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大久保と中野に挟まれ、長らく無色透明な印象だった東中野。しかし、今この街が少しずつ色彩を帯び始めている。JR東中野駅の西口を出てすぐ、角地に建つビンテージビルの赤いドアを頼りに4階まで上がると、独立書店「プラットフォーム(platform)3」がある。 Photo: Kaoru Hoshino入り口付近にはグッズや絵本が並ぶ 同店は、アジアを中心とした2000冊以上もの書籍や雑誌などを販売する「ロンリネス ブックス(loneliness books)」のオーナー・潟見陽と、ZINEの制作をはじめ、アイデンティティーを表現する人々によるパーソナルなZINEを集める出版レーベル「(TT)プレス(press)」の丹澤弘行とともまつりかの2人が共同運営する、独立書店兼オルタナティブスペースだ。 Photo: Kaoru Hoshino店内に置かれたZINE 店名は、ソウルにあるホンデ駅の上にあるク
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新橋SL広場前に、フードエンターテインメントレジャービル「グランハマー」が2024年11月オープン。全9フロアで、飲食を超えた異空間体験を提供する全く新しい形の「縦横丁」だ。 施設を担うのは「恵比寿横丁」や「渋谷横丁」、エンターテインメントと掛け合わせた「新宿カブキホール(hall)」を企画から運営まで行ってきた「浜倉的商店製作所」である。昔ながらの横丁文化を継承することで人と文化、過去と次代へのつながりを作り、老若男女が集まりたくなる場所を作りたいという思いから、これまで多くの人に愛される「大人のたまり場」を生み出してきた。 画像提供:浜倉的商店製作所「シンバシyokocho 亜細亜 ~ASIA~」 これから生まれる史上最大規模のフードエンターテインメントレジャービルは「横丁」「エンターテインメント」「おもてなし」など5つのエリアコンセプトに基づいて構成されている。ゲストが場の雰囲気に没
東京都立の文化施設で2024年7月18日(木)~8月30日(金)までの期間中、「サマーナイトミュージアム」が開催される。今年も期間中の金曜日は、「東京都美術館」や「東京都庭園美術館」「東京都渋谷公園通りギャラリー」などの5施設が夜間開館を実施。17時以降の観覧料割引特典を用意するほか、館内レストランやショップの夜間特別サービスなども提供する。 会期や特別イベントの詳細は以下の通りだ。 Photo: 東京都美術館東京都美術館 東京都美術館 期間:7月18日から、夜間開館は金曜の17〜20時 17時以降に入場すれば7月26日、8月2・9・16・23・30日は、「大地に耳をすます 気配と手ざわり」展が学生無料、一般・65歳以上(要証明)は200円引き。また、期間中の金曜日17時30分以降は、併設レストランが5パーセント引きとなる。 Photo: supplied 東京都庭園美術館 期間:7月19
2024年3月11日、「国立西洋美術館」で開催された「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?」の内覧会で、パレスチナでのイスラエル政府による「ジェノサイド」に反対の意を示す抗議活動が実行された。公安と見られる警察が抗議活動を制止する場面もあり、緊迫する事態となった。 Photo: Keisuke Tanigawa Photo: Keisuke Tanigawa 国立西洋美術館のオフィシャルパートナーである川崎重工業株式会社が、イスラエルと武器貿易を行うことに対する抗議だが、「展覧会出品作家有志を中心とする市民」によって計画実行されたもので、同館や展覧会主催者にとっては、全くの予想外の出来事であったという。 Photo: Ryuichiro Satoプレス内覧会でまかれたビラ裏 Photo: Ryuichiro Satoプレス内覧会でまかれたビラ裏 プレス内覧会では抗議の趣
