2009年10月12日のブックマーク (42件)

  • いつか、もいちど | その後の、どんなジレンマ

    あずき色の装丁だったと記憶している。両親が買ってくれた気もするし、いとこのお下がりだったかもしれない。図書館で借りたのではない。イラストの鉛筆やアクリル絵の具などを使った「はっきりした線」のものではなく、たぶん水彩で描かれていたと思う。和風なテイストだった。 この絵が好きで、繰り返し読んだ。幼い子にとって絵はそんなものなのかもしれないけれど、内容は記憶しているのだけど、タイトル・書名・著者名・出版社名・刊行年などが分からない。だから、探したくても探すのが難しい。内容は、きつねとたぬきの里が出てくるお話で、吊り橋を挟んで童謡みたいなやりとりをしつつ、反目していた里同士が理解し合うものだった気がする。 あの絵がまだ現役で子どもたちに読まれていて、大きな書店の絵棚や図書館の棚に今も並んでおり、いつか偶然再会できたらうれしい。

    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "あの絵本がまだ現役で子どもたちに読まれていて、大きな書店の絵本棚や図書館の棚に今も並んでおり、いつか偶然再会できたらうれしい。"
  • 予算査定のネット公開は日本版Open Governmentへの決定打となるか - 雑種路線でいこう

    2010年度は試験的に内閣府の100億円、2011年度から全面的に予算査定のネット公開を予定しているらしい。予算要求の段階で公開されるとなれば、各省からの要求も国民への説明を考えた内容になり、それぞれの予算要求について内容がどこまで詰まっているか、これまで以上に情報が開示されるのではないか。在野の専門家を幅広く動員することで予算の無駄を排し、効果的な事業の提案を促す効果も期待できる。 菅直人副総理・国家戦略担当相は11日、財務省主計局による政府予算の査定過程をインターネット上で随時公開する方針を固めた。具体的には主査、主計官、主計局次長、主計局長といった各省との折衝の節目ごとに事業内容、金額や変更理由の公表を想定している。 正直なところ「大学の相談体制の充実など就職支援の強化」13億円とだけ公表されても、市井のブロガーとして執行の是非について論じ難い。補正の検討日程やら、細かいところが決ま

    予算査定のネット公開は日本版Open Governmentへの決定打となるか - 雑種路線でいこう
    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "ネットでの専門的な論争を受けて予算の見直しや組み換えが行われることがあれば、その社会的影響力は大きく高まるのではないか" "政策に対する反社会的勢力や利害関係者からの不当な干渉を許す危険性も考えられる。"
  • ハーバード大学医学部留学・独立日記 第二部 三重大学医学部編 ... 研究者が最も恐れることとは

    ボストンで13年働いた研究者が、アカデミック・キャリアパスで切磋琢磨する方法を発信することをめざします。 2024/02 « 12345678910111213141516171819202122232425262728293031» 2024/04 研究者が自分の研究成果を世に問うときに最も恐れるものとはなんでしょうか。まず最初に思いつくのがレジェクションでしょう。自分の仕事のクオリティーや、時にはその存在価値に対する辛辣なネガティブコメントほどショックものはないでしょう。投稿した論文が大きなネガティブコメントなく、無事アクセプトされた時にはほっとするものです。確かに短期的には世間やコミュニティーのネガティブな反応が最も恐れることで、大過なくやり過ごすことで良しとすることもあるでしょう。 しかし、長期的に見て最も恐れるべきことは”全く反応がないこと”なのです。ネガティブなコメントをくれた

    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "これとは対照的に、無反応というのは短期的には大きな痛みを伴いませんが、長期的には”ゆでカエル”のように緩慢な死を意味することさえある病理であり"
  • ウェブリブログ:サービスは終了しました。

    「ウェブリブログ」は 2023年1月31日 をもちましてサービス提供を終了いたしました。 2004年3月のサービス開始より19年近くもの間、沢山の皆さまにご愛用いただきましたことを心よりお礼申し上げます。今後とも、BIGLOBEをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ※引っ越し先ブログへのリダイレクトサービスは2024年1月31日で終了いたしました。 BIGLOBEのサービス一覧

    ウェブリブログ:サービスは終了しました。
    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "北大大賛成、別に東大と比較して引け目を感じる必要はない。 オリンピックにこだわるようだが、「東京だ」「東京だ」と言っていないで、札幌でも福岡でも広島でも、どんどん東京を追い抜くべきなのだ。"
  • IBM Developer

    IBM Developer is your one-stop location for getting hands-on training and learning in-demand skills on relevant technologies such as generative AI, data science, AI, and open source.

    IBM Developer
    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "理論的には、無限数のハードウェアを並列部分の実行に適用すればゼロ時間で済みますが、逐次部分に改善は見られません。結果として、せいぜい、元の時間の1/Nでプログラムを実行できるだけであり"
  • 日本語と英語の会話のリズム

    なんか英語の話ばっかりですね。簡単に書けるからなぁ・・・。もうちょっとおつきあいあれ。 で、今日は「相づちを入れるタイミングの違い」。以下「ビジネス会話」についてです。友達と雑談、というのはちょっとペースが異なるので、あくまで「ビジネス」と思って読んでください。 結論から言うと、英語(のビジネス会話)では「相づち」は殆ど必要ない。 もちろん、英語でも相づちはありますよ。たとえば sure right exactly of course really? などなど。 しかし、日語だと、3秒〜5秒に一回 「ええ」 と相づちを入れると思うのだが、英語の場合、そうすると非常に違和感がある。30秒だろうが1分だろうが、相手が滔々と話すのを聞いて、相手が一息ついたところで、今度は自分が滔々と話す、というのが英語のリズム感。なんで、相づち入れるのに最適な瞬間があまりないのです。 特に電話の場合は、気をつ

