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左が西野さんの食生活で頻繁に登場する「重ね煮」。無水鍋に塩を入れ、大量の野菜を投入し、トップに鶏むね肉を乗せて再び塩をかけて蒸す。入れる野菜はきのこ、人参、白菜、小松菜、かぼちゃなどお好みで。 ――お米は減量に問題ないんですね。 僕も炭水化物はNGだと思っていました。だから「お米はパワーになるので食べてください!」って言われたのには驚きでしたね。実際、寿司にはかなり救われました。食事制限を始めたばかりの頃はスシローとくら寿司が唯一生き残った僕のごちそうで。いまも外食チェーンにお世話になることがあります。大戸屋のホッケ定食、吉野家の鮭定食、サブウェイの糖質 低めのサンドイッチなど食べてますね。あと、トレーニー御用達の「筋肉食堂」にも1週間前に行きました。 「空腹ブラックコーヒーウォーキング」が効果的 ――体脂肪や体重のビフォーアフターを教えてください。 11カ月前の体脂肪は23%で、いまは7
10年来放送が続く深夜ドラマ『孤独のグルメ』(テレビ東京系)は、1人飯の喜びを描いて人気を博した。人付き合いで疲れたドラマの主人公、井之頭五郎の「個食」は、確かに人にとやかく言われる筋合いではない。しかし、もし1人飯が不本意だったら?「孤食」なら、それは放置できない問題ではないだろうかーー。 「われわれが孤独を問題視するのは、人と話す機会が減ってしまうと、精神的にいいコンディションになりにくい傾向を感じているからです。悩みが肥大化し、解決も遅くなる」と話すのは、コーチングを手がけるはぐくむの小寺毅社長だ。 1人で食べるのが常態化している若者 大学講師や企業研修の仕事も行うため、幅広い人たちに接する小寺社長が20~30代の若い世代に「ご飯はどうしているの?」と尋ねると、職場で仕事しながら食事したり、コンビニで買ってサッと済ませるという人が多いという。「タイパ飯」という言葉が流行する時代だ。日
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2023年8月に開業した宇都宮ライトレールの業績が好調だという。人口減少社会におけるコンパクトシティ構想とも親和性の高い、路面電車(LRT)の「復活」に向けた先駆的な事例となりそうである。 路面電車は、低額な運賃で利用可能な交通手段として、かつて全国の都市に存在したが、急激に進んだモータリゼーションの波にのまれ、次々と姿を消していった。その代表的な例として横浜市電が挙げられる。今から120年前の1904(明治37)年7月15日に私鉄の横浜電気鉄道として開業後、1921年に市営化。1972年3月に全廃されるまで67年8カ月の長きにわたって横浜市民の足として走り続けた。 今回は横浜市電にまつわる“6つの謎解き”をしながら、どのような路線だったのか、あらためて振り返ってみたい。 謎の多い「市電のビール輸送」 ■Q1:貨車でビールを運んだ? 横浜市電の前身となった横浜電気鉄道は、神奈川駅前(現・青
スキマバイトアプリを運営する「タイミー」が本日7月26日、東証グロース市場へ上場する。公開価格ベースでの時価総額は1379億円。2018年8月のサービス開始にもかかわらず、「ユニコーン企業」となった。 創業者の小川嶺代表(以下、人物の敬称略)は27歳。立教大学生だった20歳のときにファッション事業を起業したが、事業存続に悩み自ら畳んだ。その後、残った借金30万円(うち20万円は親から)の返済のため、アルバイトに勤しむことになった。 「なんで応募にメールを使うんだろう。アプリで完結すればいいのに」。忙殺される中、ふと抱いた不満がきっかけとなった。そこからタイミーのアプリ開発とサービスの構築が始まった。 「すぐに働けて、すぐにお金がもらえる。コツコツがんばっている人が報われる世界を作る」。創業時から一貫して小川がこだわってきたことだ。 その言葉のとおり、タイミーのアプリは、仕事探しからマッチン
薄着の季節は、身につけるアイテムが減り、だらしなくなりがち。しかも最近では、夏のオフィスカジュアル浸透から「職場なのに、私服っぽい」恰好を見かけませんか。 たとえばポロシャツ姿が「休日見え」するケースもありますが、これは相手からどう見えるか、という意識が抜けている証拠。そこで本稿では、各アイテムにおける相手目線の印象を言語化していきます。 「薄着のオフィスカジュアル攻略」ポイントについて、業界を問わず、オフィスカジュアル研修を担当してきた筆者が解説。 ポロシャツ姿が「休日見え」する理由 たとえサイズ感が合っていたとしても、「ポロシャツ姿が休日見え」してしまう方は、配色で失敗している可能性が高く、とくにチノパン合わせのときに起きています。ポロシャツとチノパンは、どちらもカジュアル要素が強く、配色次第で「オフィスより休日を想起させてしまう」もの。 そこでポロシャツの場合、せめて「チノパンの色合
