大阪・関西万博の会場で7月26、27の両日、モーター駆動の自動車模型「ミニ四駆」によるレースの製造業対抗戦が開かれる。 モノづくりの街・大阪府東大阪市などの中小企業のグループが企画した。工夫を凝らして改造した車体で熱戦を繰り広げ、国内外からの来場者に、日本の町工場の技術力や製造業の魅力をアピールする。 ミニ四駆は模型大手のタミヤ(静岡市)が販売するプラモデルで、全長15センチ程度の車体が時速15キロ以上で走る。子どもから大人まで幅広い世代で人気が高く、全国で多数の大会が開かれている。 今回の対抗戦を企画したのは、製造業の活性化を目指すグループ「ザ・クラフターズ」。モノづくりの支援に取り組む「マチココ」(東大阪市)の戸屋加代代表(46)を中心に、金属加工会社や塗装会社の代表らが活動する。 人手不足や後継者難など、中小企業の経営環境は厳しさを増している。「モノづくりを知るための入り口を作り、製