    日本語と英語の会話のリズム
    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "アメリカのビジネスミーティングに沈黙がない裏側には、「相手が話している時、次に自分が何を言うかしか考えていない」という人が多いという大いなる問題が潜んでたりするのですが。"
  • Ruby on Railsの「えせMVC」の弊害

    先日のエントリーでも少し触れたが、Ruby on Railsの最大の問題点は、それが持つ「一見そのフレームワークがMVCの形をとりながら、MVCの最も大切なところを外している『えせMVC』である」点にある。MVC(Model View Controller)がなぜ必要かを根底の部分でちゃんとと意識せずにRailsアプリケーションを作ると、後々ひどい目に会うので注意が必要である。 その意味では「RailsでMVCを学ぶ」などもっての他だし、「JavaにもRailsと同じようなフレームワークを作って業務用アプリの開発を効率化しよう」などという発想もとても危険である。 ということで、今日はまずはMVCの解説から。 MVCの発想の根底には、「モジュール化と情報の隠蔽により、プログラムがスパゲッティ化するの(コード間の相互依存関係が複雑に入り込んでしまってにっちもさっちも行かない状態になること)を避

    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "Modelの外部インターフェイスの設計においてもっとも大切なことは、この「データの整合性」の責任を100%Model側で引き受け、「Controllerが何をしてもデータの整合性だけは絶対に壊れない」ように作っておくこと"
  • 「Web上の文章は官僚の作文に近い」 by 養老孟司 : ロケスタ社長日記

    Webコミュニティとかを作っているロケットスタートという会社の代表取締役をやっています。いつもがんばっています。 活字からウェブへの...... 「考える人」という雑誌が、「活字からウェブへの......」という特集をやっていて、おもしろかったので買ってみました。 中に養老孟司さんという人へのインタビューが載ってておもしろかったので一部紹介です。(太字は筆者) 紙に印刷されて発表される文章と、ネットにのる文章は、どうしたって違ってくるはずなんです。ネットの場合は明らかに、反論を予測しながら書くことになりますから。読む人間がどう反応するかを極端なケースまで予想して書く。ウェブは書いたことにかなり悪口を言われますからね。しかも、新聞や雑誌を違って反応がダイレクトだから、書いたほうもついつい悪口を読まざるを得なくなる。そうすると、あれこれのケースを考えながら書くようになって、すっきりした文

    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "逆に言うと、自分の意見を書いて、それを大多数に伝えて、反論がダイレクトではないというのは書籍くらいなんですよね。例外はあるものの、他のものはだいたいにおいて反応がダイレクトになっています。"
  • 編集長コラム

    9月は自民党総裁選にメディアが乗っ取られる。もちろん誌には「自民党劇場」を実況中継する使命もないし、そのつもりもない。そもそも、ドロドロの派閥抗争や騙しと裏切りの末のどんでん返しに深い意味があるのだろうか。 野党が求める臨時国会の開催のほうが私たちの生活にとっては重要だろう。やりたいところはドーゾ。しかし、とはいっても、総裁選の行方が世の中を左右することは間違いない。だから違う視点で取りあげようと試みる。そうすると悩むのが表紙選定だ。 他のメディアに高頻度で露出するのは、派閥首領と候補者の顔顔顔。人の顔はアイキャッチだから……。かりに誌に候補者の顔をでかでかと載せようものなら、クレームが殺到するだろう。「見たくないものを見せられて苦痛」「恥ずかしくて外で誌を開けない」「趣味が悪い」等々。 悩みに悩んで、今号の表紙は同性婚訴訟の記事から取った。レインボーカラーのマスクをした方々が自民党

    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "「国をよくしたい」という思いが基盤にあったはずだ。つまり、政治家の「善意」は必ずしも市民・国民にとってプラスにはならないのである。"
  • @nifty:為末大オフィシャルサイト「侍ハードラー」:5%理論

    ◆iモード メニューリスト>スポーツ>各種スポーツ>トップアスリートモバイル>為末大モバイル ◆Yahoo!ケータイ メニューリスト>スポーツ>サッカー>トップアスリートモバイル>為末大モバイル ◆EZweb EZトップメニュー>カテゴリで探す>スポーツ>サッカー>トップアスリートモバイル>為末大モバイル 私たちの世界に、5%理論なるものがあります。正式には5%だったかどうかは忘れましたが、私がわかりやすく5%と名付けましたのでこれで押し通します。はて、5%理論とはなにか。 これはつまり普段のトレーニングの半分程度の強度で、95%の効果は得られているというもので、残りの5%、これを後の半分で追いかけているというものです。日はオーバートレーニング気味と言われていますから、3分の1程度で95%に到達していると思われます。 では残りの5%をどう考えるか。これは二つに分かれます。 ほ

    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "どうもその購買層が決めている上限の価格が、経済合理性をついているような気がします。つまりわかる人にしかわからない差がある、価格が跳ね上がるラインを見極めようとしているように思えるのです。"
  • 職業訓練なんて誰も求めちゃいない - Joe's Labo

    補正予算で6000億以上拡充された「緊急人材育成・就職支援事業」だが、 民主党が来年度以降の分について見直しをかけるようだ。 以前も述べたとおり、この予算は前政権が「とりあえず、何かやらなきゃ」 というだけの理由から積み上げただけのハリボテだ。 実際の政策効果も、惨憺たるものである。 この事業は、雇用保険を受給できない失業者に対し、 職業訓練期間中の生活費を月10万~12万円支給するもの。 7月中旬にスタートし、3年間で30万人の支給を見込む。 しかし、8月末現在で受給が決まったのは約980人。 このペースだと3年間の受給者数は3万人程度にとどまる。 同協会幹部も「30万人はとてつもない数字」と目標の達成が 困難なことを認めている。 週刊文春9.17号は、余った予算が国債で運用されている実態を報じている。 (まあ寝かしておくのはもったいないという理屈はわかるが) 同誌では、不人気の理由とし

