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ガードン&山中ノーベル賞受賞と『いのち 生命科学に言葉はあるか』【加筆しました】 | 大隅典子の仙台通信
最相葉月の『ビヨンド・エジソン』が面白く、さらに同じ著者のものを読んでいます。 ちょうど『いのち ... 最相葉月の『ビヨンド・エジソン』が面白く、さらに同じ著者のものを読んでいます。 ちょうど『いのち 生命科学に言葉はあるか』を読み終わって、書評を書こうと思っていたタイミングで、10月7日、2012年のノーベル生理学医学賞の受賞者発表となり、ジョン・ガードン卿と山中伸弥さんの共同受賞となりました。 『いのち』が書かれたのは2005年、ちょうどヒト胚性幹細胞(ES細胞)が作られた頃で、エポック・メーキングなTakahashi & YamanakaのCell誌の論文が出たのが2006年です。 「生命の萌芽」である「ヒト胚」を「滅失」して作られるES細胞には、種々の倫理的問題があるのに対し、基本的には体のどんな細胞からも作ることができる誘導多能性幹細胞(iPS細胞)は、将来、移植医療に応用する際の倫理的問題を回避することになるので、翌年2007年にヒトの皮膚の細胞からiPS細胞が作られたときには、
2012/10/14 リンク