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2017年6月25日に写真集食堂めぐたまにて「飯沢耕太郎と写真集を読む」を開催しました。5000冊を超える写真集がずらりと並ぶ店内。写真家のことや時代背景を知ることで、写真集をもっと深く味わってほしいとはじめたこのイベントも30回目を迎えました。 今回のテーマは、「木村伊兵衛と土門拳」。彼らの名前は、木村伊兵衛写真賞や土門拳賞という言葉で耳にすることはあっても、どんな写真家でどのような作品を残したのかは意外と知られていません。戦前から名を馳せ、同時代に活躍しながら全く対照的だった2人の写真世界を、代表的な写真集から読み解いていきました。 2人の写真を見比べるということは、なかなかできない体験。ウェブマガジンmineでは、トークイベントの内容をたっぷりご紹介していますので、ぜひご覧ください。 (※対談は有料版となっておりますが、冒頭のみ無料でお読みいただけます) 【目次】 ◆2枚の写真 —「
こんにちは、結城浩です。 最近、物忘れがひどくなっています。人の名前、物の名前がなかなか出てきません。うーん、年齢なんでしょうか。きっとそうなんでしょうね。 プログラムを書いていて、若い人がプログラムを書くのが得意なのは、記憶力が優れているからかもしれないと思うことがあります。 プログラミングの最中には、ほんとうにたくさんのことを頭に入れておく必要があります。いま書いているプログラムの変数や関数の名前と意味、アルゴリズム、この関数にやってきたときの前提条件などなど…頭の中にたくさんの情報を入れておける若い人はやすやすとそれを頭から取り出してプログラミングをしますが、「頭に対する情報の出し入れに不自由なお年頃」になると、その一つ一つのアクションに時間が掛かってしまいます。 「昔はこんなじゃなかったのに」とため息をつきたくなることもありますが、それと同時に「いや、自分の年齢にあったプログラミン
大前研一と考える "人が減り続ける日本の「教育・塾」業界"~あなたが「ナガセの社長」ならばどうするか?~ 2018.01.31 QUESTION:あなたがナガセの社長ならば少子化が進むなか、教育産業をどのようにデザインしいかに成長させ続けていくか? ~ 今回のケースは、「東進ハイスクール」をはじめとした塾・予備校事業を展開する「ナガセ」の戦略についてです。~ # 塾・予備校市場の状況、競合各社の戦略はどのようになっているでしょうか? # 少子化が進むなか、教育事業を成長させ続けるためにはどのような戦略が必要になるでしょうか? #企業情報 !読み進める前に… 次ページからはBBT大学学長・大前研一による「課題と戦略」案が続きます。経営に正解はありません。ページをめくる前に、あなたが経営者であったならどうするか、一度考えてみてください。 ※本解説は2016/3/27 BBT放送のRTOCS®を
有給の話から、働くということを考えた(結城浩「ワークスタイル・ライフスタイル」) 2017.08.23 こんにちは、結城浩です。 先日、「有給」について思ったことをちょっとツイートしたら、思いがけなくもたくさんRTやお気に入りされて、なんと結城のツイート第三位のベストツイートになってしまいました。 それが、このツイートです。 「有給を取りやすい制度を設計せよ」ではなく「誰がいつ休みをいきなり取ってもきちんと回る組織を設計せよ」が正しい問題の立て方なのではないか。https://twitter.com/hyuki/status/517836104368525312 リプライを見ると、とても多くの人が賛同してくださっていてびっくりです。 自分としてもそんなに大きな反響になるとは思っていませんでした。この話から考えたことを少し書いてみます。 そもそも、どうして有給の話をツイートしたかというと、「
プログラミングの「ゴルフ」から価値観へ/現代で働くということ(結城浩「ワークスタイル・ライフスタイル」) 2017.08.12 こんにちは、結城浩です。 プログラミング技術を使った「競技」の一種に、「ゴルフ」と呼ばれるジャンルがあります。 通常のゴルフというのは、ボールをカップに入れるまでに「できるだけ打数を少なくする」競技ですよね。それと同じようにプログラマのゴルフというのは、ある特定のプログラムを作るのに「できるだけ文字数を少なくする」ことを競う競技です。プログラマが腕をふるって短いプログラムを書くわけです。 複雑な処理をほんの数文字で実現できたとき、難解なパズルを解いたような喜びを味わいます。大げさにいえば 「うーん、これだぜ!」のような幸せを感じることも。 * * * プログラマのゴルフは競技ですから、通常の業務で書くプログラムと直接の関係はありません。 しかし、通常の業務でも、同
