はじめに 人生を長く生きているとCG用途の物理シミュレーション*1にハマる時期があると思います。 物理シミュレーションの中でも流体に関する研究は盛んに行われており、 「物体を粒子(Particle)という微小単位の集合で表現し、粒子単位の物理量を計算する粒子法(Lagrangian Method)」と 「空間を有限個の格子(Grid)で区切り、格子点での物理量を計算する格子法(Eulerian Method)」が二大流派として有名です。 このようなシミュレーション手法の中には、粒子法と格子法の"美味しいとこ取り"をしたHybridな手法であるPIC (Particle-In-Cell) と FLIP (FLuid Implicit Particles) *2があり、視覚的にもっともらしいシミュレーションを効率的に行うことができます。 さらにPIC/FLIPを一般化した、つまり対象を流体とし