    職業訓練なんて誰も求めちゃいない - Joe's Labo
    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "最大の問題は、こんなザル政策でも文句の一つも 出ないほどに、そもそも職業訓練のニーズが日本社会に 少ないという現実だ。" "現役正社員との 自由競争状態において、はじめて一定の効果を持つ。"
  • 桃栗三年、滝クリ七年 - Joe's Labo

    普段見てないので知らなかったが、滝川クリステルがニュースJAPANを降板していた。 経費削減のための一種のリストラだろう。 他局でもちらほらと、タレント事務所やフリーの人間が切られ始めている。 彼ら外部の人間(以下、フリー)はこういうときにリストラされるために ニーズがある。外部の制作会社を間に挟むのも同じで、要するに全部の仕事を 自社内だけで固めてしまうと、賃金の下方硬直性が強いために、いざという時の コスト調整が出来ないためだ。 もっとも、不況で高給取りがリストラされるなんて、プロの世界なら当たり前の話。 ここで問題なのは、フリーと局側の人間に何の競争原理も働いていないということだ。 仮に、社員全員が自由に年俸交渉可能な契約だったとすると、売上減を受けての コスト削減プロセスは以下のようになるはずだ。 売上が減りました、コストカットが必要です ↓ でもニュースJAPANは看板ですし滝ク

    桃栗三年、滝クリ七年 - Joe's Labo
    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "商品である番組の質は二の次であり、社内の無駄も温存されるから、 生産性は上がらない。 「とりあえず目先のコストは下げたけど、その先のV字回復プランなんてありません」 的なオチになりかねない。"
  • はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました - はてなの告知

    はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28

    はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました - はてなの告知
    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "スケール感が全然違う。10年先の市街計画の、それを規定する国家戦略をどうするかとかいうレベルの話であって、今晩のおかずを買いにいけないじゃない!というレベルの話をしているのではない。"
  • 「当直医学」を作ってほしい - レジデント初期研修用資料

    できれば雑誌の連載とか、なにか公的な文章として残る形で。 「総説」は役に立たない 患者さんはみんな違うから、医療という分野においては、 議論の土台になる「一般」というものが、定義できない。 病気についてはだから、「一般的にこうだと私は思う」という書きかたが難しくて、 どうしても、誰かの論文を引っ張って、「○○らはこう述べている」という書きかたしかできない。 どれだけたくさんの「○○ら」を引用したところで、その文章を書いた作者自身が、患者さんと当たって どういう治療を選択するのか、あるいはある病気に対して、「一般的には」どうやって対処するのが 一番無難なのか、読者として、一番知りたいことは、あんまり書かれない。 「エビデンス」なんかよりも、「言質」がほしいな、といつも思う。 論文どおりのやりかたを行うためには、その患者さんが、議論の余地なくその病気を発症している 必要があって、そういう人たち

    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "問題の解きかたが、どれだけ詳細に、「エビデンス」を積んで示されたところで、責任の引き受け手がいないのなら、問題はやっぱり解決しないのに。"
  • 『かたちだけの愛』 - 平野啓一郎 公式ブログ

    暑いですね。 先日は、『ドーン』のサイン会でたくさんの方にお目にかかれてうれしかったです。 その時に、意外に多くの方から、「ブログを楽しみにしています」と言われて、ああ、このブログは読まれているのかと妙に実感しました。で、「もっと頻繁に更新します」などと言ってはみたものの、一週間経って、ようやく着手したという有様です。人はなかなか変われないものです。 『ドーン』も刊行されて、今度は何にそんなにフーフー言っているのかというと、7月22日から読売新聞の夕刊で開始された連載小説『かたちだけの愛』の執筆です。 以前にこのブログで、小説の舞台の候補を募集したのですが、それがこの作品です。冒頭は南青山四丁目での出来事なのですが、これからの展開で、教えていただいた場所も何ヶ所か出てきます。 どこでしょう(笑)? すでに取材も済ませてあります。 かなり今更感のある写真ですが(↓)、実はこの連載、例の日

    『かたちだけの愛』 - 平野啓一郎 公式ブログ
    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "ああ、このブログは読まれているのかと妙に実感しました。で、「もっと頻繁に更新します」などと言ってはみたものの、一週間経って、ようやく着手したという有様です。人はなかなか変われないものです。"
  • シルバーウィークって、前から言ってましたっけ? - 平野啓一郎 公式ブログ

    皆さん、エンジョイされてますか? 職業柄、自分にはあんまり関係ないと思っていたのですが、関係大アリで、普段は月の後半に適当に散らばっている連載の〆切が全部前倒しになって先週に殺到して、けっこう大変でした。 おかげで新聞連載の原稿が進まなかったので、この数日、集中してやってます。 民主党の政策の中でも、高速道路の無料化はあまり支持されていませんけど、結局あれも、ヨーロッパでの例に倣った発想で、国家戦略室もイギリスの内閣を模したものですし、そういう意味では、日は未だに「普請中」なのかなと、改めて感じました。 1,000円でさえこれだけ渋滞しているんだから、無料になったらエラいことだと言われますが、料金所のブースが取り払われて、あそこでの減速と一旦停止がなくなれば、渋滞緩和にちょっと効果がある気はしますけどね。 そういえば、グーグルが「インスタント出版機」向けに200万冊分の著作権切れののデ

    シルバーウィークって、前から言ってましたっけ? - 平野啓一郎 公式ブログ
    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "よく紙だと線が引けるとか、端を折れるとかいいますけど、そういう紙の本ならではの利点を、全部電子端末に盛り込めば、考えが変わる人は多いんじゃないでしょうか。"
  • tsurumi's text: 電通の広告戦略を分析する