こんにちは、結城浩です。 最近、働くことに関連して、 価値観の違いを認めるということを考える機会があったのでお話ししようと思います。 二組の上司と部下きっかけはネットで見かけたある二つの文章です。とても一般的な話なので、特にリンクはしません。以下の内容も私がリライトしたものです。 一つ目。 会社で上司から指示を受けるのだけれど、その指示がいつも口頭で行われる。そのことに不満を持った会社員の文章でした。手順が複雑な指示なので、上司に何度も「口頭ではなく文章に書いて欲しい」というのだけれど、直してくれないというもの。 二つ目。 会社で上司から指示を受けるのだけれど、その指示がやけに細かい。メールで長文の指示がやってくる。これだけ細かく指示するのだったら、思わず「自分でやれば?」と言いたくなるというもの。 まあ両方とも一種の「上司に対する愚痴」のようなものですが、ちょうど反対の要望になっているの
今回のリアルタイムケース Question:あなたがエスビー食品社長ならば どのような成長戦略で減収減益からの逆転を図るか? 今回のケースは、食品分野の国内市場が成熟・衰退傾向にあり、ライバル各社が海外に新天地を模索する中、いまだ海外展開に舵を切れないエスビー食品の成長戦略についてです。 # 長きにわたり保持してきた増収増益がストップ。その理由は? # カレー? スパイス? 世界で勝負するためのエスビー食品の切り札とは? # 企業情報 以下からはBBT大学学長・大前研一による「課題と戦略」案が続きます。経営に正解はありません。読み進める前に、あなたが経営者であったならどうするか、一度考えてみてください。 BBT-Analyze:大前研一はこう考える 〜もしも私がエスビー食品の社長だったら〜 ※本解説は2015/11/8 BBT放送のRTOCS®を基に編集・収録しています。 ●大前の考える今
第12回 「アフターTV」総括 1980年1月26日、『機動戦士ガンダム』TVシリーズの放映は終了した。それ以後の動きを1980年の流れを中心として総括的に述べることで、本連載の締めくくりとしたい。 まず、「ガンダムは本放送では不人気だった」とマスコミに書かれがちだが、それは事実と異なっている。テレビシリーズの終盤近くでは、すでに中高生を中心として人気が確立していた。1979年12月20日にはサンライズからハードカバー上製本の「ガンダム記録全集」(全5巻)が発刊され、放送終了直後の1980年3月21日にはドラマ編アルバム「アムロよ…」(キングレコード)がリリースされているのが何よりの証拠である(アルバムは筆者の構成だが、セカンドアルバムがヒットしたので最終回以前から作業はスタートしていた)。放送終盤、かなりガンダム熱が盛り上がっていた証拠はいくつも存在する。 玩具商戦の不振により1年(全5
第11回 ファン活動と設定主義 『機動戦士ガンダム』が児童向けのロボットアニメでありながら内容が中高生向けとなった成立を考える上では、1974年の『宇宙戦艦ヤマト』によって「アニメファン」と呼ばれる新ユーザー層が確立したことの影響が無視できない。何より『ヤマト』が劇場映画として大ヒットした原動力は、放送終了後も熱気を持続していた全国のファンクラブ活動とその組織化された応援によるものであった。 『ガンダム』を新企画として立ちあげるとき、「受け手あっての作品」という意識、つまり「ファン活動を誘発するようにしたい」という想いは、大前提としてあったはずである。特に初期のほうには、ファンの存在を意識した部分が多々確認できる。たとえばシャアは、企画段階では『勇者ライディーン』で人気の仮面キャラクター「プリンス・シャーキン」を前提にしていると、多くのファンは受け止めた。シャーキンは女性ファンに人気の「美
確かに『機動戦士ガンダム』はアニメ史上で非常に重要な作品である。だが、必ずしも最初から最重要視されて、優遇されていたわけでもない。その微妙な制作状況は、同じ1979年にスタートした新番組のラインナップから、容易に推察することができる。 サンライズ(当時:日本サンライズ)は、そのとき設立されて3年目。以前から創映社サンライズスタジオとして『勇者ライディーン』など名作を送り出した結果、この時期は超繁忙の渦中にあった。春からは『未来ロボ ダルタニアス』(長浜忠夫監督)、『サイボーグ009(新)』(高橋良輔監督)、『ザ・ウルトラマン』(鳥海永行監督・神田武幸監督)など、東映や円谷プロからの発注作品が続々スタート。7月からは、実写特撮とアニメ合成による自社作品『科学冒険隊タンサー5』(四辻たかお監督)も始まる。 1社で同時に5本のTVシリーズが回るということ自体が壮絶な事態であるが、問題は内部だけで
