書評『ゲームの歴史 １』（岩崎 夏海、稲田 豊史）: Runner's High!

ゲームの歴史 １ 出版社/メーカー: 講談社発売日: 2022/11/16メディア: Kindle版 『ゲームの歴史』、2022年11月発刊。著者は岩崎夏海氏と稲田豊史氏の連名。計三巻が出版されているが、以下は第一巻のみを読了した感想である。 書名が示すように、本書はコンピュータゲームの歴史書を標榜している。 この『ゲームの歴史』に関しては、著者の一人である岩崎夏海氏のTwitter上での発言が物議を醸した。曰く、「データを用いると恣意性に際限がなくなる」「ゲームの世界に客観など存在しない」とのことだ。 〇『ゲームの歴史 1〜3』 / 岩崎夏海, 稲田豊史 （残念な本と残念な著者の話）｜keigo｜ この発言を目にした時点での僕はまだ『ゲームの歴史』を入手していなかったのだが、異論や反発を覚える以前にそもそも意味がわからなかった。データを用いず、また客観性を担保しないまま書かれた歴史書とい

[nomitori]

“　「現実を無視することはできるが、現実を無視した結果を無視することはできない」” いかす警句や…

[mohno]

「なぜこれほど大量の誤謬が含まれる文章が講談社の編集を通過してしまったのか」←ここだと思う。/図書館で借りたけど、間違ってるかどうかより（←それも大きいが）“著者の感想だらけ”なのがツラい。

[hobbiel55]

あまりに内容がデタラメで回収になったWeb3の本を思い出すが、これはどうなるかな? 自分は回収も訂正もされずに売られ続けるのに一票。

[mizukemuri]

『誇張抜きで本書は「固有名詞以外全て間違っている」という一節が頻繁に登場する。』

[behuckleberry02]

校閲は何してたんだろなあ。校閲の指摘を著者が全部撥ね退けたのかなあ。/ 参考文献を参照して正誤チェックくらいなら専門知識無い校閲者でも可能なはずなんだよね。

[minamihiroharu]

いつも思うんだけれど、こう云うものを「書くに決まってる」ハックル先生の方じゃなくて、まともだと思われてる稲田氏の方に取材した記事を読んでみたいんだけどなあ。　あと、この本の校閲ってどんな人が適任だろう

[Fuetaro]

この先、講談社から出版されるノンフィクション書籍の内容は疑ってかからないと危険だと思うと頭が痛くなってくる。

[zeroset]

データや客観性の無視とか、ハックルさんらしい酷い本だとは思うが、一番問題なのは”なぜこれほど大量の誤謬が含まれる文章が講談社の編集を通過してしまったのか”。出版業界、色々底が抜けてないか。

[Midas]

これ「誤謬(事実誤認」でなく『現実がゲーム』すなわち『ゲーム的なセカイ観によって描かれた』ゲームの歴史。われわれのリアルな現実がロールプレイングゲームをプレイしてるようなものなら事実は重要ではないので

[bigburn]

“なぜこれほど大量の誤謬が含まれる文章が講談社の編集を通過してしまったのか”ほんこれ。出版社としての信用にも関わるはずなんですよね

[Lilliput]

>TTL回路の設計者を「プログラマー」と呼ぶのは略　不適切だ これはどうかな。バベッジの頃からその操作者はプログラマーと呼ばれていたし、電子回路を組む人もそうだったことがあります。「明らかに不適切」はうーん

[quick_past]

金や注目のためならすべてを投げ出して、キャッチーさ一本に振り切ればいいんだ。みあいな商売ほんと増えたわ。経済全体が迷惑系Youtuberになりつつある。

[tigercaffe]

そもそもゲーム業界の過去の事実を「歴史」として取り扱っていいのか？史学科出身なのでそこを一番問いたい。関係者が故人となっていない事柄を歴史として取り扱うのは議論の余地がありすぎる。

[mahinatan]