2023年12月6日、大塚にオープンした「マンション台北」は、現地の味わいにとことんこだわった台湾家庭料理専門店だ。同店は江戸川橋の「フジ コミュニケーション」や白山の「オルソー(also)」を手がけたオルソーの新業態である。 Photo: Kisa Toyoshima外観 大塚駅南口から徒歩約4分、路地裏のビルの階段を2階に上がるとナチュラルワインの空き瓶が出迎えてくれた。ラインアップを見るからに、扉の先に広がる料理のポテンシャルに胸が高鳴る。 Photo: Kisa Toyoshima内観 台湾の雰囲気で彩られたインテリアが配置されており、現地の料理店に迷い込んだかのよう。台湾ビールの緑色をイメージした緑の濃淡で統一された店内は、壁に飾られた赤文字のメニューが印象的である。 半円のテーブルはオーナーの近藤喬哉が手作りしたという。食器やカトラリー、調度品はほとんどが台湾で買い付けたもの。
「ウェルネスリトリート」やマインドフルネ体験を目的とした旅行に行ったことがある、もしくは少なくとも耳にしたことがある人は多いはずだ。 そのようなケースでは、人里離れたところで何度もヨガをすることなどが多い。しかし、街全体がマインドフルネスという場所は聞いたことがないだろう。なんと、南アジアのブータンが、まさにそうした街を建設する計画を明らかにした。 その街の名は「ゲレフー・マインドフルネス・シティ(Gelephu Mindfulness City)」。ブータン国王が掲げたビジョンをもとに、コペンハーゲンとニューヨークを拠点とする建築設計事務所であるビャルケ・インゲルス・グループ(BIG)が実現化のプロジェクトを率いている。 Image: Bjarke Ingels Group (BIG) 発表によるとこの新都市の計画は、ブータン南部のフィブソ野生生物保護区とロイヤル・マナス国立公園に挟まれ
Photo: Photo AC全国78館のミニシアターの経営状況が明らかに、「良好」はゼロ東京からは8館が回答、action4cinemaによるアンケート結果を公開 ここ数年でミニシアターの閉館の知らせを何度耳にしただろうか。東京だけでも、「アップリンク渋谷」をはじめ、「渋谷TOEI」「岩波ホール」がその長い歴史に幕を下ろし、2024年1月には「吉祥寺プラザ」の閉館も決まっている。 そこには、パンデミックだけではなく映画館支援の構造的な脆弱(ぜいじゃく)さがあると訴えるのは、「action4cinema / 日本版CNC設立を求める会」だ。同社はミニシアター・エイド基金の協力を得て、全国のミニシアターに経営状況についてのアンケートを実施。10の設問に対して、全国97団体78館が回答した。匿名が多かったというが、うち8館は東京のミニシアターからも回答が得られたようだ。 画像提供:action
埼玉県さいたま市を舞台に、3年に一度行われている「さいたま国際芸術祭」。2016年にスタートして以来、市民や地域と国内外のアーティストが、また市民同士が文化芸術を介して交流を深め、「ともにつくる、参加する」市民参加型の芸術祭として続けられている。3回目となる今回、現代アートチームの目 [mé] がディレクターに起用され、早くから大きな話題を集めていた。 Photo:Naomiメイン会場の「旧市民会館おおみや」 目 [mé]は、アーティストの荒神明香(こうじん・はるか)、ディレクターの南川憲二(みなみがわ・けんじ)、インストーラーの増井宏文(ますい・ひろふみ)を中心に活動。2019年に「千葉市美術館」で開催された個展「非常にはっきりとわからない」が国内外で話題を集めるなど、観客を含めた状況と導線を重視し、「我々の捉える世界の『それ』が、『それそのもの』となることから解放する」作品を発表してい
Photo: Keisuke Tanigawa「Reflector∞:Resonance of Electrical Echoes」秋葉原に落合陽一が手がけた「無限の鏡」のオブジェとイルミネーションが誕生12月25日まで「秋葉原UDX winter illumination 2023」開催 2023年11月15日~12月25日(月)、「秋葉原UDX」のアキバ広場で「秋葉原UDX winter illumination 2023」が開催される。今年はメディアアーティストの落合陽一が手がけたメインオブジェと、街路樹のイルミネーションが光り輝く。 Photo: Keisuke Tanigawa点灯式に登場した落合陽一 秋葉原は、オタクやサブカルチャーの街と知られているだけではなく、今やITを駆使した未来型都市である。そして今回、未来をリードする街へと変化を遂げている同地と、「デジタルネイチャー」
