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ブックマーク / gendai.ismedia.jp (21)

  • 「地方移住」した元外資の60代男性、移住先で「嫌われまくった」ワケ(柴田 剛) @gendai_biz

    コロナ禍前後から地方移住を考えていたT夫は、ある別荘地に2000万円ほどの物件を購入し、週末のたびに訪れていた。しかし、ある日、その物件の周囲の景観が一変する。新たな物件の開発のために土木工事が始まったのだ。これを手がけていたのは、コロナ禍のなか移住ビジネスが盛り上がりそうだと、新規参入した業者たちだった。彼らはどんなことをしていたのか。以下、お伝えしていこう。 「寄生別荘」の問題 新規参入組はこうした点で問題を引き起こすことが多いが、とりわけ注目に値し、冒頭のT御夫婦の問題とも深く関わるのが、「寄生別荘」問題とも呼ぶべき現象だ。 田舎暮らしブームとともに各地での「移住者排除」が話題になった昨今、移住地のなかでも、地元住民が集住している地域とは少し離れた別荘地域が人気になっている。「トラブルが起こりかねない地元集落ではなく、管理費の負担があってもやっぱり別荘地域が安心」というわけだ。そこ

    「地方移住」した元外資の60代男性、移住先で「嫌われまくった」ワケ(柴田 剛) @gendai_biz
  • 日テレもフジテレビも、「忠臣蔵」のドラマを作れなくなった「根本的な理由」(春日 太一) @moneygendai

    元禄15年12月14日、大石内蔵助をはじめとする四十七士が吉良上野介を討ち取る「赤穂事件」が起こった。これに至る顛末を描いたのが「忠臣蔵」だ。かつてはよくドラマや映画になった「忠臣蔵」だが、最近では映像化される機会も格段に減ってきている。いったい、なぜなのか…? 時代劇研究家の春日太一氏の新刊『忠臣蔵入門』から、その理由を紹介しよう。 実は「一大プロジェクト」だった 忠臣蔵の映画やドラマが長いこと作られてきた背景として、作り手側にも大きな事情がありました。 「忠臣蔵」は大きな見せ場だけで六つあります。それぞれ屋内が主な舞台になるため、セットを作る必要があります。 「松の廊下」であれば、かなり長い廊下で襖に大きな松が描かれている。「大評定」の広間は赤穂藩の藩士全員が入る広いスペースになります。それから、祇園で大石が遊ぶ遊郭に「東下り」の宿に瑤泉院の屋敷。さらに討ち入りで使う吉良邸のセットも、

    日テレもフジテレビも、「忠臣蔵」のドラマを作れなくなった「根本的な理由」(春日 太一) @moneygendai
  • 富野由悠季が語り尽くす「G-レコとガンダムシリーズの本質的な違い」(富野由悠季,部谷 直亮) @gendai_biz

    『機動戦士ガンダム』の放送が始まった1979年から数えて、2019年は40周年の節目の年だった。ガンダムシリーズの生みの親として知られる富野由悠季氏(78歳)はいま、昨年11月末から全5部構成で上映が始まった、最新作『Gのレコンギスタ』(以下『G-レコ』と表記)劇場版制作の真っただ中だ。 昨年末、富野監督が多忙をぬってインタビューに応じてくれた。筆者は子どもの時から富野監督の作品の大ファンで、「技術戦争」に関する研究をするようになってから、監督が描き続けている「戦争と人間」「技術をどうとらえるのか」というテーマについて、いつかお話を伺いたいと思っていた。 インタビューは2時間にわたった。『G-レコ』で描こうとしたものの質から、技術論、環境問題、GAFAへの違和感、日という国が目指すべき道まで、富野監督のイマジネーションは広大無辺の宇宙のごとく展開し、聞くものを圧倒するが、いずれも一貫

