批評には世代論がついてまわる

映画批評を生産／消費している層とは、ヌーベルバーグの作家たちが旺盛に作品を発表していた時期に学生であった人たちなのである。 マンガ批評を生産／消費している層とは、ニューウェーブの作家たちが作品を発表し始めていた時期に学生であった人たちなのである。 アニメ批評を生産／消費している層とは、ヤマトかガンダムかエヴァがブームだった時期に思春期だった人たちなのである。 美少女ゲーム批評を生産／消費している層とは、Leaf・Keyがブレイクする時期に思春期だった人たちなのである。 つまり、特定の作家（ないし作品）に依存した資本の運動にとりこまれた一定の層が、自分たちがまるで作品を通じて世界と繋がれたかのように勘違いできた幸運な時代を、言葉によってなんとか歴史化しよう、正当化しよう、再現しよう、復興しようetcという涙ぐましい世代的運動、これが日本における「批評」なのである。それ以上でもそれ以下でもない

[wideangle]

一面ではあるとは思うけど、なんかなあ。

[kkobayashi]

「日本における」というのは気になるが、海外では違うのかしら／昔のアニメージュにアニメ畑以外の人からみたエヴァ評があった記憶があるけど、概ねオタク畑と同じ印象だった／異なる文化圏で批評しあうのは楽しそう

[yuimoke]

ある意味にゃるほど。あ、うちらの世代はエロゲが思春期だった人たちか。

[junkMA]

影響→フィードバック、その周期の一定性

[kkbt2]

これは興味深い見解//ということは継承されて循環することもありうるか？

[mobanama]

釣り？皮相的。煽り文句としては上等。

[soylent_green]

ロック批評を生産／消費している層とは…でも作れそうだな

[antipop]

「映画批評を生産／消費している層とは、ヌーベルバーグの作家たちが旺盛に作品を発表していた時期に学生であった人たち」なんて歴史感覚のなさを披露されると、まぁ落ち着いてWikipediaでも読めよ、という感じ。

[banraidou]

一面の真理ですわな。

[rajendra]

批評もまた「つながりたい願望」を充足させるための手段に過ぎなかったと。

[JSK]

世代論を中心に据える人の言葉はほとんど頭に入ってこない。この記事がその原因の一つかもしれない。/自世代を世代という語で昇華し、他世代を世代という語で閉じ込める？/違うか。これは偏見くさい。

[crow_henmi]

まあ反論はすでに他の人がしてるんでいいけど。皮相に過ぎるね。

[Blue-Period]

納得

[REV]

うわ、鋭い。全ては、世界接続妄想であったと。