北朝鮮によるミサイル発射の通告期間に入る中、グラウンドで発射態勢が整ったPAC3=東京都新宿区の防衛省で2012年4月12日午前7時12分、手塚耕一郎撮影 北朝鮮が「人工衛星打ち上げ」名目で予告している長距離弾道ミサイルの発射は12日、予告期間(12〜16日の午前7時〜正午)の初日を迎えたが、正午までに発射されなかった模様だ。北朝鮮が発射を強行すれば、98年8月、06年7月、09年4月に続く4回目となる。 野田佳彦首相は午前6時47分に首相公邸から官邸に入り、記者団に「最後まで自制を求めたいが、万が一にはしっかりと万全の態勢で備えたい」と述べた。政府は11日に首相官邸の危機管理センターに官邸対策室を設置して警戒態勢に入っており、首相は12日午前、藤村修官房長官とともに官邸で待機して発射に備えた。