    富野由悠季が語り尽くす「G-レコとガンダムシリーズの本質的な違い」(富野由悠季,部谷 直亮) @gendai_biz
  • 心配ご無用、老後に「2000万円」なくても食うに困ることはない(山崎 俊輔) @moneygendai

    できるだけラクにお金を貯め、最短でお金を増やすには……? お金のライフハック=「マネーハック」を提唱するのは、ファイナンシャルプランナーで著書『大人になったら知っておきたいマネーハック大全』を刊行したばかりの山崎俊輔氏だ。昨年、世間をざわつかせた「老後2000万円」問題。しかし、過剰に不安がる必要はないと山崎氏は説く。一体どういうことか、問題の真相に迫った。

    心配ご無用、老後に「2000万円」なくても食うに困ることはない(山崎 俊輔) @moneygendai
  • 「やってる振り」の外務省 知ってはいけない日本の不都合な真実(矢部 宏治) | 現代ビジネス | 講談社(3/3)

    公文書を偽造して、自国の首相を失脚させた外務省 それだけではない。日の外務官僚が強く批判されるべきは、彼らが「やるべき仕事をやっていない」だけでなく、逆に日という我々の祖国に対し、大きな害をおよぼしているからだ。 ちょうどよい機会なので、私が『知ってはいけない』(2017年)と『知ってはいけない2』(2018年)を刊行したあとに詳細を理解した、きわめて重大な事実をここで書いておこう。 下の文書は、2010年の鳩山首相失脚の最大の原因となった、いわゆる「120キロ問題」についての公文書だ。この文書にもとづいて同年4月19日、船越健裕・外務省日米安保条約課長と芹澤清・防衛省日米防衛協力課長の両名が、鳩山首相を公邸に訪ね、〈米軍には、ヘリ部隊と地上部隊は共同訓練を行う必要があるため、120キロ以上離れた場所に駐屯させることはできないというマニュアルが存在する。したがって、鳩山首相が普天間移設

    「やってる振り」の外務省 知ってはいけない日本の不都合な真実(矢部 宏治) | 現代ビジネス | 講談社(3/3)
  • 驚愕…!25歳サラリーマンが、3000万円で「会社を買った」話(現代ビジネス編集部) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)

    最初は起業を考えていたけれど 「学生時代から、会社員として働き続けるのではなく、いつかは独立したいと思っていました。ただ、いざ独立しようと心に決めても、起業がいかに難しいかということも分かっていたので、なかなか踏み出せなかった。他の選択肢はないものかと思っていたところに、『会社を買って、経営者になる』という方法があることを知り、熟考の末、思い切って会社を買うことにしました。 『経営者』になって3ヵ月。業務の改善や経営の合理化を進めた結果、会社の収益は向上していますし、なにより、自分が決めたことが経営に直結することに、大きな責任とやりがいを感じています」 こう語るのは溝口勇樹さん。大学卒業後、約一年半勤めた日立製作所を退社し、今年7月から京都の製造所「美山精機」の社長に就任した。弱冠25歳。その若さで社長になる、というのもなかなかだが、溝口さんの場合、家業を継いだわけではなく、美山精機を「買

    驚愕…!25歳サラリーマンが、3000万円で「会社を買った」話(現代ビジネス編集部) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)
  • 日大アメフト部OBたちが決死の覚悟で守ろうとしているもの(伊藤 博敏) | 現代ビジネス | 講談社(1/2)

    「田中ファミリー」 日初の危機管理学部を創設したのがブラックジョークとしか思えない、日大学の遅くて稚拙な対応に対し、関西学院大学のクオーターバックの選手を負傷させたアメリカンフットボール部の宮川泰介選手(20)が行なった謝罪会見は、その真摯で誠実な受け答えと合わせ、負傷した選手と家族、関西学院関係者、そして騒動を知る国民を、十分に納得させるものだった。 来、危機管理とは、何を守り、何を守らないかを迅速に判断したうえで、公表すべきは公表し、謝罪すべきは謝罪するもの。許されないのは、保身に走って情報を小出しにし、謝罪や会見を後回しにすること。そうすれば、対応が後手に回って炎上する。 今の日大がまさにそうだ。まして「責任は俺が取る」と、宮川選手に試合後、語り、「すべては私の責任」と、19日の会見で述べながら、「責任」の中身に言及せず、宮川選手が前に出ざるを得ない状況に追い込んだのは内田正人

