タグ

関連タグで絞り込む (296)

タグの絞り込みを解除

社会に関するfutenrojinのブックマーク (315)

  • ジョセフ・スティグリッツ「自由至上主義の右派には哲学的な欠陥がある」 | 米国は中国の優位性を認められない

    非対称情報のもたらす影響を探求し、2001年にノーベル経済学賞を受賞したジョセフ・スティグリッツ。 米国で4月に新著『自由への道─経済学と良い社会』(未邦訳)を出版し、現在の米国の経済システムと、それを生んだ政治イデオロギーを分析した。米国はどう間違えたのか、英紙「フィナンシャル・タイムズ」が聞いた。 ついに時代が追いついた ジョセフ・スティグリッツから話を聞く前に、彼のチームの一員から、何を質問しようとしているのか聞かれた。ノーベル経済学賞受賞者は、準備を大切にしているのだ。スティグリッツの批評家たちは、「過去30年間、何を準備してきたのか」と笑うかもしれない。彼は自由市場について左翼的に批判してきたが、それはいまでは自然なものになったのだろうか。 スティグリッツは、1995~97年にビル・クリントン政権下の大統領経済諮問委員会委員長を務め、1997~2000年に世界銀行のチーフエコノミ

    ジョセフ・スティグリッツ「自由至上主義の右派には哲学的な欠陥がある」 | 米国は中国の優位性を認められない
  • 仏誌が迷い込んだ、“私的で内密”な東京─招き入れるは凄腕案内人 | 「サラリーマン訓練」から「生き神」北野武の自宅まで…

    その旅行代理店は、「不可能なことでも提供する」という。フランス誌「フィガロ・マガジン」の記者がその実力を目の当たりにした。彼らが訪れた場所、それは墨田区の「聖域」相撲部屋や、浅草の地下にある占い館だけではない。 隈研吾の美学を知る 「東京にカオスをもたらしたい」──完璧な英語でそう話す男の顔には、長年のキャリアを感じさせる皺が刻まれていた。世界的スター建築家、隈研吾(69)は穏やかに語る。パリにある故高田賢三の自邸の改装を手がけたのも彼、東京の国立競技場も、大成建設、梓設計と組んだ彼の仕事である。 青山にある隈の事務所は、いたるところに図面台が置かれ、構想の過程を示す殴り書きのクロッキーが散乱している。この創造的無秩序にほっとさせられる。もっとも偉大な建築家であっても、消しゴムと鉛筆を使うのだ。 「江戸時代、日の建物はすべて木造建築で、高さは3m以内、狭い道は徒歩にちょうどよく、人々が交

    仏誌が迷い込んだ、“私的で内密”な東京─招き入れるは凄腕案内人 | 「サラリーマン訓練」から「生き神」北野武の自宅まで…
  • 「ISのテロリストの妻たちは、しばしば男たちより残酷だった」 | 地獄に積極的に加担した女たち

    行方知れずの子供たち 生還者たちはいまもフラッシュバックに悩まされ、その意味において、過去に閉じ込められたままだ。若いシリン・カレフが顔を隠して証言するのは、いつの日か、ISが別の形で復活するのを恐れてのことだ。 彼女の話は、2014年8月4日の恐怖の夜に、ヤジディ教徒たちが暮らす土地がISの手に落ちるところなど、ほかの女性の話と重なる部分が多い。話の脈絡が追えなくなるときもあったが、話の核となる部分は、子供と引き離されたときのトラウマがいまも頭を離れないことだ。 「いちばんつらかったのは、二人の子供と引き離されたときでした。子供たちはイラクへ、私はシリアへ連れていかれました。シリアにはハーレムがあり、女性が売買される市場がありました」 シリンはシンジャール近郊のドメスという場所で、二人の子供とともにISに捕まった。妊娠中だった彼女は、ランブシ村に連れていかれ、そこで3日過ごした後、イラク

    「ISのテロリストの妻たちは、しばしば男たちより残酷だった」 | 地獄に積極的に加担した女たち
  • ISの性奴隷にされた女性たちが証言する、想像を絶する「地獄」 | 子供なのに家族と引き裂かれ、売られ…