    「買うことだ。どんなものでも」――アイゼンハワー元米大統領(1950年代後半の大恐慌以来の不況時に、景気回復のため国民は何をするべきか、と聞かれて) 60年代に電通PRセンター社長が著書で公にした、以下の「わが社の戦略十訓」(註1)が我々を戦慄させるのは、まるでアイゼンハワーの景気対策のように、それが今も変わらずこの社会に生きているからだ。 ただし念のために言うと、これはひとつの企業やPRの世界だけが使っている戦略ではない。売るという行為があれば、どこにでも潜んでいる手口なのだ。 1.もっと使用させろ 2.捨てさせ忘れさせろ 3.むだ使いさせろ 4.季節を忘れさせろ(註2) 5.贈り物をさせろ(註3) 6.コンビナートで使わせろ 7.キッカケを投じろ 8.流行遅れにさせろ 9.気安く買わせろ 10.混乱をつくりだせ これらの元になったとされる、アメリカの社会学者V・パッカードがまとめた「浪

    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "では、これらの戦略によってムダになっているものは何か? もちろん資源もエネルギーもムダになっているが、一番取り返しがつかないのは、これら全てに費やされている「我々の労働」なんじゃないか。"
  • 就活って何だ - Joe's Labo

    JR東日から電通まで、大手15社の人事部長たちのインタビューが脈絡なく続く。 最後のあとがき的部分以外は、ほぼ全編そんな調子で、各社の比較も分析もまったく 入っていない。一見すると、すごく“不親切”な作りである。 が、これが結果的に、非常に中身を濃くしている。 人事部長たちは各社ではなく各人として、それぞれの就職活動へのスタンスを語る。 一次面接から最終面接までの流れや、評価ポイントなどはもちろん、就職とは なんであるかという根源的なテーマに触れる人もいる。 当初は会社のパンフレット並みにチープな内容を危惧していたが、その点は杞憂 だった。これは恐らく、著者がある程度の分量のインタビューをした上で 会社を背負った部分をカットし、その他の点はできるだけ生のまま残したのだろう。 結果、生の就職活動観だけがうまい具合に残されている。 ふと、想田和弘監督のドキュメンタリーを見ているような気分にな

    就活って何だ - Joe's Labo
    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "採用活動というのは、とてもアナログな世界で、面接担当者の職人的な感性に依存 している。僕の知る限り、厳格な基準を作って、各担当者で共有しているような会社は ない。"
  • モノクロ珈琲 : ヌカヨロコビ

    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "そしてこの「理解を深める」というのは、私的なものなのだ。対外的にはしばしばそれは意味がない。死ぬのはいつも他人ばかりで、分かるのは常に自分の頭だ。 "
  • HTML5時代の「運営しやすいアーキテクチャ」の話

    増井君と二人でPhotoShareというサービスを立ち上げてもう15ヶ月になるが、いろいろと学んだことがある。その中でもつくづく思うのは、サービスを作り上げる段階よりも、運営のことを考えた設計が大切なこと。つまり、メンテナンスしやすい、テストしやすい、多少のミスをしても大丈夫、こまめなアップデートがしやすい、作業分担がしやすい、などなどである。 そんななかで強く感じるのは、「AJAXを見た目や使いやすさの面だけに利用するだけでなく、『運営しやすいサービス』を作るのに利用できないか」ということである。 私のイメージするアーキテクチャを図にするとこんな感じになる。 まず一番の特徴は、テンプレート等を利用したHTMLのダイナミックな生成をすべてやめて、データ(JSONもしくはXML)だけをダイナミックに生成するようにし、HTMLはスタティック・ファイルをサーバー側に置いておく(上の図で、CSS,

    HTML5時代の「運営しやすいアーキテクチャ」の話
    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "JavaScriptでJSONなりXMLを引っ張って来て表示する設計にしておけば、さすがにそこの仕様定義をおろそかにはできない。すごく人間的な話だが、こんなつまらないことが「運営しやすいサービス作り」には大切だと思う。"
  • ドル急落で勢い増すオバマ批判  JBpress(日本ビジネスプレス)

    2009年10月09日(金) [ Financial Times ] ドル急落で勢い増すオバマ批判  [Financial Times] 米ドルの急落がオバマ政権の批判派に新たな攻撃材料を与え、準備通貨としてのドルの地位に関する懸念に拍車をかけている …続きを読む

    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "今の議論の大部分は、ドルが安くなるたびに繰り返される伝統的な政治的反応だ。しかし、今回は米国の債権国から警告が相次いでおり、こうした債権国の多くは、米国での大規模な投資を狙って"
  • ドル安基調「3つの性格付け」 G7による容認路線撤回の「臨界点」 | JBpress (ジェイビープレス)

    6日の理事会でオーストラリア準備銀行(RBA)が決定した0.25%利上げを、市場が「世界的な利上げ局面到来の前触れ」と受け止めるようなことはなかった。今回の動きは、国内需要がそもそも強い上に、クレジットバブル崩壊の傷も相対的に浅く、資源国としての強みもしばしば発揮することのできるオーストラリアという国が、グローバルな危機に直面してダウンサイドリスク警戒で大幅に行った利下げの段階的解除を模索し始めたものであり、それをそのまま一般化することはできない。したがって、米国やユーロ圏、日など、G7メンバーに関する利上げ観測が強まるようなことは、一切起きていない。 オーストラリアの利上げ転換はむしろ、構造不況の震源地である「米国の弱さ」を浮び上がらせる効果を有した。豪9月の雇用統計が予想比上振れたことが追加的な材料になり、外為市場では豪ドル高が対米ドルで急進行。米ドルは対円や対ユーロなど、その他多く

    ドル安基調「3つの性格付け」 G7による容認路線撤回の「臨界点」 | JBpress (ジェイビープレス)
    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "要するに、米国の超低金利政策に原因があるドル安局面だ、というG7の共通認識をもとに、当面は静観するしかない、ということである。 では、もはや静観できなくなる「臨界点」は、どこにあるのだろうか。"
  • リバタリアンの希望と勇気 - 書評 - 希望を捨てる勇気 : 404 Blog Not Found

