ことし7月の世界の平均気温は、観測が始まった1880年以降最も高く、史上最も暑い1か月だったことが、アメリカの政府機関のまとめで分かりました。 20日に発表した、ことし7月の世界の平均気温は、16.61度と、20世紀全体の7月の平均と比べて0.81度高くなり、これまでで最も高かった1998年を0.08度上回り、観測を始めた1880年以降、最も高くなりました。 NOAAによりますと、世界全体で見ると、通常、7月が年間を通して最も気温が高い月で、ことし7月は観測史上「最も暑い1か月」だったということです。 地域ごとに見ると、アフリカ大陸の東部や南ヨーロッパ、南米の北部などが記録的な高さとなりました。 また、世界各地の海面の温度も広い地域で20世紀の平均を上回り、特に赤道付近の太平洋では、南米沖の海面の温度が高くなるエルニーニョ現象の影響で、記録的な高さになっています。 NOAAの担当者は「この