    法、その一。「いかなる女も、配偶者あるいは所有物、召使いでないなら、性交は合法でない」 法、その二。「女が召使いや奴隷になるのは戦争を通じてである」 法、その三。「ジハードで戦った男が女性捕虜を手に入れるのは、司令官から与えられたときか、買ったときである」 いまから10世紀前の征服活動のときに書かれたこの中世の文章には、戦利品として獲得した性奴隷の正しい取り扱い方について、もっと具体的な記述もある。たとえば性奴隷の「利用」開始時期は、月経を1回見送ってからだとされている。獲得した性奴隷が妊娠している場合は、出産後だ。いまから見れば鬼畜の所業だが、これがかつてのイスラム帝国における「宗教的な立場から出された見解」だった。 IS(いわゆる「イスラム国」)がイラクとシリアに支配領域を持っていた2014年から2019年までの時期、その支配領域では性奴隷の拉致と酷使が横行したが、それを正当化する拠り

    ISの性奴隷にされた女性たちが証言する、想像を絶する「地獄」 | 子供なのに家族と引き裂かれ、売られ…
  • 哲学者スラヴォイ・ジジェク「セックスのファストフード化が加速している」 | 「抑圧」の反対は「鬱」である

    スラヴォイ・ジジェク(75)にインタビューするのは、筆舌に尽くしがたい体験である。哲学者、精神分析家、文化理論家、政治活動家、ロンドン大学バークベック人文学研究所インターナショナル・ディレクター、そしてスロベニア共和国の元大統領候補である彼との会話では、一つのテーマから別のテーマへ次々と飛んでいく。だから、対談者はなんとかして置いてけぼりにされないようにしなければならない。ジジェクは、ユニークで予想がつかないのだ。 「剰余享楽」とは ──あなたは『為すところを知らざればなり』(※原題副題は「政治的要因としての享楽」)、そして『快楽の転移』をすでに書いています。そして今回、『剰余享楽』を発表しました。なぜ、このテーマに関心があるのですか? 戦争や人種差別、そのほかの多くの恐怖をめぐって何が起きているかを理解するためには、まさに享楽に注意を払わなければなりません。私は、享楽を「喜び」としてのみ

    哲学者スラヴォイ・ジジェク「セックスのファストフード化が加速している」 | 「抑圧」の反対は「鬱」である
  • 米紙「数十年かかったが、ようやく日本の女性の働き方が変わりつつある」 | いまだに課題は多くあるが…

    男女雇用機会均等法の施行から約30年。他の先進国に遅れを取りつつも、日の政府組織や民間企業では、男性優位の職場文化に変化が見られるようになった一方、まだまだ多くの課題が残されてもいる。外務省や大手企業で働く女性たちの現状を、米紙「ニューヨーク・タイムズ」が取材した。 男女雇用機会均等法が施行された翌年の1987年、のちに日の皇后となる女性が外務省に入省した。彼女は3人しかいない女性の新人外交官のひとりだった。当時は小和田雅子という名前だったこの女性は深夜まで働き、日米貿易摩擦の対応などにあたった北米二課で、華々しいキャリアを築いていた。 だが、彼女はそれから6年も経たないうちに退職し、当時は皇太子だった現在の天皇、徳仁と結婚した。 その後の30年で、外務省の状況は大きく変わった──そして、女性たちの置かれた状況も。2020年以降、新人外交官の半数近くを女性が占めるようになり、多くの女性

    米紙「数十年かかったが、ようやく日本の女性の働き方が変わりつつある」 | いまだに課題は多くあるが…
  • なぜ米国で「出所した人たち」の起業率は高いのか? | 起業した元受刑者は「再犯率」も低い

    元受刑者は犯罪歴が労働市場で不利になるため、出所後に起業を選ぶことが多い。 だが、過去に犯罪を犯した人へのステレオタイプを払拭し、彼らに多くの選択肢を与えることは、経済にもメリットをもたらす。そう語るのは、米ペンシルベニア大学のビジネススクール、ウォートン校のデイモン・フィリップスだ。 労働力不足が深刻化する日でも、必要とされる問題について考えよう──。 出所後の起業率が高い理由 デイモン・フィリップスは、出所後の元受刑者の起業率が一般人と比べて5%高いことを発見した。起業後の再犯率も低くなることがわかった。 とりわけ、出所後の黒人男性の就職には高い壁が立ちはだかるため、彼らは起業することが多い。彼らにとっては、普通に働くよりも起業するほうが高収入を得るチャンスが高くなるのだ。 これは、犯罪歴のある就職希望者を差別する雇用者にとって、そして刑務所内の囚人たちを救うために予算を割いている政

