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バツ2シンママの心を破壊した「暴力の連鎖」
「苦しいです。本当に苦しい。ずっと、どこか飛び降りることができる建物がないかな、って上を向いて歩... 「苦しいです。本当に苦しい。ずっと、どこか飛び降りることができる建物がないかな、って上を向いて歩いていたし……。息子のことを思い出して、やっぱり死ぬことを考えるのはやめようって、最近、やっとそう思えるようになった」 千葉県某市。街道沿いにチェーン系のロードサイド店が並び、同じような風景が続く。待ち合わせ場所に三井恵子さん(44歳、仮名)は疲れ切った表情でやって来て、何度もため息をつく。彼女には笑顔はなく、陰鬱なオーラをまとっていた。 バツ2のシンママ(シングルマザー)。駅から徒歩20分と交通の便が悪く築年数が古いアパートに、県立高校に通う次男(18歳)と暮らす。次男は中堅私立大学に推薦が決まり、学費はすべて日本学生支援機構の有利子奨学金で賄う予定だ。長男(23歳)は昨年から独立して都内で暮らしている。社会人になって大学奨学金の返済が始まり、経済的にはギリギリの生活を送っているという。 「今
2016/11/09 リンク