理想主義の「輝き」 - 雪斎の随想録

■ バラク・Ｈ・オバマがノーベル平和賞に選ばれた。 広島・長崎両市が２０２０年夏季五輪を招致すべく、検討に入ったそうである。 今、世界に到来しつつあるのは、「理想主義」の時節であろう。 こうした理想は、他の人々に対する「偏狭」とか「排除」の色合いを持たない限りは、そして「独善」の傾きから免れている限りは、それ自体としては歓迎すべきものであろう。 だから、オバマの「核兵器のない世界」構想を前にして、「そんなことができるのか…」と反応するくらい、無粋なことはない。それは、マーチン・ルーサー・キングの「私には夢がある」演説を前にして、「そんなことが実現するのか…」と冷笑するのが、愚昧であったというのと同じ趣旨である。 ただし、理想主義が「輝き」を保っている時節は、実は短い。 １９２０年代、アリスティード・ブリアンやグスタフ・シュトレーゼマンによって、「国際協調」を旨とした外交が展開された。ロカル

[dimitrygorodok]

ハッキリした物言いは（立場は別にしても）どうしても反感を買い易い/だからそれに耐えられる中身が必要なんだろうね

[y-yoshihide]

人類の歴史に刻まれた多くの悲劇は理想から生まれたものであることを忘れてはいけないと思う。

[k-takahashi]

『現実主義を標榜する人々の主な役割は、そうした「落胆と失望の歳月」に、情勢を悪化させずに踏みとどまるか』　『保守主義者や現実主義者が嫌うのは、進歩主義や理想主義に傾く人々の持つ「偏狭」や「独善」』

[tei_wa1421]

「偏屈」や「独善」がなくば理想を掲げることも無理だろうに

[dice_que]

"現実主義者は「理想」の意義を否定しない。保守主義者や現実主義者が嫌うのは、進歩主義や理想主義に傾く人々の持つ「偏狭」や「独善」の色合いである"

[kadotanimitsuru]

奴隷解放という「理想」を旗印に南部の独立を踏み躙ったリンカーンとか。オバマもアフガンで同じことしてるし。あの手の「理想」には嫌なイメージしかない。

[antinomy]

現実主義と理想主義・独善

[kokogiko]

『保守主義者や現実主義者が嫌うのは、進歩主義や理想主義に傾く人々の持つ「偏狭」や「独善」の色合いである』大事なのは「現実」と「理想」を止揚させることで、それがない限りは同じ穴の狢なんだけどな。

[kodaif]

"現実主義を標榜する人々の主な役割は、そうした「落胆と失望の歳月」に、どのように情勢を悪化させずに踏みとどまるかということでしかない。"

[FTTH]

「自称保守/現実主義者」は、先に「理想」を提示してから「でも俺は『現実』を選ぶ」という手続きで初めて成立する。目指すべき「理想」を提示しない「自称保守/現実主義者」は、そもそも「偏狭」で「独善」である。

[betelgeuse]

恋愛論と結婚論のような何か

[trinh]

逆もまた然りの典型でしょう。＞「保守主義者や現実主義者が嫌うのは、進歩主義や理想主義に傾く人々の持つ「偏狭」や「独善」の色合いである。」

[kurokuragawa]

「現実主義者は「理想」の意義を否定しない。保守主義者や現実主義者が嫌うのは、進歩主義や理想主義に傾く人々の持つ「偏狭」や「独善」の色合いである。」まったくもって

[tmsbb]

「保守主義者や現実主義者が嫌うのは、進歩主義や理想主義に傾く人々の持つ「偏狭」や「独善」の色合いである。」