国際秩序を決める選挙イヤー トランプ氏再選＝「もしトラ」の思考実験を（産経新聞） - Yahoo!ニュース

今年は世界の重要な民主主義諸国・地域で指導者を決める選挙が続く。「民主主義の最前線」を自任する台湾で１月１３日に実施される総統選から１１月５日の米大統領選まで、有権者の選択は自由と法治を基礎とする国際秩序の行方を左右する。中国やロシアなどの権威主義体制が影響力を強める中、民主主義の命運がかかる選挙イヤーとなる。 【グラフィックで見る】台湾総統選や韓国総選挙、米大統領選など世界の選挙日程 スウェーデンの独立機関「Ｖ―Ｄｅｍ」の２０２３年版報告書によると、世界では権威主義に向かう国が増え、２２年時点で世界の人口の７２％が権威主義体制下で暮らす。民主主義は今や「少数派」と言っていい。 台湾の総統選は、中国共産党一党独裁の習近平体制が統一圧力を強める中、民主進歩党政権が継続するかが焦点だ。対中警戒感が強い民進党の候補、頼清徳副総統は「台湾の自由と民主主義を守り、（中国による）併呑を許さない」と主張