    日大アメフト部OBたちが決死の覚悟で守ろうとしているもの(伊藤 博敏) | 現代ビジネス | 講談社(1/2)
  • ワタミの失敗〜「善意の会社」はなぜブラック企業の代名詞になったか(新田 龍) | 現代ビジネス | 講談社(1/2)

    世間から「ブラック企業の代名詞」として、長きにわたって批判を浴び続けている大手飲チェーンのワタミ。 創業者の渡邉美樹氏をはじめとする経営者たちは「ブラックとは全然思っていない」などと発言を続けていたが、2015年に社長に就任した清水邦晃氏は「世間のブラック企業との批判を真正面から受け止める必要がある」として改革を推進。現在は全社的に企業体質や労働環境の改善に取り組んでいるところだ。 今回は、100人以上のワタミ関係者への取材から、その改革の内実に迫った『ワタミの失敗』(KADOKAWA)を上梓した働き方改革総合研究所代表、ブラック企業アナリストの新田龍氏が、「ワタミの失敗事例から学ぶ、ブラック企業とならないための方法論」を明かす。 この3年でワタミが失ったもの ワタミは「ブラック企業批判」の渦中にいた2013年度から14年度にかけて、単体で15億円の売上を失い、純利益ベースでは33億円の

    ワタミの失敗〜「善意の会社」はなぜブラック企業の代名詞になったか(新田 龍) | 現代ビジネス | 講談社(1/2)
  • 本当は取ってはダメな「がん」~取ったら最後、元の生活には戻れない 胃がん 大腸がん 前立腺がん 子宮がん | 賢者の知恵 | 現代ビジネス [講談社]

    逸見さんのも後悔している 「手術をしなければ、あと1~2年は元気に仕事ができたかもしれない」 '93年、胃がんのためこの世を去ったアナウンサーでタレントの逸見政孝さん(享年48)について、の晴恵さんは、夫の死後に上梓した『 私ががんを恐れなくなった理由 』の中でこんな思いを吐露している。 「主人の手術はやらないほうがよかった。あの時、どうしてセカンドオピニオンを受けなかったのか。悔やんでも悔やみきれません」 当初、逸見さんは「初期の胃がん」だと見られていた。だが開腹したところ実は、進行性の「スキルス胃がん」だった。にもかかわらず、その担当医は逸見さんにそれを告知せず、胃の4分の3を摘出。 だが術後、傷口に沿ってがんが増殖し、がん性腹膜炎を起こしてしまう。 家族は別の病院で診てもらうこともすすめたが、逸見さんは「他の先生に相談するなんて、がんを見つけてくれた先生に失礼だ」と言って拒んだ。

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  • “新・経営の神様”稲盛和夫が明かす「日本企業、大復活のカギ」(週刊現代) @gendai_biz

    聞き手/大西康之 京セラ(年間売上約1.5兆円)、KDDI(同約4.5兆円)という二つの巨大企業を創業、瀕死のJALを再生に導いたカリスマが語った、日の会社を、そして日の社会を「幸せに導く」方法とは? 虚飾をむしる ——東芝や三菱自動車のような名門でなぜ不祥事が相次ぐのでしょうか。 稲盛 今の日企業は才覚のある人をリーダーとして重用します。私はリーダーを選ぶとき、能力ではなく人間性や人格で選びます。能力に多少の問題があっても人格のある人は努力をして成長する。そういう人をリーダーに選んでこなかったことが、問題を引き起こしているのではないか。 昔、京セラがまだ町工場だった頃、滋賀の工場で細かい仕事を黙々とする男がいました。工場へ行くたびに、なぜか彼の手元に目がいってしまうのです。中学しか出ておらず、才能などない、真面目が取り柄の男でしたが、周囲に押される形で頭角を現し、課長、部長になって