    なぜ米国で「出所した人たち」の起業率は高いのか? | 起業した元受刑者は「再犯率」も低い
  • 米紙が報じる「日本の“軍隊式教育”がもたらす社会秩序とその代償」 | ドキュメンタリー映画監督・山崎エマに聞く

    人の母と英国人の父を持つ山崎エマは、程よい距離感で日社会を見つめ、ドキュメンタリー映画として記録してきた。彼女がカメラを向けるのは、教室の掃除に励む小学生や血のにじむような練習に耐える高校球児といった教育現場だ。 そうした日特有の厳しいしつけや伝統が社会に秩序をもたらす一方、そこには代償もあることにスポットライトを当てる山崎に、米紙「ニューヨーク・タイムズ」が話を聞いた。 人間ピラミッドの思い出 ドキュメンタリー映画監督の山崎エマ(34)には幼少期の忘れられない経験がある。自分は膝にひどい擦り傷を負い、同級生は骨折する羽目になった人間ピラミッドだ。 大阪の小学校で6年生のころ、毎年恒例の運動会で組み体操を披露するため、同級生らと何週間も前から7段の人間ピラミッドをつくる練習をした。小さな体から血も涙も流れたが、番で成功させた達成感は計り知れず、それは「私が粘り強い努力家だと自負で

    米紙が報じる「日本の“軍隊式教育”がもたらす社会秩序とその代償」 | ドキュメンタリー映画監督・山崎エマに聞く
  • ヨハン・ノルベリ「社会正義の実現には、もっと多くの資本主義が必要だ」 | 長期的に見れば「成長こそがすべて」

    ヨハン・ノルベリ(50)は根っからの楽観主義者で、その主張を裏付ける論拠を持ち合わせている。古典的自由主義とグローバル化の熱烈な擁護者であるこの歴史学者は、ある意味、心理学者のスティーブン・ピンカーの系譜に連なり、「私たちは最善の世界に生きている」と主張する。 スウェーデン人のノルベリは、多くの人にとってシステムを推進する原動力である「利益の追求」を、「俗悪」なものだと考えている。彼が関心を寄せているのは、もっと「美しい」もの、つまり、より良い世界を創ることなのだ。 米ワシントンにあるシンクタンク「ケイトー研究所」のシニアフェローを務めるノルベリは、『資主義宣言』(未邦訳)という挑発的なタイトルをつけた新著で、「読者の注意を文化戦争から逸らし、私たちの未来にとって重要な問題へと引き戻す」ことを目指している。スペイン紙「エル・パイス」が彼にインタビューした。 ──あなたは、社会正義の実現に

    ヨハン・ノルベリ「社会正義の実現には、もっと多くの資本主義が必要だ」 | 長期的に見れば「成長こそがすべて」
  • マッキンゼーや大手コンサル会社の黄金期は過ぎ去ったのかもしれない | AI技術で人間のコンサルタントは不要に?

    つい最近まで、マッキンゼーをはじめとするコンサル業界は絶好調であるかのように思われた。しかし、ここにきて風向きが変わった。英「エコノミスト」誌は、コンサル業界が今回の成長の落ち込みから復活するのは難しいと予想する。 2024年3月、ある匿名のメモがインターネット上に一時拡散した。メモの著者は複数人で、いずれも「マッキンゼーの元パートナー」と称していた。彼らは輝かしい業績を誇る戦略コンサル会社が近年、「成長ありきの無責任体制」に陥り、とくに経営陣に対しては「戦略的目標が欠如」していると手厳しく非難した。そしてマッキンゼー出身者らしい控え目な書き方ながら、「真に偉大な組織」が存亡の危機に瀕していると警告した。 このメモはすぐに削除されたが、それはマッキンゼー社員の直近の不満にほかならなかった。1月、同社マネージングパートナー(一般企業のCEOに当たる)のボブ・スターンフェルズは、最初の社内投票

    マッキンゼーや大手コンサル会社の黄金期は過ぎ去ったのかもしれない | AI技術で人間のコンサルタントは不要に?
  • 難民に寛容な福祉国家スウェーデンで「暴力事件」が急増した“不都合”な理由 | 移民統合の失敗で犯罪集団が拡大