    2009年10月10日15:00 カテゴリ書評/画評/品評Value 2.0 リバタリアンの希望と勇気 - 書評 - 希望を捨てる勇気 著者より献御礼。 希望を捨てる勇気 池田信夫 書は、リバタリアンというものを理解する上で、日語で書かれた最も(優|易)しい一冊なのではあるまいか。 書を読めば、よくわかる。 なぜリバタリアンは正しいかが。 そしてなぜリバタリアンは不人気なのかが。 書「希望を捨てる勇気」は、リバタリアンとしてネットで最有力の論客である著者が、池田信夫 blogにおけるこれまでの論考をまとめたもの。 目次 - 「」の検索と購入より はじめに 第1章 格差の正体 1 何が格差を生み出したのか 2 新しい身分社会 3 事後の正義 コラム 情報の非対称性 第2章 ノンワーキング・リッチ 1 社内失業する中高年 2 働きアリの末路 コラム 補完性 第3章 終身雇用の神話

    リバタリアンの希望と勇気 - 書評 - 希望を捨てる勇気 : 404 Blog Not Found
    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "沈みつつある船から人を救うのに必要なのは救命艇であって、三等船室にいる客を一等船室に移すことではない" "必要なのはもっとたくさんの小さな船であって、大船の中で誰がどの部屋を取るべきかで争うことではない"
  • 本当の被害者と加害者 - 書評 - 職業"振り込め"詐欺 : 404 Blog Not Found

    2009年10月10日18:30 カテゴリ書評/画評/品評Value 2.0 当の被害者と加害者 - 書評 - 職業"振り込め"詐欺 ディスカヴァーより献御礼。 職業"振り込め"詐欺 NHKスペシャル職業”詐欺”取材班 長女のケータイに架空請求電話が来たことで、未書評だったことを思い出した。 ディスカヴァー社長室blog: 友情は金で買えないのではなくて…… あなたが10億円と交換してもいいと思うのは? ●干場 少し前のNHKスペシャル、私は見逃してしまったが、いっこうに減らない「振り込め詐欺」、若者達、それも一流大学・一流企業の若者達が首謀者となっているケースが増えているという 書はこれを書籍化したものであるが、これは、ひどい。 ただし、振り込め詐欺が、ではない。 書「職業"振り込め"詐欺」は、振り込め詐欺の実体をNHKスペシャル取材班という「正義の味方」が追った番組を書籍化した

    本当の被害者と加害者 - 書評 - 職業"振り込め"詐欺 : 404 Blog Not Found
    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "しかし、問題の根はそこではない。そういう知識も注意力もなかった被害者にはそれだけの貯金があるのに、それだけの知識も注意力もある若者には、それだけの貯金がなかなか出来ないことにあるのではないか。"
  • 自分の頭で考えるのをやめてみよう : ロケスタ社長日記

    Webコミュニティとかを作っているロケットスタートという会社の代表取締役をやっています。いつもがんばっています。 優秀な20歳前後の人と話しているとよくあるのですが、自分の頭で考えるということをしすぎている気がするのです。 たぶん昔から「自分の頭で考えろ!」とか言われまくってるんだろうなあ、と。 そんなんで 「自分の頭で考える」=「いいこと」 と勘違いしていたりするのかもしれません。 頭で考えないのも大事 プログラマーの人がよく言う言葉として、車輪の再発明はするな、という言葉があります。すでに発明されたものをゼロから初めても意味ないよね、ということです。車輪を発明する手間をかけるなら、その時間をもっと新しくクリエイティブなことに使ったほうが有益なわけです。 で、優秀な人ほど自分の頭で考えようとする。とりあえず自分の頭で考えるというやり方をするのです。 自分の頭で考えなければ

    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "自分の頭で考えなければいけないことって、仕事の中ではかなり小さいと思うのです。自分の頭で考えなくてもいいところを考えてたら無駄が多いので、「あいつ使えないなあ」となるわけです。"
  • 新たな職種層、“ゴールドカラー”の登場

    「ちきりんの“社会派”で行こう!」とは? はてなダイアリーの片隅でさまざまな話題をちょっと違った視点から扱う匿名ブロガー“ちきりん”さん。政治や経済から、社会、芸能まで鋭い分析眼で読み解く“ちきりんワールド”をご堪能ください。 ※記事は、「Chikirinの日記」において、2005年9月3日に掲載されたエントリーを再構成したコラムです。 経営学者Robert Earl Kelleyの『The Gold-Collar Worker』(Addison-Wesley刊、1985年)というを読んだのはもう随分前ですが、そこに書いてあった「ゴールドカラー層が形成される」動きが最近現実になってきたようです。学者ってすごいですね。何十年も前に「世の中がこれからどうなっていくか」を学術的に推測できるのですから。 内容を簡単に説明しましょう。産業革命以降の、第1次産業から第2次・第3次産業への移行期にブ

    新たな職種層、“ゴールドカラー”の登場
    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "その1つの特徴は「人生における移動距離が圧倒的に長いこと」とされています。" "もう1つ、その本の中で印象的だった点、それは「こういった社会層は発現から3代で定着する」ということでした。"
  • 急激に退行する世界にて - hiroyukikojima’s blog

    このエントリーは、最初のバージョンでは、いくつかのブログで指摘されたように(例えば、http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20081227)、装飾が強く効き過ぎてしまい、とりわけ経済学に精通している人には書き手の意図が反転して伝わってしまうようなので、アップ時より若干加筆しました。(2008.12.31.) ここ3ヶ月の世界の激変には目を見張るものがある。あらゆる景気指標が、劇的に悪化し、派遣切り・期間労働者切り・正社員切り・生産の長期休止・・・。どうして、こんな急激な変化が可能なのだろうか。実家が自営業の学生やレストランの店主に改めて聞くと、6月頃から変調が見られたそうだ。大学教員という職業のせいで気づくのが遅かったのかもしれない。だが、これほどのピッチになったのは、リーマン破綻後であることは確かだろう。 ぼくが、経済学を勉強し始めたのは、80年代の

