英国出版協会(The Publishers Association)と英国図書館長協会(Society of Chief Librarians:SCL)が共同で実施していた公共図書館での電子書籍貸し出しに関するパイロットプロジェクト「Pilot Study on Remote E-Lending」のリポートが6月5日(現地時間)に公開された。フルリポートはこちらから。 これは公共図書館による電子書籍貸し出しのニーズを検証するために、両協会が共同で2014年3月から英国の4図書館で試験的に実施した取り組みの結果をまとめたもの。 この取り組みで新規利用者への貸し出しは増加し、利用者の95%が対象図書がより増えれば、より多くの電子書籍を借りる意向を示しているなどの結果が示されており、そのほかハイライトとして以下のような項目もある。 電子書籍を借りた人の39%は、今後、書店を訪れる機会が減るだろう