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  • 高齢者のがんの手術はNG?60歳以上「この手術はやめたほうがいい」決定版リスト 死期を早めないために | 賢者の知恵 | 現代ビジネス [講談社]

    人間らしい死に方ができない 医師であり東海大学名誉教授の田島知郎氏は「高齢になってからのがんの手術は、慎重に考えなければならない」と語る。 「たとえば、日人の死因1位を占める肺がんの場合、手術をすること=肺機能を失うことです。そうなるとすぐに息が切れて、階段を昇り降りすることも一苦労になるでしょう。人間が終末期にどれだけ生きられるかは、肺機能にかかっている。手術によって寿命が逆に縮む可能性もあるのです」 もちろん体力のある30代や40代で、早期にがんが発見された場合は、手術によって切ることで根治を目指すこともできる。だが、体力の落ちた高齢者の場合はそう簡単ではない。 医療経済ジャーナリストの室井一辰氏が言う。 「60歳の人は『まだ現役世代』という認識があるので、体力に自信があり、手術に踏み切る人もいるでしょう。しかし、70歳を超えると手術そのものが即、命の危険につながる可能性があります。

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  • やっぱり危険!「全身麻酔」は断ったほうがいい~ド素人の研修医が資格もないのに投与することも 命に関わるリスクがある | 賢者の知恵 | 現代ビジネス [講談社]

    1ヵ月以上意識不明に 米オハイオ州にあるシンシナティ小児病院麻酔学科のアンドレア・ループク医師とそのグループが昨年、全身麻酔についての驚くべき研究結果を発表した。 研究によれば、4歳未満の時期に全身麻酔を使った手術を経験した5~18歳の子供たち53人と、手術を経験していない同数の子供たちに知能テストと言語発達検査を行ったところ、手術経験のあるグループは、経験のないグループに比べて、明らかにテストの成績が悪かった。 これは、全身麻酔によって小脳や後頭葉の「灰白質」と呼ばれる部位の密度が低下してしまったことが原因と報告されている。 人間の意識をシャットダウンし、血圧を低下させたうえ、自発呼吸をも止め、「死」に近い状態をつくりだす。投与すれば、患者はどんな刺激にも反応しなくなる――全身麻酔はそれだけの劇薬だ。副作用があることは何ら不思議ではない。 患者やその家族は、手術の部位や手法に気を取られ、

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  • ダマされるな! 医者に出されても飲み続けてはいけない薬(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/8)

    ふだん何気なく飲み続けている薬。メジャーなものだから安全だと思っていても、長年飲んでいると思わぬ副作用が起こることもある。医者に言われるままの安易な服用はやめて、薬の飲み方を見直そう。 新しければいい薬とは限らない 「'13年に代表的な降圧剤であるディオバンに、論文の不正問題が発覚して、大騒ぎになりました。ノバルティスファーマ社の社員が統計データの解析に不正に関わっていた問題も明るみに出た。その影響で一時期、処方されることが少なくなりましたが、最近になってまたよく使われるようになっています」 こう語るのは新潟大学名誉教授の岡田正彦氏。 中高年になると、血圧の薬を毎日飲んでいる人も多いだろう。だが、その薬が当に効いているのか、逆に副作用がないのかをよく見極めて処方されているケースは意外に少ない。岡田氏が続ける。 「ディオバンに限らず、ARB(アンジオテンシンII受容体拮抗薬)と呼ばれる血圧

    ダマされるな! 医者に出されても飲み続けてはいけない薬(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/8)
  • 社内で渦巻く「プロ経営者」への不快感 資生堂、武田薬品、マクドナルド… | 賢者の知恵 | 現代ビジネス [講談社]