    急激に退行する世界にて - hiroyukikojima’s blog
    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "見誤ってはいけないのは、企業の経営者が、意図的に「失業を脅しとして使っている」わけではない、ということだ。マクロの構造が、全体の仕組みとして、そういう風に機能してしまっている、ということなのだ。"
  • 数学への恋心 - hiroyukikojima’s blog

    今週末に、数学者の黒川信重先生と二度目の対談をする。 一度目は、数学のフィロソフィー - hiroyukikojimaの日記で書いた通り、雑誌『現代思想』での数論の特集号でだった。今回は、雑誌ではなく、書籍を作ろうという企画である。リーマン予想誕生150周年を記念したの予定なのであるが、黒川先生は、リーマン予想解決の直前になるだろう、と驚くべきことを言っている。まあ、黒川先生も加藤和也先生も、かなりおちゃめな人なので、発言についてはジョーク部分をだいぶ割り引いて受けとらなくてはならないだろう。 黒川先生が、リーマン予想解決の鍵になるであろう、といっている「1元体(F1)上の数学」というのが、今回の対談の話題の中心となると思うので、ほんのちびっとだけは話について行きたい、という思いから、その要となる「スキーム理論」の入り口のところを勉強してみた。スキームというのは、「代数幾何学」という分

    数学への恋心 - hiroyukikojima’s blog
    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "数学書の忌々しさは、「それがいったい何なのかわからないままに進んでいく」というところにある。だいぶ先に行くと、目的が見えてくるのだが、大抵それまでにへこたれてしまう。"
  • やっぱり高校生への講義は楽しいの巻 - hiroyukikojima’s blog

    今日は、茨城県の高校生向けの公開講座をしてきた。興奮さめやらぬうちに感想をば。 茨城県の開催する「午後のMathematics Cafe」という企画で、県全体の数学に関心のある高校生を対象にした啓蒙的なレクチャーだ。100人もの高校生が聴きに集まってくれた。 今日のぼくのレクチャーは、「ガロア理論超入門」と「リーマン予想の近未来」をテーマに予定していた。ちょうど、昨日、黒川信重先生と対談して、F1上の数学(絶対数学)とそれを用いたリーマン予想攻略プログラムのお話を聴いたので、それをそのまま現役高校生にフィードバックしたいと目論んでいた。でも、時間がなかった。ガロア理論の話で、ほぼ3時間を使い果たしてしまって、ちょびっとだけしかリーマン予想には触れられなかった。とはいっても、「この予想は、解決に近づいてるはず。それを解くのは、今攻略中の数学者かもしれないし、そうではなく、ここにいる君たちかも

    やっぱり高校生への講義は楽しいの巻 - hiroyukikojima’s blog
    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "すでにステイタスがあり、だからこそこれからの成長には限界のある「大人」と、すべて不確定の未来の中で、不安定な現在を生きる高校生とは存在のありかたがあまりに違う。"
  • 数学者が数学を「語る」ことの良さ - hiroyukikojima’s blog

    数学者・黒川信重さんと、ぼくとの共著、『リーマン予想は解決するのか?』青土社、がそろそろ書店に並び始めてる頃だと思う。これは、フェルマー予想が解決し、ポアンカレ予想が解決してしまった今、最も解決が待望され、しかも、解決にかなり肉薄している予想だ。この予想について、「そもそもリーマン予想とは何か」、「どんな意義を持っているのか」、「攻略のための最強兵器、F1スキームとは何か」、「今、何合目まで来ているのか」、を縦横無尽に解説した、ものすごくホットななのである。 リーマン予想は解決するのか? ―絶対数学の戦略― 作者: 黒川信重,小島寛之出版社/メーカー: 青土社発売日: 2009/06/01メディア: 単行購入: 31人 クリック: 614回この商品を含むブログ (26件) を見るこのの特徴は、数学書としては異色の形式をしている、ということだ。最初の章に、黒川さんとぼくとの対談が二

    数学者が数学を「語る」ことの良さ - hiroyukikojima’s blog
    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "わからなくとも、その棋士の情念のありかたはわかる。その棋士が、羽生や郷田の将棋をどのように感じ、どのように尊敬し、どのように愛しているかがわかる。それがわかるだけでぼくは、将棋が好きでいられる。"
  • 経済の動向を「内部から」観測するということ - hiroyukikojima’s blog

    リーマンショック以来の経済危機を、固唾を呑んで見守って来て、今、思うところがある。それは、経済の動向を「内部から」観測することと、「外部から」解釈する、言葉を変えるなら、「後付けする」ことの違いである。 例えば、シラーの『根拠なき熱狂』には、「株価の暴落がさしたる特別のニュースのない日に起きている」と書いてあった記憶があるが、昨年から今年にかけての株の動きを見ていると、そういう風には思えない。もちろん、今から数年経ったあと、誰か分析家が、この現在の新聞や雑誌やネットの日記を集めて解析した場合、シラーと同じ結論に陥るかもしれない。でも、それは、現在の我々と直面する情報が同じではないからであろう。我々は、十数年あとの分析家には決してわからない「何か」に対峙している・・・ような気がする。それは、今ふうに、「空気をよめ」の「空気」と言えばわかりやすいかもしれないが、これだと同語反復になりそうなの

    経済の動向を「内部から」観測するということ - hiroyukikojima’s blog
    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "文献だけから分析したとしたら、「ある日、前触れも根拠もなく、株が暴落した」と結論するだろう。なぜなら、取引者の中にある「情報構造の変化」は、多くの場合、文献や痕跡に残るものではないからである。"
  • 楽しい問題集 - hiroyukikojima’s blog

