フワちゃんの暴言は叩かれたが…朝の情報番組が「死ね」と放送するのは許されるのだろうか。 アーティストのあのが8月21日に、5カ月ぶりの新曲「愛してる、なんてね。」をリリースした。傷つきながらも好意を寄せる人と共に生きる希望を見出す姿を描いた歌詞はあのちゃん本人、作曲は小説家として芥川賞候補にもなった「クリープハイプ」の尾崎世界観が手がけ、ミュージックビデオ(MV)は俳優の岡山天音が出演して盛り上げている。 リリース当日、民放テレビの各情報番組では、この曲のサビにある「みんな死ね、なんて強がりすぎです」と歌う箇所を繰り返し放送。曲全体を聴けば、ネット上やSNSに暴言や人格否定があふれる、殺伐とした現代を生きる若者ならではの心情が「刺さる」。だが、毎年500人以上が自殺している10代に多大な影響力を持つあのちゃんだからこそ、安易に「死」を口にすべきではないだろう。ましてや「死ね」という歌詞を切