タグ

ブックマーク / geopoli.exblog.jp (11)

  • ウクライナ危機なのにロシア専門家が減っているアメリカ | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から快晴です。相変わらず気温は低くて寒さがこたえますが・・・ さて、相変わらずウクライナ情勢についての報道が続いておりますが、そのウクライナ情勢を研究する人材についての興味深い記事がありましたので、いつものように要約を。 === アメリカの対外政策におけるロシア専門家の凋落 By ジェイソン・ホロウィッツ ●ジョージタウン大学のロシア学部長であるアンジェラ・ステント女史は、最近電話の応対に忙しい。 ●ステント女史をはじめとするロシア専門家たちの電話は、ウクライナ危機の勃発から鳴りっぱなしだ。「なんか同窓会みたいですよ。みんな復活してきたわけですから」 ●アメリカロシア専門家たちは、プーチン大統領がクリミアの支配を進めるにつれて再びメディアの脚光を浴び始めている。ところが同時に、これはアメリカの学者や実務家たちのロシアについての捉え方、そしてその捉え方を考える彼らの、質と

    ウクライナ危機なのにロシア専門家が減っているアメリカ | 地政学を英国で学んだ
    hmmm
    hmmm 2014/03/08
  • 「違和感がある」はマズい | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から晴れております。朝晩は過ごしやすくなってきましたが、今日は暑くなるとか。 さて、久々に私のコメント的なことを書きます。 昨夜もTwitterのほうで書いたのですが、最近「違和感がある」というコメントが気になってしかたがない。 この言葉はもちろん以前からよく使われていたのですが、とくにネット上では去年の原発事故あたりを境にして「誰々さんのコメントに違和感がある」という形でよく使われております。 しかも日では立派な新聞やテレビに出ているコメンテーターまでがこのような「違和感がある」とコメントしていて、私もそれについて「違和感」なくスルーしておりました。 ところが最近になって、このコメントが非常にマズいものであることに気づいたのです。 ご存知のように、私は去年までイギリスに留学していたわけですが、それまでは向こうの人間と議論などをする時は、「違和感がある」という言葉など使

    「違和感がある」はマズい | 地政学を英国で学んだ
    hmmm
    hmmm 2012/09/06
  • 創造性を上げるには「孤独」になれ | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から雨です。しかもけっこう土砂降り。私も体調がすぐれないので家でゆっくりしております。 さて、地政学や戦略とは全く関係ないかもしれませんが、みなさんの職場の環境づくりにヒントになるような論考がありましたのでそのご紹介を。 ちなみに私のような個人業者(?)にとっては非常によくわかる話です。 ==== 「新グループシンク」の台頭 By スーザン・ケイン ●「孤独」というのは時代遅れである。 ●アメリカでは「新グループシンク」(New Group Think)というべきものが大流行中である。これは「グループや集団でどんどん働きましょう」という考え方だ。 ●この典型的なのが、「オフィスの壁を取り払って、アイディアを交換しながら、創造的に働く」という最近の職場環境の風潮だ。 ●ところがこのような風潮には大きな問題がある。なぜなら最近の心理学の調査研究では、人間というのはプライバシー

    創造性を上げるには「孤独」になれ | 地政学を英国で学んだ
  • ウォルトのトップ10論文 | 地政学を英国で学んだ

    スティーヴン・ウォルトが自身のブログで素晴らしい企画をやってます。 ずばり、「時間がない人のためのIR理論論文のトップ10リスト」です。 私もこれらの七割くらいは学校の授業などで強制的に読まされた苦い経験がありますが(苦笑)、それにしてもセレクションが渋いですなぁ。さすがプロです。 ==== 1. Albert Wohlstetter, "The Delicate Balance of Terror." Foreign Affairs (1957) Even more than Bernard Brodie or Tom Schelling, Wohlstetter laid out the basic requirements for stable nuclear deterrence. For that I can forgive him a lot of his other "con

    ウォルトのトップ10論文 | 地政学を英国で学んだ
    hmmm
    hmmm 2009/05/29
    "「時間がない人のためのIR理論論文のトップ10リスト」"
  • 地政学を英国で学ぶ : マケイン陣営ピンチ/米陸軍のディベート

    ↑国際関係のヒント満載↑ イギリスでの留学生活を実況生中継。今日のイギリス南部はまたまたよく晴れまして、スッキリとした秋空でした。さすがに秋分をすぎると七時でもすでに暗くなってきます。 「米パ紛争」が起こったり、小泉首相が政界引退したり、中国が宇宙船発射したり、米議会が緊急援助法案に合意しなかったりと、色々な事件が同時多発的に起こっている毎日ですが、今日は最初に米共和党の大統領候補であるマケインに関するネタから。 先週から始まった経済危機のおかげで、マケイン陣営の支持率が一気に降下してきたのですが、とくにまずかったのは、彼がたった今行われている候補者討論会を「金融救済問題でワシントンに行くから」といって延期を申し出たことですね。 これについて「敵前逃亡か?」という批判が出たのは当然なんですが、それよりもまずいのは「ストレートトーク」(率直な物言い)をトレードマークにしているマケインが、報道

    hmmm
    hmmm 2008/09/28
  • 地政学を英国で学ぶ : ユーラシア大陸は「雀卓」である

    ↑リアリズムと地政学↑ イギリスでの留学生活を実況生中継。今日のイギリス南部はまたしても一日中曇りだったのですが、夕方六時をすぎてから劇的に晴れました。不思議な天候です。 グルジアをめぐる黒海情勢ですが、最初に到着した駆逐艦「マクファウル」がやっぱり行方不明のままです。私もいろんなサイトで探しているのですがよくわかりません。 それと上海協力機構(SCO)の首脳会合ですが、ロシアは南オセチアとアブハジアの独立の支持は取り付けられませんでしたね。中国は意外に冷たい反応だったようで、とりあえず「まあこの問題に関してはロシアの役割は重要だよね」ということを認めただけになってます。 そうこうしている間にロシアが日の裏庭の近くであるカムチャッカ半島でICBMの発射実験やったりして、なんだか色々なことが同時に起こっております。EUはロシアの経済制裁するなんていってますけど、ホントでしょうか?? とにか

