『時間とテクノロジー』雑感、それと自由のゆくえ - シロクマの屑籠

時間とテクノロジー 作者:佐々木俊尚発売日: 2019/12/17メディア: 単行本（ソフトカバー） 週末、佐々木俊尚さんの近著『時間とテクノロジー』を読んだ。自動車運転やVRも含めた情報通信テクノロジーに私たちが完全に包まれて、お膳立てされ、環境そのものが知能を持つようになった近未来について考えさせてくれる本だ。 近未来が、この本に書いてあるとおりになるかはわからない。それでも、「テクノロジーの進歩によって人間の世界の捉え方が変わる」というテーマの大筋は間違っていないだろうし、いくつかの具体例には説得力を感じた。 たとえばレコードを買っていた時代からストリーミング配信の時代に変わったことで音楽の受け止め方が変わり、「古い時代の曲も新しい時代の曲も懐かさを伴わなくなる」というのはわかる話だ。また、デジタル録画が鮮明になればなるほど、鮮明すぎる過去の録画から郷愁を感じとることは難しくなる。

[p_shirokuma]

『時間とテクノロジー』を読み終わり、私はアーキテクチャの政治性や権力性に思い馳せたくなりました。うかうかしていると、私たちはAIに飼われるペルシャ猫やブロイラーになってしまうのではないか、と。

[dh16t]

つまりDiablo2は神ゲー

[turanukimaru]

目新しい話でもAIの話でもない。どこでも―人気者がそれっぽいことを言えば☆が集まるはてなでも既に選択は放棄されている。NATROM先生すら稀に思い違いをするのだが誰も指摘せず☆つけまくるのには流石にあきれた。

[kotobanoniwa]

“ごく一握りの優れたアーキテクチャ設計者やAIがますます権力を委任されるようになり、一般大衆が彼らに委ね続けていれば、一般大衆は政治の主体でも権力の主体でもなくなってしまう”『国家・企業・通貨』に通じる

[pekee-nuee-nuee]

お金持ちに飼われるペルシャ猫、普通になりたいでしょ

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「ごく一握りの優れたアーキテクチャ設計者やAIがますます権力を委任されるようになり、一般大衆が彼らに委ね続けていれば、一般大衆は政治の主体でも権力の主体でもなくなってしまう」わかる

[otoan52]

自己家畜化という言葉を使っていた人もいた気がする。数年前にちょっと流行った感じだってような。

[sotonohitokun]

この話は一定の豊かさの上に担保される話で、それを享受出来ない層がサンダース支持とかに成ってる現実を見ると直線的にその世界に行けるのか？は懐疑的だったりする。

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極めて個人的な雑感として「佐々木俊尚の予測ってなんか外してる」というのがあるのだった...