    「プロ経営者」と呼ばれる人々が日で持て囃されるようになったのはいつごろからだろうか。ある日突然やってきて、横文字の経営理論を並べ立てる。戸惑う社員の声は、彼らの耳には届かない。 社員の顔も知らない 「'15年は成長軌道に乗った。'16年度はこれを一気に加速させて、徹底的な改革を進める」 2月上旬に行われた資生堂の'15年度決算会見。魚谷雅彦社長は堂々とした口調で自信をのぞかせた。 トラベルリテールの増加、センター・オブ・エクセレンスの確立、グローバルサプライチェーンの構築……コロンビア大学で経営学修士を取得した「国際派」らしく、カタカナ語を多用し、終始自信たっぷりに持論をぶった魚谷氏だが、社員の反応は冷ややかだ。 「耳触りはいいですが、具体性のない話ばかり。一番具体的に数字を語っていたのが、3年で600億を削減するというコストカットの話で、『やっぱり削ることしか考えてないんだな』と思わざ

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  • ドキュメント山口組分裂  すべてを知る親分が私に語ったこと 暴力団取材の第一人者が緊急寄稿 | 経済の死角 | 現代ビジネス [講談社]

    「世界最大の犯罪組織」が、割れた。ネットやテレビでは真偽不明の情報が飛び交うが、いったい「菱の代紋」に何が起こっているのか。暴力団取材の第一人者が現役組長の肉声を交えて現状をえぐる。 首謀者の意外な名前 この8月に山口組は分裂したが、「神戸山口組」が突発的に蜂起・分裂を決めたわけではない。ここに来るまでには周到な準備があった。 なぜそう言えるのか。実は去年10月、私は都内のホテルで山口組の直系組長の一人に会った。彼は弘道会支配が強まる山口組の情況を語った後、 「すでに考えを同じくする者たちが定期的に会合を持っている。われわれが立ち上がる以上、絶対、弘道会側に潰させるわけにはいかない。潰されないだけの準備をしっかり固めて立ち上がります」 と洩らした。 話を聞きながら、私は半信半疑でいた。仲間うちの会合を重ねながら、司忍組長や竹内照明若頭補佐(共に弘道会の出身)に知られずに済むのか。すでに高山

    ドキュメント山口組分裂  すべてを知る親分が私に語ったこと 暴力団取材の第一人者が緊急寄稿 | 経済の死角 | 現代ビジネス [講談社]
  • 過払い金返還ビジネスに国税のメス――背後に存在する武富士OBネットワークとは何か   | 伊藤博敏「ニュースの深層」 | 現代ビジネス [講談社]

    国税のメスが入った武富士OBたち 派手なテレビCMなどで、“荒稼ぎ”が予想された過払い金返還ビジネスに、東京国税局のメスが入った。 東京国税局は、2月末までに、過払い金返還訴訟を手がける弁護士や司法書士の広告を請け負い、コンサルティングなどを行う2つの広告会社グループとその代表を東京地検に告発した。 対象となったのは、ひとつが渋谷区に社を置くDSCグループと児嶋勝前代表(44)。もうひとつが中央区のエスピーアンドコンサルティングと森田裕輔代表(46)である。 2人は、ともに武富士OBだった。 「サラ金の帝王」と呼ばれた創業者の武井保雄氏に率いられた武富士は、善くも悪しくも日に消費者金融業を定着させたトップ企業だった。 過去形なのは、2010年1月に倒産したからで、そう追い込んだのは、2006年の最高裁判決だった。これで、出資法で決められた約29%の金利と、利息制限法の上限である約20%

    過払い金返還ビジネスに国税のメス――背後に存在する武富士OBネットワークとは何か   | 伊藤博敏「ニュースの深層」 | 現代ビジネス [講談社]
  • ポール・クルーグマン---社会の足を引っ張る格差 『現代ビジネスブレイブ グローバルマガジン』---「ニューヨークタイムズ・セレクション」より | The New York Times | 現代ビジネス [講談社]

