イスラエルのネタニヤフ首相は26日、イランに対する勝利は和平協定への新たな機会につながるとの考えを示し、イスラエルはそれを無駄にしてはならないと述べた。5月撮影(2025年 ロイター/Ronen Zvulun) [エルサレム 13日 ロイター] - イランはかつて、イスラエルのネタニヤフ首相を「おおかみ少年」と呼んだ。ことあるごとにイランの核の脅威をあげつらい、それを叩くと主張していたからだ。13日の攻撃で、ネタニヤフ氏は一矢報いた格好だが、自身の政治生命の「延命」という思惑も透ける。 2018年、イランのザリフ外相(当時)は、同国の核開発計画を巡り非難を繰り返すネタニヤフ氏に「そう何度も人をだますことはできない」と言い放った。かつてフランスのサルコジ大統領は「もう彼(ネタニヤフ氏)には我慢できない、彼は嘘つきだ」とオバマ米大統領にこう語ったとされる。