    増え続ける暴力事件 かつて家だった場所とその周辺に木材、断熱材、被覆材の破片が飛び散り、ぐちゃぐちゃに散乱している。吹き飛んだ窓ガラスの跡には、ギザギザになった破片だけが残っている。カーテンや衣服が散乱し、爆発の威力に押し流されている。 「ニュースで見るような、外国の戦争の現場のようです」と地元住民は言う。 しかし、ここは紛争地帯ではない。スウェーデン第4の都市ウプサラの、かつては平和だった地区だ。昨年9月28日に爆発が起こり、新人教員のソハ・サード(24)が巻き込まれて死亡した。この攻撃は、犯罪組織のメンバーの親戚と思われる隣人を狙ったものだった。 9月末にスウェーデンのウプサラで起きた爆発事件の現場 スウェーデンでは昨年後半、ウプサラとやその南に位置する首都ストックホルムで凶悪な暴力事件が相次いだ。9月から10月にかけての最悪の時期には、毎日のように銃撃や爆破、手榴弾による攻撃が起きて

    難民に寛容な福祉国家スウェーデンで「暴力事件」が急増した“不都合”な理由 | 移民統合の失敗で犯罪集団が拡大
  • 異星人崇拝カルト創始者「ラエル」のいまを追ったら、日本に辿り着いた | 疑惑だらけの「クローン人間」に「フリーセックス」…

    宇宙人を信仰し、性の解放を訴える「ラエリアン・ムーブメント」。日でも「UFO教」、「フリーセックス教団」などと表現されてきた、フランス発祥の新興宗教団体の今昔を、仏紙「フィガロ」が追った。どうやら預言者ラエルはいま、日で暮らしているという。 2024年、クロード・ボリロンが神話を発案してから50年になる。「1973年と1975年にエロヒムに遭遇した男、ラエル」の物語である。エロヒムとはいわゆる人類の創造者たちで、彼らは空飛ぶ円盤に乗ってやって来て、元ジャーナリストでミュージシャンのボリロンを、地球でのメッセンジャーに任命し、彼を「ラエル」と命名したという。 エロヒムたちが地球に戻って来るまでの間、ボリロンはいくつかのミッションを託された。あらゆる大宗教を否定し、彼らを迎え入れる大使館を建設すること、瞑想によって人類を目覚めさせること、性の解放を実現すること、「人類は2万5000年前に研

    異星人崇拝カルト創始者「ラエル」のいまを追ったら、日本に辿り着いた | 疑惑だらけの「クローン人間」に「フリーセックス」…
  • 孤独な男性はAIによって「テロリスト」になるリスクに晒されている | スコット・ギャロウェイ「デジタル経済の先にあるもの」

    この記事は、ベストセラーとなった『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』の著者で、ニューヨーク大学スターン経営大学院の経営学者であるスコット・ギャロウェイによる連載「デジタル経済の先にあるもの」です。月に4回お届けしています。 どんな生き物にとっても、「関係性」は生存と繁栄に不可欠だ。樹木と菌類の複雑な共生関係が森林を維持し※1、ミツバチやアリは1匹では自分を養えず、ビーバーは最大10匹のグループでダムを造り、ハクトウワシは生涯同じ伴侶と連れ添う。ワニやシャチは、初期の人類を彷彿とさせるような、連携の取れた狩猟戦略を展開する※2。 人間は「関係性」の力を飛躍的に高めた。私たちは身体的には弱く、遅く、脆いうえに、感覚も並程度なら、幼児期も異様に長い。だが「協力」という超能力のおかげで環境を支配し、頂点捕者の頂点に君臨している。 飼育されている鳥は野生の鳥の数を上回っている(ヒ

    孤独な男性はAIによって「テロリスト」になるリスクに晒されている | スコット・ギャロウェイ「デジタル経済の先にあるもの」
  • アラン・ドロン事件の真相は─告訴された日本人女性「ヒロミ」の告白 | 彼女はただの「同居人」か、疎まれ軽視された「伴侶」なのか