誤謬の大博覧会は草。出版社にお勤めの校閲の人にゲームの専門知識があるとは思えないしなぁ…業界の端くれとしてはこの本を鵜呑みにした勘違いクリエイターが増えないことを祈る。

[banker717]

著者の解釈が脳内「箱庭」で自由展開され表出したものを現実世界に展開するこれぞけーミフィケーション　じゃなくて

[sekiryo]

異議のたびに机叩いてたら腕の骨が疲労骨折で折れそうなぐらい異議しかない本が3巻まで転生 /ハックル氏先月中頃までTwitterで本の批判者と元気にやり合ってたのに黙っちゃって訴訟の準備でもしてたら嫌だなぁって。

[ukidousan]

学校図書館にねじ込む事だけ考えてやってるのか

[zzteralin]

“著者が主張したいであろうことを可能な限り補完しながら読み進めても、到底フォローできないような支離滅裂な記述が多すぎる”

[lanlanrooooo]

“『ポン』がTTL方式であることが正しく記されている。つまり著者は、それが不正確であることを知っていながら、「プログラマー」との言葉を使ったとしか思えないのだ。” いや読んでないんやと思いますよ

[shiro-coumarin]

専門的な分野は校閲部にも限界があり、著者と編集部を信じるしかない。そのルビの付け方（パラルビ）は、全国の学校や図書館にねじ込む為と思われる。児童書は独特なルートがあるので売れやすいし編集もユルいのよ。

[fantoms]

なんかの認知科学か社会心理学本で創作者は事実を軽視しがちで解釈を重視しがちってあったけど、まさにそうだなと。この人に限らずクリエーターは一般的に事実を軽視しがちな傾向がある。

[daishi_n]

「ハックルする=自説に都合が良いように歴史を改竄した作文をする」でもういいよね

[neko2bo]

多く指摘がなされてますが、私もこの件では、出版社のスタンスを問い直したいという思いがあります。どういうつもりで出版しているのか？そこには相応の責任が有ると思うのですが。

[nankichi]

“TTL回路の設計者を「プログラマー」と呼ぶ”これ、岩崎氏が単に無能で、区別ついていないだけ。ゲームを動かしているのは全部プログラムという理解度で「庶民にわかりやすく説明できるボクチン」なんだろう

[programmablekinoko]

「歴史」って当事者が存命なら聞き取って、ブツと史料に当たって、その上で批判などを経て紡ぐものなので、簡単に歴史を名乗っているモノは一般的に信頼してはならない。当事者でも普通書けるのは回想録程度

[haha64]

10代対象って指摘は頷ける。岩崎夏海は岩崎書店社長だった頃、子供向けに『マンガの歴史』って本を編集してた。著者がみなもと太郎なので本文はしっかりしてたが、索引もない雑な体裁や題名の付け方がこれと似てる。

[maxk1]

ゲームの歴史というよりゲームの思い出か

[kei_mi]

講談社は辞書を出す資格がない。　『ゲームの歴史　１』を回収しないなら辞書から手を引いて欲しい　(辞書については現状もお察しだが)

[yarumato]

“アタリVCS『E.T.』の作者は、ビデオゲーム産業を破壊した原因との悪評を受けるに至り、アイン・ランドの言葉を引用した「現実を無視することはできるが、現実を無視した結果を無視することはできない」”

[tecepe]

講談社さんは何か声明出したのかな。

[Falky]

『現実を無視することはできるが、現実を無視した結果を無視することはできない』これは上手いこと言いやがる。アイン・ランド。覚えておこう

[shoh8]

“これほど大量の誤謬が含まれる文章が講談社の編集を通過してしまったのか”

[tsubo1]

真田太平記とか三国志演義程度には史実に忠実なんじゃないかな。知らんけど。

[k-takahashi]

『ビジネスマン向けの軽薄な解説書と似たようなもの』　『杞憂で済めばよいのだが、「岩崎・稲田史観」を信じるチルドレンがこの先無視できないほど現れる可能性は十分あり得る』

[clairvy]

回収してくれないかなあ