エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
小さな陶の箱(2)「家」 - ururundoの雑記帳
小さな陶の蓋物が好きだ。 手のひらに載せると 少しの重さを感じる。 その重さに比例するだけの物語も... 小さな陶の蓋物が好きだ。 手のひらに載せると 少しの重さを感じる。 その重さに比例するだけの物語も。 地平線が見える草原に 箱のような小さな家。 そばには 気持ちのいい風を受けて立つ木があり サワサワと音をたてる。 鳥もやってきて 羽を休め 一声鳴いて飛び去るのだ。 朝は東から日が昇り 夕には西に日が落ちる。 星空の夜の輝きを 想ってみよう。 草原に寝転び空を見上げると 星座たちが ギリシャ神話を語る。 朝早く 露の原を歩くと 靴もズボンの裾も濡れるけれど。 小さな家は風 雨 雪から住人を守り 煙突から立ち上る煙は 旅する人の心に暖かさを与える。 手のひらの上の小さな陶の箱。 見ていると 星月夜や 風の音までもが 聞こえるようだ。
2022/03/18 リンク