    いやあ、めちゃめちゃ忙しくて、ずっとブログを更新できなかった。 やはり、4ヶ月で4冊のを刊行する、という計画が無茶だった。ゲラがとっかえひっかえやってくる。ターミネーターみたいに、やっつけてもやっつけてもまだまだやってくる。各ゲラを2、3回ずつ回すので、合計するとすごい回数になる。合間をぬってブログを書けないわけではないのだが、このブログは担当の編集者も読んでいるので、「そんな暇があったら、ゲラを早くやれ」とか「原稿書け」とか「電話に出ろ」とか言われてしまいそうで気兼ねしてしまう。実名で、仕事でないブログを書くディメリットを実感した次第。 そんなわけでこれからしばらくは、販促をかねて、ブログを書くことにしよう。それならいいよね、編集諸氏。 まず、8月10日頃に、ちくまプリマー新書から『キュートな数学名作問題集』というのが刊行になる。次に、8月25日頃に角川ソフィア文庫から、『無限を読みと

    楽しい問題集 - hiroyukikojima’s blog
    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "また、神戸震災のときは、神戸に住む男子から、「今もご遺体を運ぶヘリコプターの音が聞こえてきます」という暗い手紙が来て、心配になったぼくは、一生懸命に励ましの手紙を書いたものだった。"
  • 問題解きの効能のあれやこれや - hiroyukikojima’s blog

    前回の日記、『キュートな数学名作問題集』出ました! - hiroyukikojimaの日記、では、新著の内容の紹介を書いたので、今日はちょっとちがった観点から、このでのぼくのテーマについて書いてみようと思う。それは、日には、「楽しい問題」「ツボをつく問題」「ぐっとくる問題」、まとめていうと「キュートな問題」みたいのをストックする風潮が足りないんじゃないかな、ということ。そういう文化というか、システムが定着すれば、もっと多くの人が学問の楽しさを知り、知的文化が醸成されるんではないかと。 たぶん、日教育界、とりわけ教員たちは、数学(にかぎらずどんな分野でも)の問題は、トレーニングにさえなれば、その内容はなんでもいいと思ってるんじゃないかな、と思う。これは昔スポーツ界に蔓延してた根性主義に似ており、さらにいうなら、栄養さえとれればどんなに不味くてもいいというスタンスだった昔の給の発想に

    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "むしろ、「その概念の本質をつかむ」とか「自分にとって不明瞭な部分のあぶりだし」とか、何より、「その概念への愛着が湧く」というような効能があることが実感された、ということだ。"
  • 数学セミナーの思い出 - hiroyukikojima’s blog

    久しぶりに『数学セミナー』に記事を書いた。今、店頭にある2009年10月号。 記事は、「遠山啓氏の思想から見えるもの」で、遠山啓氏生誕100周年の記念特集の一つである。今では、あまり知られていないかもしれないが、この雑誌の初期の責任編集は、遠山啓と矢野健太郎だったのである。いくつかの著作で書いたように、ぼくは遠山啓から大きな影響を受けているので、こういう特集に参加できるのは光栄だ。この記事では、遠山啓の数学教育の根底にあるビジョンのことを純粋数学、とりわけ無限集合論や自然数理論との関連で論じた。そして、最後は、遠山啓が晩年、学習障害児の教育に取り組んだことに触れ、ぼく自身も今、経済学者として、障害の問題を考えていることで締めくくっている。 数学セミナー 2009年 10月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 日評論社発売日: 2009/09/12メディア: 雑誌購入: 3人 クリック: 42

    数学セミナーの思い出 - hiroyukikojima’s blog
    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "それで中学の教師に質問したが、その人の実力ではわかるはずがなかった。高校の数学教師などひどいもので、この問題を質問してからぼくを避けるようになった。まったくもって、孤独だった。"
  • dfltweb1.onamae.com – このドメインはお名前.comで取得されています。

    このドメインは、お名前.comで取得されています。 お名前.comのトップページへ Copyright © 2020 GMO Internet, Inc. All Rights Reserved.

    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "起きてしまうのが勝手脳内補完。そんな仕様のままで奇跡的にレビューがOKで作ったとしても、開発段階でプログラマに「なに、この機能?意味なくね?」と言われ、使い始めればユーザーにも「使えない」と言われる"
  • dfltweb1.onamae.com – このドメインはお名前.comで取得されています。

    このドメインは、お名前.comで取得されています。 お名前.comのトップページへ Copyright © 2020 GMO Internet, Inc. All Rights Reserved.

    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "でも、実体としては後から後から要件が生まれてくる。もちろんスコープを決めることは重要ですが、ある程度の変化は許容できなければユーザーに価値を提供できません。"
  • dfltweb1.onamae.com – このドメインはお名前.comで取得されています。

    このドメインは、お名前.comで取得されています。 お名前.comのトップページへ Copyright © 2020 GMO Internet, Inc. All Rights Reserved.

    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "なるほど、では、このチームを最適化する手法は本当にソフトウエア開発でも有効なのでしょうか。ちなみに少なくとも僕には工場の現場が活き活きしているは思えなかったです。"
  • 「おサイフケータイ」が世界に広がらなかった理由 - michikaifu’s diary

    こんな記事を読んだり、日から来た友人たちと議論した中で感じたこと。 日で電子マネーの普及が進んだ理由 - Innovation Design 同じインドで生まれたのに、ヒンズー教はインドの外には広がらなかったのに対し、仏教は世界三大宗教のひとつとなったのはなぜか。ユダヤ教とキリスト教の違い、といってもよい。それは、ヒンズー教やユダヤ教が、当該民族の特性や置かれた環境に深く依存していたのに対し、仏教やキリスト教は、そうした「コンテクスト」から離れた、より広い人類全体に適用できる、普遍的要素が大きかったからだと思う。 同じように、iPhone教(もしくはアップル教)なら世界に広がるのに、おサイフケータイ教が広がらないのは、日市場という「コンテクスト」に依存する部分が大きすぎるからだと思うのだ。 「電子マネー」およびその前触れである「非接触型カード」の「コンテクスト」については、上のエント

