本連載は、『ito』『ボルカルス』などを手がけた株式会社アークライトの野澤 邦仁(のざわ くにひと)氏に、ボードゲーム(※)の企画から制作・出展方法まで指南していただきます。 ※ ドイツ・ユーロ流の近代ボードゲーム・カードゲーム 具体的には、「予算50,000円で、創作ボードゲームを20〜50個制作&ゲームマーケットに出展し、販売すること」を目標に据え、その条件をクリアする手法を解説していきます。 連載3回目の本記事では、ゲームの面白さをチェックする「テストプレイ」と、テストプレイに必要な「モックアップ」の制作について紹介していただきます(連載1回目の記事はこちら)。 TEXT / 野澤 邦仁 EDIT / 藤縄 優佑
はじめにインターネット上において、性的表現について論じられる時、しばしば「性的表現の悪影響」が取り上げられ、一部のフェミニストやリベラル知識人たちから規制の強化が必要だと叫ばれる。 その時、頻繁に引用されるのが2012年に渡辺真由子氏が出版した総説論文『性的有害情報に関する実証的研究の系譜~従来メディアからネットまで~』である。例えば、直近でも次のようなツイートがあった。 参考文献 渡辺 真由子(2012) 「性的有害情報に関する実証的研究の系譜 ~従来メディアからネットまで」『情報通信学会誌』30(2):81-88(2023年7月20日取得,https://t.co/n8yzJevsvq…) https://t.co/YHF5bdSReu — 金木犀。6/14 (@kaneki_say) July 20, 2023 Twitterで表現の自由界隈と呼ばれている(私も含まれる)人々にとって
開発機についての誤った情報(初代開発機と紹介していたものが実は三号機だった)を指摘いただくという形での出会いでしたが、これはある意味思いも寄らぬ事態。 せっかくなので、開発機の詳細な説明や、当時の開発環境等について聞いてみたいと思い、インタビューを申し込んだところ、快く承諾いただいたので、色々質問してみることにしました。 その前に、大岡さんとやりとりをするきっかけとなった「開発機」について簡単に説明しておきますと、前回記事で紹介したものは本体に「PROGRAMMING BOX」と書かれた、開発機として三代目にあたる機器でした。 前二代は貸し出しで管理されていたことに対し、三代目は売り切りでリリースされていました。そのため、時折ネットオークションやフリマサイトに、珍しい品物として出回ることがあります。 事前に見せていただいた当時の開発資料は紛れもない本物。一体どんな話が聞けるのでしょうか。
17歳少年が警察官に射殺された事件への抗議デモで、燃やされた車。仏北部ルーベで(2023年6月30日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News 【AFP=時事】フランスで17歳の少年が警察官に射殺された事件への抗議デモが3夜連続で行われ、デモ隊の一部が暴徒化している件をめぐり、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は6月30日、子どもたちを暴動に参加させないよう保護者に呼び掛けるとともに、暴力的なテレビゲームに「依存」し、模倣している若者もいると主張した。 【写真6枚】仏暴動の惨状、割られた窓ガラス、荒らされた店内… マクロン氏は安全保障と危機管理に関する会議を開催した後、抗議デモでの拘束者の約3分の1は「若いか、幼い」と指摘。 「彼らを自宅にとどめておくのは保護者の責任だ」「保護者の代わりをするのは国の仕事ではない」と訴えた。 さらに、ソーシャルメディア運営会社に
『タクティクスオウガ』。その名を耳にして思い浮かぶのは、発売から25年以上の年月が経った今もなお、圧倒的な支持と人気を得ているという、スーパーファミコン後期の名作タクティカルRPGとしての確固たる姿だろう。 © 1995 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.(画像は『タクティクスオウガ』公式サイトより) そんな『タクティクスオウガ』の開発には「HERMIT」(ハーミット)なるものが用いられていたことはご存じだろうか。 「HERMIT」とは、『タクティクスオウガ』を販売・開発した株式会社クエストが独自に作り上げた開発ツール……今で言う「ゲームエンジン」に相当する存在だ。この謎のゲームエンジンが、実は『タクティクスオウガ』の開発にあたって大活躍をしていたという。 ではこの「HERMIT」は、いったい何がすごかったのか? まずひとつ目のポイントは、