    ヒロミ・ロラン(66)は、いまも打ちひしがれた様子だ。私たちがこの女性と最初に会ったのは2023年11月、パリにあるこの女性の弁護士の事務所でのことだった。 アラン・ドロンの3人の子供の一致団結した行動によってヒロミがKOされたのは、2023年7月5日だった。それ以降、ヒロミはいまもまだ立ち直れていない。一方、アラン・ドロンの子供たちのほうも、もともと悪かった仲が、その後さらに険悪なり、もう2度と3人が一緒に行動することはないと思えるほどだ。いずれにせよ、ヒロミはあの日以来、自分の人生を生きている気がしないという。 「もう一度、アラン(・ドロン)に会いたいんです。それができないなんて信じられません。私は彼に会えなくて寂しいですし、彼も私と会えなくて寂しいのだと思います。私がどこに行ったのか、なぜいなくなったのかが気になっているはずです。もう一度、アランと会う。その希望に私の全人生を託してい

    アラン・ドロン事件の真相は─告訴された日本人女性「ヒロミ」の告白 | 彼女はただの「同居人」か、疎まれ軽視された「伴侶」なのか
  • 「不気味な“人口減少実験室”ニッポンで、いま起きていること」を仏紙が列挙 | 日本はもう「消滅した星」なのだろうか

    ちょうど50年前、日は世界で最初に出生率が人口置換水準を下回った。それ以来、頑なに移民の受け入れを拒否し続けた結果、この国はいま、世界にとって「混じりけがない人口減少」のサンプルになっている。 「この区画分けした芝生が、集合住宅のようなものだと想像してみてください」。そう話す井上治代(いのうえ・はるよ)は、死後の住宅の管理人だ。 井上が代表を務めるNPO法人「エンディングセンター」は、孤独な日人の生前と死後の支援をしている。このセンターの墓地は一ヵ所ごとに数百人を受け入れていて、亡くなった会員はそこで死後、再会することになる。いわば目に見えない小さな分譲地を割り当てられているのである。 桜の木が茂る美しい墓地を前にして、井上は「死の助産師のようなものが必要なのかもしれません」と哲学的なことを言う。 日の人口減少がどのようなものか、その必然的な結果として、生ける者がどれほど孤独に取り巻

    「不気味な“人口減少実験室”ニッポンで、いま起きていること」を仏紙が列挙 | 日本はもう「消滅した星」なのだろうか
  • 同じプールで泳ぐイスラエルとパレスチナの若者たちが選んだ「共生の道」 | 10月7日、友情は大きく試された

    イスラエルとハマスの戦闘が始まってから半年が経つが、いまだ収束への道筋は見えない。 エルサレムにある水泳クラブでは、イスラエル人とパレスチナ人の若き水泳選手たちが信仰の違いを超えて、同じプールで練習してきた。 しかし戦闘開始によって、そんな彼らの強い友情が試されることに──米紙「ニューヨーク・タイムズ」が彼らの複雑な心中に迫っていた。 「あの日の攻撃」を境に プールに政治をもちこまないこと。この暗黙のルールがエルサレムの水泳クラブに通うイスラエル人とパレスチナ人の若者を知らず知らずのうちに守ってきた。 同クラブの若きメンバーたちは、それぞれ西エルサレムと東エルサレムに別れて生活している。週6日は午後になると、Y.M.C.A施設内にある水泳クラブに集合する。2時間の練習後は、みんな一斉にジャグジーに飛び込み、ふざけたり冗談を言い合ったりして1日を終えるのがお決まりだ。

    同じプールで泳ぐイスラエルとパレスチナの若者たちが選んだ「共生の道」 | 10月7日、友情は大きく試された
  • マット・リドレー「未来を悲観して子供を持たない若者が心配だ」 | 「合理的楽観主義の第一人者」が語る

    英国の貴族であり、科学ジャーナリストとして多数の著書を出してきたマット・リドレー。「合理的楽観主義者」とされる彼は、必要以上に未来を悲観することはないと考えている。スペイン紙「エル・ムンド」が、コロナ禍を経た現在の情勢を踏まえて取材した。 悲惨に思える現在も「前向き」でいられるか マット・リドレーはその好奇心から、性の進化を研究し、さらにヒトゲノム、そして徳の起源も研究した。彼の一番人気の著書『繁栄──明日を切り拓くための人類10万年史』は、30ヵ国語に翻訳され、100万部を売り上げている。 書のなかでリドレーは、今世紀、私たちは物質的進歩、環境的進歩の両方を享受するだろうと述べた。長い時間をかけ、人々の相互交流と専門化が進むことにより、人類のあいだに集団的思考が形成され、結果として生活の質が向上するのだという。 だが、グローバリゼーションの評価は現在、書が出版された当時より悪い。人類

