1 少子高齢化で労働力人口は4 割減 労働力率引き上げの鍵を握る働き方改革 ○ 2016年の労働力人口は6,648万人、労働力率は60%であるが、男女別、年齢5歳階級別の労働力率を 同じとすれば2065年の労働力人口は4,000万人弱と約4割減少し、 労働力率は50%程度まで低下する ○ 2065年の労働力率を現状と同程度とするには、 就業希望がありながら求職していない人の就労が達 成された上で、女性の労働力率を男性並みに引き上げる必要がある ○ 労働力率の引き上げを実現できるかどうかは、「病気の治療と仕事の両立」「育児と仕事の両立」 が可能となる就業環境を整えるなど、「働き方改革」の着実な実施にかかっている 1.日本の人口と労働力人口の見通し (1)将来の高齢化率は 4 割程度へ 国立社会保障・人口問題研究所は2017年4月10日に「日本の将来推計人口」を発表した。将来推計人 口は、 5