    平等と格差の間でのトレードオフはない 30年以上にわたり、米国の政治に関心をもつほとんどの人が、富裕層の税率の引き上げと貧困層への援助拡大は経済成長を阻害する、という考え方を支持してきた。 リベラル派は一般的に、貧困者への援助の代償を若干のGDPの低下という形で払うことが、ある意味ではトレードオフ(交換条件)だという見方をしてきた。一方、保守派は、富裕層の税率を引き下げ、貧困層への援助を削減し、上げ潮にすることで、すべての舟を浮上させることが最善の政策であると主張し、トリクルダウン経済理論(※)を提唱してきた。 しかし現在、新しい見解を裏付ける事実が次第に明らかになりつつある。つまり、こうした議論の前提はすべて誤りだという事実、そして、実際には平等と格差の間でのトレードオフはないという事実だ。 それはなぜなのか?――市場経済が機能するうえで、ある程度の格差が必要なのは事実だ。しかし米国の格

    ポール・クルーグマン---社会の足を引っ張る格差 『現代ビジネスブレイブ グローバルマガジン』---「ニューヨークタイムズ・セレクション」より | The New York Times | 現代ビジネス [講談社]
  • 川北隆雄「迷走したバブル崩壊後の経済政策」 第6章 金融政策は迷走した 「日銀理論」に自縛された中央銀行 | 現代新書カフェ | 現代ビジネス [講談社]

    「異次元のバズーカ砲」 東京・日橋の三越店と三井館の間の狭い道路を西に向かうと、右手に壮麗な洋館が目に入る。赤レンガの東京駅なども手掛けた名建築家、辰野金吾博士の設計で、1896(明治29)年に完成した日銀行館だ。ベルギー国立銀行をモデルにしたというネオバロック様式の建築で、石造りの壁に列柱、緑青を吹いた銅板葺き屋根が美しい。1974年には、国の重要文化財に指定されている。もっとも、日銀の業務のほとんどは、明治の香りのする館ではなく、北隣りにある10階建ての新館で行われている。73年完成の新館は、セキュリティーなどに費用は掛けているものの、外見はごく普通のビルだ。 2013年4月4日午前9時前から、新館で金融政策決定会合が前日に続いて開かれた。同会合は、総裁と2人の副総裁、それに6人の審議委員の計9人で、毎月1回または2回開かれ、金融政策、すなわち政策金利や日銀の資金供給量

  • ジョセフ・スティグリッツ『シンガポールから「格差社会」アメリカへの教訓を考える』  | BRAVE NEWS | 現代ビジネス [講談社]

  • 女性の卵子はますます老化、男性は無精子症発症、生まれてくる子どもはダウン症の可能性が急上昇 「不妊大国」ニッポンの真実(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)

    女性の卵子はますます老化、男性は無精子症発症、生まれてくる子どもはダウン症の可能性が急上昇 「不妊大国」ニッポンの真実 出産年齢が上昇し、少子化がますます進む一方、いま不妊治療患者が急増している。その多くは30代後半から40代の、高齢出産を覚悟したカップル。この不妊大国で、いったい何が起きているのか。 21万件を超える治療件数 「初めて病院に行ったときは、すでに結婚13年目。人工授精を始めたものの、失敗続きで、卵の育ちは年々悪くなっていきました。陰性反応(失敗)が出るたび、『ここまでやったんだから、と諦めるために治療をしているのか』と自問自答していました」 そう語るのは、39歳で不妊治療を受け始めたAさん。彼女の治療歴は凄まじい。体内に人工的に精子を注入する人工授精が25回、卵巣から卵を取り出して受精させる体外受精が12回にものぼった。 42歳のとき、子宮に戻した卵子にようやく陽性反応が出

    女性の卵子はますます老化、男性は無精子症発症、生まれてくる子どもはダウン症の可能性が急上昇 「不妊大国」ニッポンの真実(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)