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アピタル_感染症は国境を越えて/高山義浩_母親が介護に抵抗するとき
★朝日新聞の医療サイト「アピタル」トップページへ ★このブログの全バックナンバーへ ★ほかのアピタ... ★朝日新聞の医療サイト「アピタル」トップページへ ★このブログの全バックナンバーへ ★ほかのアピタルブログ一覧へ 時に猛威をふるい、大きな脅威になる感染症について、医師・高山義浩さんが現場レポートをまじえ報告します。 高山義浩(感染症医) 先日のこと、90代の女性が初老の男性に担がれて、私の働く病院の救急外来に運び込まれてきました。両下肢の水疱が破れ、さらに赤く腫れあがったということです。しかし、救急のスタッフたちが驚かされたのは、そのオバアの全身が放つ異臭だったようです。 初老の男性は同居する長男でしたが、その長男によると、オバアは4年前から歩くことができなくなり、その頃から風呂にも入っていないとのこと。病院を受診することも、福祉を利用することもなく、ずっと家のなかでフケと垢にまみれて生きていたようです。 救急のナースたちは手慣れたもので、早速、オバアの体を丹念に洗い流していました。
2012/02/15 リンク