第1回 ガンダム誕生の年――TVアニメの作り手と受け手は再会した このコラムでは作品そのものから少し離れて、1979年に放送された『機動戦士ガンダム』(ファーストガンダム)を取り巻いていた現実世界の様相について述べながら、当時の時代背景や世情を浮き彫りにし、その中から改めてファーストガンダムが置かれていたポジションを探っていきたい。 まず、放送スタートした1979年はアニメーション業界自体が活況で、量的にも質的にも恵まれていた時期だと総括できる。同じ一年にこれだけのアニメ作品がそろうことは、まさに空前であった。『赤毛のアン』(高畑勲監督)、劇場版『銀河鉄道999』(りんたろう監督)、劇場版『エースをねらえ!』(出崎統監督)、『ルパン三世 カリオストロの城』(宮崎駿監督)と、タイトルを並べるだけでも目眩がする。 富野由悠季監督の『機動戦士ガンダム』もまた、その傑作群を代表する1本なのである。
1972年11月生まれ。 高校在学中に初めてラーメン専門店を訪れ、ラーメンに魅せられる。 その後、順調にラーメンの世界にハマり、大学在学中の1995年より、本格的な食べ歩きを始動。 今では「ラーメンの魅力の探究」をライフワークとし、年間700杯を超えるラーメンをコンスタントに実食しながら、ラーメン情報を各種媒体に精力的に発信している。 「食べ歩き(インプット)の地道な積み重ねによってのみ、信頼度が高い情報を発信(アウトプット)することができる」を信条とし、オープンしたばかりの新店から1世紀近くの歴史を有する老舗に至るまで、47都道府県の店舗を探訪。 これまでに食べたラーメンの総杯数は12,000杯に及ぶ。 現在、一番出逢いたい1杯は、いわゆる「記録よりも記憶に残る」ラーメン。 日々の食べ歩きの様子は、Facebook、Twitterを御参照下さい! <著者より> 私が実食した中から、人に勧
こんにちは、結城浩です。 文章を書くときには「型(かた)」が決まっている方が書きやすいものです。 たとえば、私は毎週メールマガジン(結城メルマガ)を書いています。そこでは、自分で「本を書く心がけ」のようなコーナーを定め、そのコーナーの「型」に沿って文章を書いています。「型」が何もない、まっさらなところに書くよりも、このほうがずっと書きやすいからです。 「型」というのは一種の制約です。 「すべてが自由であるより、制約があった方が書きやすい」というのは、少し変な感じもしますが、考えてみると例はたくさん見つかります。 たとえばアンケート。 レストランのアンケートで、 「何でも自由にお書きください」 と言われても、何を書けばよいのかすぐには思いつかないですよね。けれども、 「値段についてはどうでしたか」 …ちょっと高いかなあ。 「味はいかがですか」 …うん、まあまあよかったよ。 「接客サービスは満
『ワーク・シフト』という本。この本は、2025年になったとき、私たちがどんな職業生活を送っているだろうかを書いた本です。 結城はあまりこういう本は買わないのですが、ふと立ち寄った書店でベストセラーになっていたので、手にとって読み始めてしまったのです。 そして、非常に心ひかれるものを感じました。内容もさることながら、もっとも心ひかれたのは「物語を使って説明されている」という形式です。といっても『数学ガール』のように全編が物語というわけではなく、未来の生活の一シーンを切り取って、パターンごとに描いているのですが。 第2章のジルは2025年のある日、分刻みの忙しい生活を送っていました。メールやネットに追い立てられ、じっくりと自分の能力を磨く学びの時間を取れません。 第3章のローハンは脳外科医、アモンは有能なフリープログラマでした。彼らは専門性を生かし、世界を相手に仕事をしていました。しかし、人と
