加害者の覚悟 - 世界線航跡蔵

「 アイヌ差別についてのブクマを全力でまとめてみた 」を読んだ。そして、コメント欄にある、「で、どうすりゃいいんだ?」との意見には考えさせられる。 何をすれば良いのかという疑問 一度形成された差別を解消する簡単な方法なんかない。弾圧や後ろ指さすのに積極的に荷担するのは論外。同化も、それこそが問題であったのに。アイヌがアイヌでいるということを許さず我々と同じであることを要請するということが。アファーマティブアクションは、有効な面はあるものの、得てして無用な差異意識を固定化したり加害者側の被害者意識を高める。まー、利権の温床になるケースもある、とは思う。それよりも利権があるという陰謀論で差別を正当化する虞のほうが大きいと思うけど。問題に無関心でいれば、それは差別者を側面から支援することになる。ましてここまで同化が進められてしまった民族問題に関して言えば、無関心であることはこのままアイヌというも

[islecape]

こーんなに穏当なエントリにまで違和感を表明するコメントがつくのか。もしかしてすごくナーバスな人たちなのかなあ。

[norton3rd]

いろんな社会関係の中で生きる人間として当然の心得を書いてあるだけなのに『逆差別だ』的な事を言い出す奴がいる

[unyounyo]

最初の段が何だかなーですが。

[maturi]

”悪意はないのに加害者であること、これは苦しい。だから、心が弱って、「奴らが我々を不当に加害者呼ばわりする」と言いたくなる。だが、誰かを踏みつけにした上に実った果実を享受し、それを手放すつもりがないな

[KQZ]

思考実験：「俺たち本州に生まれてきたってだけで、世襲的にずーっと加害者呼ばわりされるんだぜ。『お前の親の代が悪いからお前が謝れ』って」などと返されたらどう答えてくれるんだろう。

[yingze]

ここ１年位道新を読んでると、盛んにアイヌ関連に予算をつけようとする動きが目に留まる。／６/６付けでもまた記事の最後に予算付けろ的な記事があるわ。普通に貧困対策じゃ駄目なのか。

[munyuu]

現代人を差別しようとしている。この手の人々って、新しい差別構造を作り上げるのが大好きだね。

[Sucker]

"解決の足を引っ張らない。積極的に弾圧しようとする人々に対して批判的な立場でいる。せめてそれぐらいのことはしても良いのではないか。"

[mujige]

“我々は…抑圧者/多数者だ。特に、文字を読めるような教育を受けている人間なら尚更。…悪意なく生きているだけでも、誰かを踏みつけにすることを免れない。”特権者たる自分を意識するのは、簡単なようで難しい。

[Wankei]

なるほど。それくらいならできる。

[nobyuki]

たぶん、このくらいがちょうどいいスタンスだと思う

[munchcarl]

取り返しの付かない民族同化政策をとってしまった者達が今できること。

[sshi]

「一度形成された差別を解消する簡単な方法なんかない。」「必要なのは、加害者であるということを受け入れると言うことだ。受け入れて、意識の片隅に留める。それだけでも出来ることは決して少なくはない」

[nodada]

名文。これが私が手に入れたかった差別とポジショナリティに関する言語化だ。

[ohsuga]

「誰かを踏みつけにした上に実った果実を享受し、それを手放すつもりがないならば、それは立派な荷担である。だったら、せめて加害者として問題を心に留める。」

[moro]

「積極的に取り組んでいる時間はない。でも、心に留めて加害者として覚悟を決めることぐらいはできる。」

[h-hirai]

賛同と支援の意をこめてぶくま。実践します、とは言えないけど。

[kilrey]

「差異を残したまま、その差異を価値判断の埒外におく」というのが理想だけど、一朝一夕にはできない話だ。アファーマティブアクションにスポイルされる被害者が多々いることも問題だし(ブミプトラとか)。

[uzuki-first]

yuguiさんの意見は現実的で受け入れやすい。深い洞察いつも勉強になります。"加害を受け入れるぐらいはする、と誰もが思えたときにようやく、もう加害を忘れてもよいぐらいに構造が風化する日がやってくる。"