Photo: Kisa Toyoshimaしばし築100年の町屋で「ただアンビエントを聴く」ための空間が京都に誕生坂本龍一の追悼盤「Micro Ambient Music」を世界に1枚しかないアナログレコードで楽しむ ビンテージオーディオから流れる音楽と、窓の外から聞こえてくる環境音が交わる……。そんな音に心を委ねて、ただただこの空間でぼーっと過ごすことを目的にしたスペース「しばし(sibasi)」が、2023年10月20日、京都の平安神宮近くに誕生した。 Photo: Kisa Toyoshima 建物は、1925年に建てられた町屋をリノベーション。床の間やすりガラスといった、日本家屋ならではの味をしっかりと残しながら改装されている。ここは、知識や情報を積極的にインプットするというよりも、自分自身を空っぽにして、一度リセットできるような場所だ。 本記事では、オープン準備真っただ中の10月
Photo: Sekisan/Photo AC富ヶ谷富ヶ谷が「世界で最もクールな街」のトップ10に選出渋谷の中心から近い落ち着きのある地区がランク入り、1位はコロンビア・メデジンのラウレス タイムアウトが行った全世界対象の大規模な都市調査と各国エディターの情報をもとに、タイムアウトのグローバルチームが「The 40 coolest neighbourhoods in the world(世界で最もクールな地域)」と題したランキングを発表した。 東京からは渋谷区の「富ヶ谷」がランクイン。調査は今年で6年目となり、世界の1万2000人以上の都市生活者のデータを集計し、富ヶ谷は世界40地区中、10位となった。 そのほかの結果を見ていくと、トップはメデジンのラウレス(1位)、次いでダブリンのスミスフィールド(2位)、マドリードのカラバンチェル(3位)、コペンハーゲンのハヴネン(4位)、香港のション
画像提供:ネイキッド中の池:紅葉プロジェクションマッピング 「秋色の光」「新宿御苑」で紅葉ライトアップ、アートな提灯や秋の味覚が満載11月22日〜12月3日、ネイキッドとのコラボによるプロジェクションマッピング クリエーティブカンパニーのネイキッド(NAKED)が新宿御苑とコラボレーションし、紅葉をライトアップするイベント「NAKED紅葉の新宿御苑2023」を開催。都会のオアシスともいえる同園と、ネイキッドによるアートや食が融合する。 全長約200メートルのプラタナス並木では、動きのある光の演出が広大な並木道を圧巻のスケールで包み込む。黄金色に染まるプラタナスの美しさが際立つ。 画像提供:ネイキッドプラタナス並木:ライトアップ 「秋風」 「モミジ山」では、だんだんと赤く色づく様子をイメージした光でライトアップ。細かな光の粒が舞うレーザーライトは、ひらひらと舞うモミジを表現している。 画像提
Photo:Maya Takeuchiニーナナ喫茶日中のキャバレーを利用した、歌舞伎町の「ニーナナ喫茶」が面白いインフルエンサーの老月ミカがプロデュースする昼の部 SNSで「ニーナナ喫茶」というキーワードを入れると、いくつものキャッチーな写真が目に飛び込んでくる。2022年9月にオープンした歌舞伎町のナイトクラブ「THE 27 CLUB」が、2023年8月26日から、クラブの営業が始まる前の12時から20時まで(月曜定休)、カフェとして営業をスタートした。それが「ニーナナ喫茶」だ。 「本当にここでいいのかな?」と若干不安に感じながら、真っ昼間、歌舞伎町の奥深くへと進んでいくと、店外にカフェのメニューが掲示されていた。少し安心して風格ありまくりの階段を上がる。 Photo:Maya Takeuchi目印は店の外にある看板 夜の部に関する記事にも掲載されているように、THE 27 CLUBは1
タイムアウト東京 > レストラン&カフェ > 東京、ラーメンガイド > 吉祥寺、ラーメン15選 テキスト:メンチャック 「住みたい街ランキング」上位の常連である吉祥寺。JR中央線・総武線と京王井の頭線が乗り入れる駅には、中央線と井の頭線の空気感を併せ持つ、老舗から人気店の分店、新規店など多種多様なジャンルのラーメン店が並ぶ。 「東京背脂」を代表する「ホープ軒本舗」、「東京油そば」の老舗「ぶぶか」、吉祥寺の三大家系ラーメンと言われる「洞くつ家」「武蔵家」「武道家」淡麗系の人気店「トンボ(Tombo)」など。ラーメンハンターとともに、吉祥寺エリアで個性を発揮する名店を厳選した。 関連記事 『新宿、ベストラーメン15選』 『秋葉原、定番ラーメン20選』 1935年に創業した、屋台からの流れをくむ老舗ラーメン店。1978年に開店し、1984年に現在の店舗の場所での営業を開始した、吉祥寺を代表するラ
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