イランは、人間が組織に縛られないで生きるという、日本では夢のような生き方の具体例を、いやになるほど豊富に示してくれる。同調圧力などどこ吹く風、いきづまったらいつでも転身、勤めていても意識はフリーランス、みんな一国一城の主でてんでに勝手に我が道を進み、それでもなぜか社会はまわっていく。その秘訣とは? 経済学者としてこの地に住み彼らと交わり観察した著者が、鮮やかにユーモラスに、「これもありか!」の社会関係を紹介。 はじめに 第1章 グローバリズムの蚊帳の外 1 コミュニケーションの達人 詩の国イラン/口上手なひとびと 2 ふたたびテヘランに住む 未完成マンション/約束をしない/イラン労働市場の謎/昔から、来ない 3 イランという国 緑陰の往来/排気ガスの都心/魅惑のフィールド/革命後のイランと商売 4 調査のフィールド 玄人の町のパーサージ/買わない訪問者/喧騒の大バーザール おのぼりさんのい
イスラーム哲学vs中国哲学 対決・調和・熟成 イスラーム思想はどのように東漸し、中国はそれをいかに受容し、そしていかにして新たな哲学を形成したのか。イスラームと中国の文明接触を哲学レベルで解明し、その歴史を実証的に探求する。 中国へのムスリム進出は唐代まで遡る。時を追って、漢化・中国化したムスリムは儒教的士大夫教育を受けて官界進出するものを輩出するようになった。そして明代末期になると、中国の伝統思想をふまえて漢文・中国語でイスラーム的言論を展開する知識人・哲学者があらわれてくる。中国イスラーム哲学者(回儒)の登場であり、中国イスラーム哲学がその相貌をあらわすのである。儒教的中華帝国体制下にあって、彼らはイスラームをどのように考え、その教義・理念の理解をどのようにして維持・継続しつつ、まったく新しい独創的な思想世界を中国において形成したのか? とりわけ本書では中国の伝統思想に正面から激突し
The Journal of Muslims in Europe is devoted to publishing articles dealing with contemporary issues on Islam and Muslims in Europe from all disciplines and across the whole region, as well as historical studies of relevance to the present. The focus is on articles offering cross-country comparisons or with significant theoretical or methodological relevance to the field. Case studies with innovati
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く