今回はVRと並んで注目されているARにかかわる話題である。VRとARは違うのか?同じという人もいるし、違うという人もいる。 ところで、「リアルとバーチャルの区別がつかなくなったらどうするのだ。」とは、VRの初期によく言われたことである。この言葉の裏には、両者は対立概念であり、相容れないものだという考え方がある。しかし、本当にそうだろうか? 何年か前、山で遭難しかかった登山者が携帯電話で助けを求めてきたという。今や純粋なリアルなど、どこにも存在しない。 リアルとバーチャルは対立概念でなく、お互いにつながっている、と述べたのは、トロント大学のP.ミルグラム教授である。彼は、純粋なバーチャルとリアルをつなぐ線をひき、その間にAR(Augmented Reality:ほとんど現実の世界にバーチャルな世界を合成したもの)とかAV(Augmented Virtuality:ほとんどバーチャルな世界に現
今回のリアルタイムケース あなたが東京ガスの社長ならばいかにして電力・ガスの全面自由化の荒波を乗り切り、収益を拡大させるのか? 今回のケーススタディは、都市ガスの販売量シェア1位を誇る東京ガス株式会社の戦略についてです。電力・都市ガス業界は、長らく地域独占によって安定した経営を行ってきましたが、2016年の電力、2017年の都市ガスと相次ぐ小売全面自由化により業界再編が加速すると予想されます。もし、あなたが東京ガスの社長であったなら、この局面にどんな新戦略を打ち出しますか? # 電力やガスの小売自由化により業界構造はどのように変化するでしょうか? # 市場・競争環境が激変するなか、東京ガスのとるべき戦略とは何でしょうか? # 企業情報 以下、BBT大学学長・大前研一による「課題と戦略」案が続きます。経営に正解はありません。読み進める前に、あなたが経営者であったならどうするか、一度考えてみて
前回、触覚の発生について、正攻法でないやり方があると記した。今回はその方法について紹介してみたいと思う。この方法を発見したのはフランス人であるが、いかにもウィットに富んだフランス流のやり方であり、常に正面突破をねらう日本人のわれわれにとって「目から鱗」の部分が多い。 この発想の原点は、我々が日常的に行っている、マウスによるカーソル操作である。マウスを前後左右に動かすと、画面上のカーソルがそれに応じて動く。言うまでもなく、マウスに触力覚の発生装置などついていないから、通常のマウス使用に際し、力など感じることはない。 ところが、計算機の負荷が大きくなった時などに体験することだが、マウスの動きに対するカーソルの動きが鈍くなると、面白い現象が起こる。カーソルがついてこなくなり、そこにある種の力覚を感じるようになるのである。人間の腕は拮抗筋という2本の筋肉に加わる力のバランスによって動かされているが
テレビの報道番組などにおいて教育に関するテーマがとり上げられるとき、キャスター・アナウンサーは、どこか表情が緩む。NHKなどでは、特にそれが顕著に感じられる。私は別にNHKを批判したいわけではないが、NHKはいつも他局以上にカタい表情・表現でニュースを伝えるから、その中で表情・表現が緩むと、そこが目立ってしまうわけだ。私は、この「緩み」があまり好きではない。またニヤニヤしてるなこのキャスター、と不快に思う。いじめなどの問題は別として、2020年入試改革や全国学力テストについて報道するときは、だいたいどこかでニヤニヤしている。 たしかに、政治の動向などにくらべれば親近感のわくテーマであり、気持ちがやわらかくなるのも分かる。しかし、政治経済等あらゆる分野を動かすのは人であり、人をつくるのが教育である。その意味で、決して「気楽に(いい加減に)扱ってよいテーマ」ではない。ところが、どうやらその“お
■原田まりるのやわらか哲学・第1回■ はじめまして。哲学ナビゲーターの原田まりるです。 まずは皆様にご挨拶がてら自己紹介をさせていただきます。 私は哲学ナビゲーターとして「哲学の入門書」を書いています。先日もダイヤモンド社より「ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。」という哲学のエンタメ小説を発売いたしました。 といっても完全にタイトルが一昔前のラノベ的です。このタイトルからイメージしていただける通り、全く難しい本ではありません。 ニヒルな女子高生がある日たまたまニーチェに出会い、哲学を教わる!という内容の、京都を舞台にした青春小説です。 「小難しい概念論を、これはまた難しい言葉で論じる」のがなんとなーく、みなさんの頭の中にある「哲学」のイメージだと思うのですが、本来「哲学書」はとっても面白い内容が書かれた本なんです。 ■■哲学は「変人の妄想を論理的に説明したもの」
