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整形外科医が解説「骨盤のゆがみと不調との関係」
腰部にある環状の骨の一群である「骨盤」。ここがゆがむと、全身の調子が崩れたり、血行が悪くなったり... 腰部にある環状の骨の一群である「骨盤」。ここがゆがむと、全身の調子が崩れたり、血行が悪くなったり、肩こりや腰痛や膝痛、冷え、肥満、生理不順などさまざまな不調の原因になったりする、といわれている。 実際、何らかの施術(整体やマッサージなど)を受けたときに、「骨盤がゆがんでいる」「骨盤矯正をしたほうがいい」などと言われたことのある人も少なくないだろう。 けれども、骨盤のゆがみってそんなに問題なのだろうか。いや、そもそも骨盤は骨だ。簡単にゆがんだりしないのではないか――。整形外科医のDr.Koalaさんに伺った。 そもそも骨盤ってどんな骨? ――そもそも骨盤はどういうものなのか教えてください。 Dr.Koalaさん(以下、Koala):骨盤というのは、脊椎と大腿骨の間にある骨の一群です。骨盤は2つの寛骨(かんこつ:腸骨+恥骨+坐骨)と仙骨の3つの骨が環状に線維結合していて、仙骨の下部に尾骨がつな