book 2013年5月16日 都会と犬ども 先日読んだセルヒオ・ラミレス『ただ影だけ』、それと同じ水声社のラテンアメリカ文学シリーズ「フィクションのエル・ドラード」次回配本のフアン・ホセ・サエール『孤児』、今日読み始めてやはりものすごい面白いオラシオ・カステジャーノス・モヤ『崩壊』、いずれも寺尾隆吉の翻訳によるもので、彼はここのところの私にとってホットな翻訳者なのかもしれないというところもあり、その名前でググったところ、「寺尾隆吉選・邦訳で読むラテンアメリカ文学の20作、プラスワン」というページを見つけ、そこにこの作品が入っていたこともあり、というよりは、そのあとにチョイスされている『世界終末戦争』の選評のなかに「『フリアとシナリオライター』といったやや見劣りする作品」という言葉があり、え、フリアとシナリオライター、あんなに面白かったのにやや見劣りなのか、それではやや見劣りしないらしいそ