著者の研究歴の中で、最も思い出に残るものの一つがCABINである。これは、1997年に、東大の農学部キャンパス、IML棟に建設された当時としては世界最大のVR装置である。(今はすでに解体されて存在しない。)HMDとは違うVRという意味で、記録しておきたい。 今でこそVRブームの牽引車となっている感のあるHMDであるが、「HMDはダメだ」と言われた時代もあった。1990年代にはいり、VRを実際に利用しようとすると、当時のクオリティでは話にならなかったのである。そこで代替手段として目をつけられたのがプロジェクタである。プロジェクタであれば、すでに2K(ハイビジョンクオリティ)の解像度を有するものが存在し、数メートル程度の大画面ならば高精細の立体映像をつくり出すことが出来た。 プロジェクタベースのVR体験装置の嚆矢は、1992年に米国のイリノイ大学が発表したCAVEである。約3メートル四方のスク
ユニクロの次を狙うアパレルの風雲児~「アースミュージック&エコロジー」のストライプインターナショナル/読んで分かる「カンブリア宮殿」 2016.10.26 4坪店から年商1000億円へ~女性熱狂、お値打ちアパレル スカイツリーの商業施設、東京ソラマチに、客が殺到するアパレル店がある。女子大生のグループに小さな子ども連れのママ、さらに76歳という常連客も。驚くほど幅広い客を掴んでいる理由は、ベーシックで落ち着いたデザインに、女性らしいかわいいファッション性。そしてなによりも、ほとんどの服が3000円から4000円台で買える手ごろな価格帯にある。 この大人気ブランドは「アース」の名前で親しまれる「アースミュージック&エコロジー」。女優・宮﨑あおいを使ったCMでも有名。運営するのはストライプインターナショナルという会社だ。 その成長スピードは驚異的。なんと毎年150店を出店。ストライプの店はすで
こんにちは、結城浩です。 一人で書き物の仕事をしていると、自分の24時間をどのように配分するかは自分の裁量に完全にまかされています。誰からも指示されないのは気楽ですが、自分で自分に指示しなくてはいけないのはつらいものです。 書き物の仕事にもいろんな種類があります。「単発で依頼されて書いて終わりという短期的な仕事」から、「何ヶ月もかかる本の書き下ろしのように長期的な仕事」まで、かかる時間はさまざまです。 時間の長短とは別に「やればできるとわかっている仕事」もあれば、「きちんと成果に結びつくかわからない仕事」もあります。後者は仕事というか、ただの勉強であることも多いのですが。 一日ずっと一つの仕事をしていることは珍しくて、たいていはその日のメインの仕事と、それ以外のこまごまとした作業を組み合わせます。 自分の時間の振り分けが難しい理由の一つは「今日の自分の振り分け」が正しかったかどうか、誰も評
こんにちは、結城浩です。 以下のリンク先にある記事は、作曲家の吉松隆さんという方の文章で「作曲家になること」をめぐっての読み物です(2013年)。 ◆音楽家(作曲家)になるには・なれれば・なれたら この中にはいくつか興味深い話がありますが、特に結城の心にとまったのは以下の点です。 ・「一万時間の法則」ひとつのことをモノにするには一万時間の鍛錬が必要。 ・1日作曲を怠ると3日取り戻せない、2日休むと1週間は元に戻らない、3日休むと取り返しが付かない。 ・「キミ、書いてみない?」と声を掛けられるのが、作曲家としての仕事をやるきっかけになるパターンが多い。●一万時間「一万時間の法則」ひとつのことをモノにするには一万時間の鍛錬が必要という話。 「一万時間の法則」は別のところでも聞いたことがあります。一万時間というと、たとえば3時間×365日×10年だと10950時間。毎日欠かさず3時間かけると、一
●自分が自分の上司になれる人「自分が自分の上司になれる人」というのは抽象的な表現ですね。以下のようにパラフレーズしてみましょう。 ・混沌とした状況を整理して、人に振り分けられる形の「仕事」に分割することができる人。 ・分割された「仕事」の内容や難易度を見極めることができる人。 ・メンバーの中でその「仕事」に適している人材として「自分自身」にその仕事を割り当てることができる人。このような人をイメージしました。 フリーランスであろうがそうでなかろうが、「仕事」は無から自動的に生まれてくるものではありません。必ず誰かが混沌とした状況から「仕事」を切り出してくるものです。 はい、この「仕事」は、 この資料をもとにしてこういう文章を書くもの。 何月何日までに書いてくださいね。こういうのが「仕事」の指示ですよね。こういわれてきちんと期日までに仕上げるのは「仕事をちゃんとやる」ということです。 でも、よ
