国図書館学会と比較しても、そのでき映えは群を抜いていると言ってよいでしょう*1。 さて、この日本図書館協会のホームページは、 http://www.jla.or.jp/ http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/ のふたつのサイトに存在します。どちらのURLでも同じ内容のページが表示されます。 さらに、すでにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、この状態はかなり昔、まだ nii.ac.jp が nacsis.ac.jp だったころから続いています。 http://web.archive.org/*/www.jla.or
日本の図書館業界で、「日本図書館協会専門職員認定制度」(通称「上級司書」認定)なるものが行われようとしています。ぼくの仕事には直接関係のない制度で、正直なところ、興味も関心も持っていませんでした。しかし、きのうの日記を書いていて、この「上級司書」認定は職能団体(ここでは日本図書館協会)の運営において、意外に大きな意味のあるものにできるかもしれないと思いました。つまり、こういう妄想戦略です。ほとんどALAの個人会員制度そのままですが。 全ての個人会員は、雇用形態や勤続年数にかかわらず、同一の権限や特典を与えられる 「上級司書」認定を受けている個人会員は「正会員」になることができる 「上級司書」認定を受けていない個人会員については、"Library Support Staff Membership"相当の会費の割引を行う 非常勤や求職中の個人会員については、"Non-Salaried Memb
「アメリカではこうなのに日本では…」というありがちで安易な話、かつ日本図書館協会もAmerican Library Associationも入会していない非会員の意見で申し訳ないのですが*1、日本図書館協会で非常勤職員や求職中の司書向けの会費を設定することはできないのでしょうか。最近図書館の方と話していて、「活動に興味はあるけど、いかんせん会費が高すぎる」という話を何度か聞いたことがありますので、もし上手に宣伝すれば、非常勤であることが多い若手の図書館員に対する需要を掘り起こすことができ、活動の活性化につながるのではないかと思います。ALAには年収25000ドル以下の人のために"Non-Salaried Membership"という会員区分があって、会費は正会員の会費*2から3割〜6割引、権限は正会員と同等とのことです。 ところでこの円高のご時世、日図協の個人会員の会費(9000円)とAL
きのうはNDLの公開講演会「目録の現在とこれから」に行ってきましたが、結論から言って、久しぶりに大はずれの講演会でした。「これから目録はこうなる、だから俺たちはこうすべきだ」という話を期待していたのですが、「展望」と銘打っているにもかかわらず、ほとんど「これからどうしよう」という現状の話だけで終わってしまい、非常にがっかりしました。 ところで、日本図書館協会の目録・分類・件名標目の各委員会で、公開メーリングリストを作ることはできないのでしょうか*1。会場が満員になるほどの関心の高い話題なのですから、必ずや活発な意見交換がなされると思うのですが…。 *1:目録委員会の議事録によると、メーリングリスト自体は存在するようです
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