    hmmm
    hmmm 2008/08/31
  • 地政学を英国で学ぶ : グルジア紛争とロシアの立場

    ↑リアリズムと地政学↑ イギリスでの留学生活を実況生中継。今日のイギリス南部は雲が多いにもかかわらず日中は日が差しまして、とりあえず半袖でも外を出歩ける程度まで気温が上がりました。 グルジア紛争についてですが、そういえばネオコン派の中でも最も洗練された議論をすることで有名なロバート・ケーガンが、ウィークリー・スタンダードのカバー記事で、またまた読ませる論文を書いてました。 History's Back Ambitious autocracies, hesitant democracies by Robert Kagan 題名からして完全にフクヤマへのいやがらせですが(苦笑)、その他にも名前には出してませんがリアリストであるザカリヤへの当てつけとも言えることを書いていたり、ニーバーやモーゲンソーの引用を使っていたりと、なかなか読み応えのある説得力のある議論を展開しております。これも必読文献に

  • 地政学を英国で学ぶ : グルジア紛争で使われる「議論」

    ↑リアリズムと地政学↑ イギリスでの留学生活を実況生中継。今日のイギリス南部はそれなりに晴れまして、気温もけっこう上がりました。朝夕は寒いのですが、日中のモールの中は暑くて半袖です。 さて、今日の午前中はこのグルジア紛争に関するものをたまったニュースの中から選んで読んでいたのですが、色々と面白いことがわかりました。 しかしみなさんもご存知のように今回の紛争では様々な事情が入り組んでおりますので、スッキリと理解するためにもどのような議論(ディスコース)によって対立点があるのかということを整理してみようと思います。まずは順番にそれぞれ挙げてみると・・・ ●グルジアの支援が足りない派 vs 支援はやめとけ派 という議論による構造がありますね。前者はネオコンが中心なのですが、実はクリントン政権のビジネス系のリベラルたちかなり関わっており、一概に「ネオコンの仕業だ」と言い切れないところがあります。後

  • 地政学を英国で学ぶ : グルジア紛争

    ↑リアリズムと地政学↑ イギリスでの留学生活を実況生中継。今日のイギリス南部は曇り時々晴れ、気温は日中半袖でもよいくらいの過ごしやすい一日でした。 時間がないのですが、グルジア紛争の根的な話を一つ。 あたりまえですが、今回の紛争は地政学的に見れば、その基中の基である ★ランドパワー vs シーパワー という構造になってます。当たり前ですな(笑 これを批判覚悟で「オッカムの剃刀」的に大胆に分類すると、 ●ランドパワー勢力: ロシア、アブハジア、南オセチア、「古いヨーロッパ」、(ガスプロム)、 ●シーパワー勢力: グルジア、米、英、「新しいヨーロッパ」、イスラエル(BP) という構成になりますね。ランドパワー側にドイツが引き込まれそうになっているのもミソ(パンイーデンの復活?!)。 これを仲介するのがリムランドにあるフランスというのも奇妙な縁というか。 この二つの勢力の対立点として重要な

  • 地政学を英国で学ぶ : やる気のある奴が勝つ

    ↑リアリズムと地政学↑ イギリスでの留学生活を実況生中継。今日の甲州は春を越えて、すっかり初夏のような一日でした。 実は今日、香港からドクターコースの友人が遊びに来まして、山梨に三泊、そして東京に一泊していきます。 この友人、ついこの間ドクターコースを卒業したばかりなのですが、時々香港の経済紙で意見記事を書いているとか。面白いのは最近のアメリカがテロ的な戦術を使い始め、彼にいわせると「パンドラの箱を開けた」とのこと。納得。 さて、今日はあまり世界政治とは関係ないのですが、一つ気がついたことを。 くだらないとは思う方もいらっしゃるかも知れませんが、最近Perfumeというテクノ系の音楽に乗せて歌って踊るアイドル三人組が登場したのはみなさんもご存知だと思います。 私も帰国してからテレビを見てその売り方の斬新さというか、売り方のパッケージングの仕方に驚いた人間のうちの一人でありまして、とくにこの

    hmmm
    hmmm 2008/05/01
    "もちろん個人ではPerfume のように野望を持った日本人というのはかなりいるとは思うのですが、いかんせん国全体でとなるとどうも弱い。" まさかこのブログでPerfumeの名を見るとは!!
  • 地政学を英国で学ぶ : ダメになる組織の共通点

    ↑リアリズムと地政学↑ イギリスでの留学生活を実況生中継。今日のイギリス南部は午後になってから久しぶりによく晴れました。その代わり気温が下がりまして、東京の最低気温がこっちの最高気温、という感じになっております。 さて、今日はロンドンまで出かけまして、面白い講演を聞いてきました。その話を少し。 今日は月に一度のロンドンのある勉強会に参加してきたのですが、今回はゲスト講演者はある地方新聞社の支局長でした。 彼は警察の裏金報道で一躍有名になった人で、ここでは書けないような裏話を色々聞けて面白かったのですが、私が聞いた一番タメになることは、「ダメになる組織の共通点」というものでした。 成功する組織の特徴なんかは色々などで紹介されているのですが、この人はダメな組織というものをよく見て報道してきた方なので、なんというか、やけに真実味のあるものでした。 時間がないので、その共通点を以下のようにポイン

  • 1