こんにちは、結城浩です。 結城は毎日コンピュータに向かって書き物をしています。そこでの最大の敵は「眠気」です。眠いと文章は書けません。むりやり書こうとしても、次第に頭がぼおっとして、だんだん何を書いているのか自分でもわからなくなってしまいます。そんな中で仕事を続けても、量も書けないし、書けた文章も質がよくない。時間ばかり経ってしまいます。 仕事したい! 文章書きたい! という「はやる気持ち」があるため、昼食後すぐにコンピュータを開いてテキストをぱたぱた打っていたのですが、少しすると、眠気がやってきます。 あるとき「じつはきちんと食休みをとったほうがいいのではないか」と思うようになりました。「食休み」つまり「食後の休憩」ですね。 ともあれ、自分の「眠気」がいつ来るかを調べてみることにしました。その結果、昼食後もっとも眠くなるのが「1時間後」くらいだとわかりました。これは仕事をやっていてもいな
知られざる小池百合子~「東京大改革」新リーダーの次なる一手は?/読んで分かる「カンブリア宮殿」 2016.10.06 注目の東京都知事に独占密着。その原点とは? その「決断力」を評価する都民の声が圧倒的に多い東京都知事、小池百合子。 自宅は江古田駅に近い通称「エコだハウス」。環境大臣を務めた小池が6年前に建てた。省エネ、エコに配慮した暮らしを自ら実践するのが目的だという。 部屋の照明は全部LED。窓の外には「動く日よけ」が。冬は日光を取り込み、夏は熱を遮断するよう、角度が変えられるようになっている。こうした数々の工夫で、エアコンを使うことはほとんどないという。「自分で体感するのが、人に伝える際に説得力を増すと思いますので」と、小池は語る。 そんな小池の原点はテレビ東京にある。1988年4月にスタートした『ワールドビジネスサテライト』(WBS)。その初代キャスターを務めたのが、当時36歳の小
こんにちは、結城浩です。 「コミュニケーションのパターンランゲージ」のコーナーです。このコーナーではふだんのコミュニケーションを改善するヒントをお話しします。今回のパターンは、 積もっていく口癖 です。 ●口癖私たちには誰しも口癖があります。私にも口癖がありますし、きっとあなたにも口癖があると思います。 私の口癖は「なるほど」や「すばらしい」ですかね。とても気軽に(というのも変ですが)「なるほど」や「すばらしい」と言ってしまいます。 あまり使いすぎるのは問題ですが、「なるほど」や「すばらしい」や「すてき」や「さすが」といった言葉はそれほど不快な言葉ではないと思います。もちろん、言い方やイントネーションによりますけれど。 ●「だめじゃん」しかし、世の中には不快な言葉を口癖にしている人もいます。先日電車の中で、おしゃべりしている20代くらいのカップルがいたのですが、男性の口癖は、 「だめじゃん
講義をはじめる前に みなさん、こんにちは カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授の中村修二です。 これから「夢のみつけ方」というテーマで連続講義をして行きたいと思います。 特に、若い世代のみなさんには、希望に満ち充実した日々を送っていただきたいので、この講義がそのお役に立てればと思います。 昨年の7月に10年ぶりに『夢と壁』という新刊を出版しました。次代を担う若者に対して、夢をかなえるために必要な本当の力について、全8講の講義形式で述べたものです。 中高生3000人あまりのみなさんから読んだ感想や意見を寄せていただき、おまけに安倍首相からも次のようなコメントをいただきました。 「夢は日本のどこでも実現できる」――中村教授に伺った言葉です。若者よ、固定観念の壁を打ち破り、夢に邁進せよ。教授の熱いエールに溢れた一冊です。安倍首相とは同い年でもあり、適度に自己中(笑)だということも合わせて、なん
ささやかな、今日の一歩を進めよう(結城浩「ワークスタイル・ライフスタイル」) 毎日、本を書く仕事をしていると、「継続性」についてよく思う。現代流行の何かに振り回されそうになったとき、私はよくこんなシンプルな問いかけをする。 「昨年流行していたもの、今年はどうなった?」 とっても流行っていて、いかにもすごいという多くのものが、あっというまに見えなくなってしまう。諸行無常である。自分の時間を何に投資しようか。来年消え去るものに投資するか、三年もつものに投資するか... 続きを読む...
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