    「おサイフケータイ」が世界に広がらなかった理由 - michikaifu’s diary
    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "コンテクストに深く依存した部分が、この非常に高度に発達したコンテクストの中で末端肥大的に進んでいるのであり、世界のユーザーや世界のキャリアに対して広く訴えかけられるシンプルで普遍的な魅力とはいえない"
  • 憂うべきは「カリフォルニアの教育」か「日本のアニメ産業」か - michikaifu’s diary

    のアニメ産業の将来を憂う記事がいろいろ出ているが、このところ、私も少々考えたことがあった。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090901/203914/ 「僕にとってゲームは悪」だが……富野由悠季氏、ゲーム開発者を鼓舞 (1/6) - ITmedia NEWS 我が家の息子は、アメリカでいうMiddle School在学、7年生(日式でいうと中学1年)になる。アメリカの中学では、科目ごとに異なる先生が教え、それぞれの先生が「自分のオフィス=教室」を持っていて、生徒は時間割ごとに教室を移動する。同じクラス全員で同じ科目を履修するのではなく、個人ごとに作られた時間割表があるので、休み時間の廊下はラッシュ時の新宿駅状態。その中で、毎朝一番最初に集合する教室(=ホームルーム)が決まっていて、その教室を持つ先生が担任となる。*1ウ

    憂うべきは「カリフォルニアの教育」か「日本のアニメ産業」か - michikaifu’s diary
    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "少なくともそういうことを「義務教育」の中で教える資格を持つ先生が存在しているということは、その先生を養成するなんらかのアカデミックな仕組みが存在するということだ。"
  • 理想主義の「輝き」 - 雪斎の随想録

    ■ バラク・H・オバマがノーベル平和賞に選ばれた。 広島・長崎両市が2020年夏季五輪を招致すべく、検討に入ったそうである。 今、世界に到来しつつあるのは、「理想主義」の時節であろう。 こうした理想は、他の人々に対する「偏狭」とか「排除」の色合いを持たない限りは、そして「独善」の傾きから免れている限りは、それ自体としては歓迎すべきものであろう。 だから、オバマの「核兵器のない世界」構想を前にして、「そんなことができるのか…」と反応するくらい、無粋なことはない。それは、マーチン・ルーサー・キングの「私には夢がある」演説を前にして、「そんなことが実現するのか…」と冷笑するのが、愚昧であったというのと同じ趣旨である。 ただし、理想主義が「輝き」を保っている時節は、実は短い。 1920年代、アリスティード・ブリアンやグスタフ・シュトレーゼマンによって、「国際協調」を旨とした外交が展開された。ロカル

    理想主義の「輝き」 - 雪斎の随想録
    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "現実主義を標榜する人々の主な役割は、そうした「落胆と失望の歳月」に、どのように情勢を悪化させずに踏みとどまるかということでしかない。"
  • 雇用の流動性を一概に論じることは難しい - 雑種路線でいこう

    もっとよく勉強する必要があるが、フリーターが転職を繰り返すのも、新卒で入った会社に何十年もいようとするのも、今となっては経済合理性や雇用規制よりは、思い込みや刷り込みが大きいのかも知れない。大学でのキャリア教育に期待するよりも、欧米のように30歳くらいまで様々な仕事を転々としながら居場所をみつける小さくてもいいから成功体験のようなものがあった方が自然と流動化するのかなあ。行く先が十分にあるかという別の問題も大事だけれども。 百万円と苦虫女 [DVD] 出版社/メーカー: 日活発売日: 2009/01/30メディア: DVD購入: 10人 クリック: 162回この商品を含むブログ (392件) を見る日的な大企業とか外資でも日に根付いている企業だと、社員を若いうちに外に出したがらない傾向がある。引き抜きのリスクとか諸々あることも確かだが、若いうちに染み込んだ感覚って一生残る訳で、40過ぎ

    雇用の流動性を一概に論じることは難しい - 雑種路線でいこう
    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "需給の崩れている世界で無理に売ろうとするから買い叩かれるのだとすると、需給のおかしな時期は無理せず種を蒔くような生き方が本来あって然るべきなのだが。"
  • 「頭のない騎馬男」と「事業開発の職人」と「優秀な人をたくさん働かせること」 - michikaifu’s diary

    怪談の季節は日では夏だが、アメリカでは10月終わりのハロウィーンなので、今はちょうど「怪談、おばけ話」のシーズンである。このシーズン向けの古典怪談として、「スリーピー・ホロウ」というのがある。ジョニー・デップ主演の映画にもなっていて、ジョニデ映画の中で私の好きなものの一つ。田舎のとある村に、夜な夜なマントを着た男が馬に乗って現れ、次々と村人を殺していくのだが、その男には「頭がない」というのである。ジョニデはその謎を解決するために出かける人の役なので、「頭のないジョニデでは意味ない」とのご心配は無用のこと。 さて、最近大手日企業の話を聞いていると、この「headless horseman(頭のない騎馬男)」がふと思い浮かんでしまうことがよくある。いや、バカだという意味ではない。会社の機能の中で「頭脳」というか、「前頭葉」にあたる、将来の企業戦略を考えたり、具体的に新事業をはじめたりする、

    「頭のない騎馬男」と「事業開発の職人」と「優秀な人をたくさん働かせること」 - michikaifu’s diary
    kodaif
    kodaif 2009/10/12
    "「モノづくり」を至上とし、「現場」を重視するのはいいのだが、そこから将来的な戦略を抽出するためには、こうしたスキルやカンを必要とするし、それはにわかにできるものでもなく、それなりの訓練が必要なのだ。"