6月24日に開催されたパナソニックホールディングスの定時株主総会では、1300円台にまで落ち込んでしまった低株価が指摘された。当日のPBR(株価純資産倍率)は0.67倍。その後も大きな変化はなく、東京証券取引所が「経営改善を求める企業」の基準とする1倍を割った状態が1年以上続いている。 中期経営計画の達成は困難な状況 6月27日、日立製作所の時価総額が16兆9420億円に達し、ソニーグループ(同16兆8938億円)を9年ぶりに上回り話題になったが、パナソニックは3兆2322億円にとどまっている。 同社の2024年3月期決算では、純利益が前期比67.2%増の4439億円と過去最高を更新した。液晶ディスプレー子会社の特別清算によるところが大きい。「一時的要因もあるので、最高益を達成した高揚感はない。冷静に見ている」(梅田博和・副社長執行役員・グループCFO)。 楠見雄規・社長兼グループCEOも
ファナックの創業者の孫で、同社専務執行役員だった稲葉清典氏(46)が、ひっそりと退職していたことがわかった。 対外的な人事発表はされておらず、6月27日に開示された株主総会の決議通知をみると、執行役員一覧から清典氏の名前がこつぜんと消えていた。 ファナックの広報は東洋経済の問い合わせに対し、「本人の希望により、6月30日付で円満に退職いたしております」と回答 。同社は本人都合による円満退職を強調するが、”創業家3代目プリンス”の輝かしい道を歩んできただけに、波紋が広がっている。 35歳で異例のスピード出世 社内では「何もわからない」と口を閉ざす社員が多い中、競合他社や取引先からは業界トップ企業の人事に驚きの声が広がっている。 ファナックを顧客とする部品メーカー役員は、「最近知ったばかりだ。関係者と一言、二言話すと、(清典氏の退職について)みんな口にする」と興奮気味だ。また、同業他社の社員が
宇宙物理学の話はわかるが「自分はバカだと思っていた」 現在、慶応義塾大学環境情報学部4年生の菊田有祐さん。学習障害のある彼は、読み書きに困難のある子どもの支援を行う「一般社団法人読み書き配慮」代表理事の菊田史子さんの長男だ。史子さんには母親と支援者の立場から合理的配慮について語ってもらったが(史子さんのインタビュー記事はこちら)、今回は当事者である有祐さんに話を聞いた。 学習障害と一口に言っても、抱える困難は人によって異なる。有祐さんは自身の学習障害について、こう説明する。 「僕の場合“読み”のスピードは遅いですが、つらくありません。一番困難なのは“書くこと”です。文字を書くための労力が大きく、文字を書くことに集中すると、『次に何を書こうとしていたんだっけ』となってしまう。脳のリソースを書くことに大幅に割いてしまうため、考えることができなくなってしまうのです」 有祐さんは幼稚園児の頃、医師
毎年夏になると、土用の丑の日の食べ物として話題になるウナギ。中国からの輸入物の増加で、20年ほど前に大幅に価格が下がっていましたが、今では再び高止まりしています。 ニホンウナギが絶滅危惧種に指定され、稚魚の密漁など暗い話も多くあります。ウナギをいつまでも食べ続けるためにはどうしたらよいのでしょうか? このままではウナギ資源は戻らない ウナギ資源が回復する気配はありません。冷静に考えれば簡単にわかることなのですが、成長して親になる前に魚を獲ってしまったら、卵を産む親の数が減って資源が減少します。これを「成長乱獲」と言います。ウナギ漁はシラスウナギ(ウナギの稚魚)を獲る漁が主体なので、まさにこれに当てはまります。 夜間に集魚灯を使って、光に集まったシラスウナギをすくい獲るのが主な漁法です。漁獲されても群れが大きくて、大量に川を上っていけるうちはよかったのです。しかしながら資源量が減って小さくな
ドナルド・トランプ前大統領がホワイトハウスに戻れば、日本経済は大きな「トランプ・ショック」に見舞われる。すべての輸入品に一律10%、中国からの輸入品には60%の関税を課すというトランプ大統領の計画によって、デリケートな世界のサプライチェーンも日本の輸出需要も深刻な打撃を受けるだろう。 同時に、トランプ大統領のインフレ政策(追加的な大型減税と関税)は、連邦準備制度理事会(FRB)に現在意図している以上の高金利を強いると見られる。その結果、円には下落圧力がかかるだろう。 どの程度のショックになるかは、トランプの話がどの程度現実になるかにかかっている。さらに、ジョー・バイデン大統領が大統領選を離脱したことによって選挙結果に不透明さが増している。 日本経済は「外的ショック」に過剰反応する しかし、わかっていることはこうだ。日本経済は非常にもろく、外的ショックに過剰反応し、時には2011年3月の大災
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