概要 当大学大学院医学研究科所属で医学部付属病院呼吸器内科勤務の医師(37)が、「気管支喘息増悪の予測因子」に関する臨床研究の成果をアメリカのオンライン学術誌「PLOS ONE」に投稿した際、英文の論文に添付したデータに患者さんの個人情報が含まれ、日本語の原文のまま掲載されました。 個人情報の匿名化の処理が不十分だったためです。 掲載されたのは158名の患者さんの個人情報で、病院でのID、氏名、性別、年齢、住所、病名、検査結果、治療内容です。サイトにアクセスすれば16日間、閲覧できる状態となりました。 経緯 論文は10月24日に掲載されましたが、当該の医師が10月28日になって個人情報が掲載されていることに気づき、直ちに学術誌の編集部に個人情報の削除を依頼しました。 指導教授らも再三にわたってメールや電話で学術誌側と連絡を試みましたが、相手側と直接連絡が取れたのは11月5日になり、最終的に