    マット・リドレー「未来を悲観して子供を持たない若者が心配だ」 | 「合理的楽観主義の第一人者」が語る
  • スイス自殺ほう助団体の創設者が主張「9歳になったら“死ぬ権利”を認めるべきだ」 | 「最後の人権」と「超えてはいけない一線」とは

    医学が進歩し、死に対する考え方が多様化するなか、自殺ほう助や安楽死を合法化する動きが世界各地で静かに広がっている。1998年に自殺ほう助団体「ディグニタス」を設立してから、「死ぬ権利」の重要性を声高に叫んできたルードヴィヒ・ミネリが、その急進的な死生観や、さまざまな論争を引き起こしてきた団体の活動について英紙に語った。 自殺ほう助団体「ディグニタス」を真剣に訪問するなら、既往歴の書類や、資金、それに勇気が必要だ。だが、訪問前に筆者が言われたのは、「オフィスの住所を他者に明かさないでくれ」ということだけだった。 彼らはこの記事を読んだ人が、スイスの大都市チューリッヒ郊外にあるオフィスにやって来て、「いますぐ自殺ほう助を受けたい」と言い出すのを心配しているようだった。人生に絶望した人たちが、オフィスに突然訪ねてくることがあるという。 ディグニタスは電話による問い合わせを希望しており、実際に受け

    スイス自殺ほう助団体の創設者が主張「9歳になったら“死ぬ権利”を認めるべきだ」 | 「最後の人権」と「超えてはいけない一線」とは
  • 「人は苦しんで死ぬ必要はない」なら安楽死だらけになる? | デス・オンデマンド──手軽すぎる安楽死?(3)

    「オランダ自発的人生終焉協会」 「オランダ自発的人生終焉協会」は、前出の「生命の終結クリニック協会」の親団体だ。その会員数は17万人。オランダのどの政党よりも大きい。オランダ各地で公開イベントを実施しており、同国最強の利益団体のひとつと言って間違いない。 この日のシンポジウムの演題は、精神科医が精神病患者を安楽死させたがらない傾向についてだった。 端的に言ってしまえば、エルコやアウレリアのような精神病の患者がいまより簡単に安楽死できるように現状を打開していこうと呼びかけるシンポジウムだ。 シンポジウムが開かれたホールは、オランダ中部のドリーベルゲンの郊外に位置し、高い針葉樹や養蜂箱に囲まれていた。ホールに入ると、カレー風味のパンプキンスープが入ったコップを手渡された。 私が到着したときには「精神病の患者の要請に応じて人生を終結させる際の指針」というセッションが終わろうとするところだった。

    「人は苦しんで死ぬ必要はない」なら安楽死だらけになる? | デス・オンデマンド──手軽すぎる安楽死?(3)
  • ポルノ業界にもAIの波… 米紙がアダルト展示会をのぞいてみたら | 外見や設定も好きに指示、視聴者自身が“監督”に!?

    人間のポルノ俳優は絶滅危惧種に? 米ラスベガスで2024年1月に開かれた世界最大のアダルト業界の展示会「AVN」の会場には、何十人ものランジェリー姿のポルノ出演者が並んでいた。元教師のトム・モーピン(72)は、お目当ての俳優のジル・キャシディ(27)に会うため、およそ2000キロ離れたネブラスカ州オマハから飛行機に乗って来場し、85ドルのチケット代を支払い、何百人ものポルノファンと共に列に並んだ。 モーピンはキャシディと数ヵ月にわたってオンラインの課金制チャットで話していた。だが、実際に人と話していたのか、それとも人工知能AI)のチャットボットと話していたのかを見分けるのは最近では難しい、と言う。 こうして直接会う機会を心待ちにしていたモーピンは会場でキャシディのテーブルに近づきハグを交わし、次に待っていたファンの番が来るまで10分ほど会話をした。しかしキャシディは、モーピンがチャット

    ポルノ業界にもAIの波… 米紙がアダルト展示会をのぞいてみたら | 外見や設定も好きに指示、視聴者自身が“監督”に!?