アプリのセールスランキングに名前が載っているのだから、比較対象は同じくそこに名を連ねている作品であるべきなのだが、本稿ではそれを基準に考えることに対して提言を試みたい。ひとくちに「スマホゲー」と言っても、そこにある体験は千差万別である。したがって、そこに当てはめて考えることによって解像度が下がる作品もあるはずだ。 筆者は『原神』や『崩壊』シリーズがそれに当たると考えている。中国出身の友人(日本のゲーム会社に務めているアラサー世代)いわく、「日本と中国におけるゲーム作りは根本から考え方が違う」という。多くの場合、日本のゲームメイカーは「スマホゲーム」として制作する場合、明確にスマホ用として開発する。一方、中国のゲームデザインは、先にゲームの体験や内容から考えるという。そこにコンシューマかスマホかといった区別はなく、それゆえにマルチプラットフォームであることが求められるのだと。これについては『
トップ > 記事 > フィクション共創による仮想社会構築ムーブメントとしてのPBM(プレイバイメール)とその意義──「NPO法人 日本PBMアーカイブス」の取り組みから[後編] 中川 大地 「NPO法人 日本PBMアーカイブス」の収蔵対象である国産商用PBMを概観しつつ、現在の視点から見た意義について考察する本稿。後編では、プレイヤー交流やコミュニティ文化の特徴などを解説しながら、インターネットが登場する以前の国産商用PBMが果たした役割を考えていきます。 『蓬萊タイムズ』1990年1月号表紙 遊演体『ネットゲーム’88』における日本型商用PBMスタイルの確立 こうした背景のもと、『ローズ・トゥ・ロード』のゲームデザイナーである門倉直人らを擁した遊演体が1988年に設立。日本初の商用PBM(Play by Mail:以下、PBM)事業として『ネットゲーム’88(以下、N88)』を開始する。
トップ > 記事 > フィクション共創による仮想社会構築ムーブメントとしてのPBM(プレイバイメール)とその意義──「NPO法人 日本PBMアーカイブス」の取り組みから[前編] 中川 大地 2021年6月、国産商用PBMの記録を後世に残すべく「NPO法人 日本PBMアーカイブス」が発足しました。本稿では、PBMアーカイブスが収蔵対象とする日本の商用PBMと周辺ジャンルの展開を概観しつつ、現在の視点から見た意義について考察します。前編ではアメリカにおけるPBM文化の起源と、国産化の動きについて紹介していきます。 『ヤタタ・ウォーズ』誌面(『Beep』1985年8月号・9月号より) はじめに:国産PBM作品のアーカイブ活動とその意義 アナログとデジタルの垣根を越えて日本の現代ゲームの歴史を振り返るとき、インターネット登場以前の時代に成立したプレイバイメール(Play by Mail:以下、PB
向江 駿佑 女性向けに制作されるゲームで、男性キャラとの恋愛要素があるなどの特徴を持つ「乙女ゲーム」。ジャンルの歴史はもうすぐ30年の節目を迎えるものの、学術的な研究は発展途上にあるといえます。本連載では、ゲーム史における乙女ゲームの位置付けと影響について、作品や関連資料に基づいて振り返ります。第1回となる今回は、乙女ゲームの定義や名称が広まっていった過程を整理しながら、ジャンル名の確立がもたらした影響を考察します。 連載目次 第1回 「乙女ゲーム」という名称はどのように広まったのか? 第2回 理想の「女性向けゲーム」を求めて:「ネオロマンス」が築いた基礎(1985年〜90年代) 『電撃若 GIRL’S STYLE』『ぱふ』ほか 本連載の目的 本連載では、ゲーム史における「乙女ゲーム」と呼ばれるジャンルの位置付けと、影響について考える。どこを起点とするかにもよるが、一般にこのジャンルは『ア
ユニティは産業分野のデジタルツイン市場で攻勢をかけている。例えば、仮想空間上で産業用ロボットの動作を調整できる(写真:日経クロステック) ゲームエンジンと呼ばれるゲーム開発ツールを手掛ける米Unity Technologies(ユニティ・テクノロジーズ)が、建設や製造、インフラ、自動車、小売りなどの産業分野に向けたデジタルツインで攻勢をかけている。2023年4月に専用サービス製品を発表し、同年5月に東京で記者会見を実施した。仮想空間上で現実の環境を再現するだけではなく、稼働データやセンシングデータなどを基にしたリアルタイムシミュレーションの技術基盤を提供する。 ユニティは、3次元(3D)コンピューターグラフィックス(CG)の制作などが可能なゲームエンジン「Unity」を手掛ける。Unityは、ゲームやアプリの開発者を中心に広く利用されている。同社によれば、2022年第4四半期時点でモバイル
VR空間でTRPGやボードゲームを遊べるサポートシステム「CatsUdon」を提供する新会社“バーチャルパーティー”が設立へ ライター:蒼之スギウラ 開発者のアディン・ヨハネ氏は2023年5月27日,VR空間でTRPGやボードゲームを楽しむためのサポートを行う“株式会社バーチャルパーティー”を設立し,営業を開始したと発表した。 「株式会社バーチャルパーティー」設立しました! VRでTRPGやボードゲームを遊べるツール「CatsUdon」でVRコンテンツの製作やイベントを通して、より楽しいVR世界を目指していきます。 皆さんもVRの世界で、終わらない放課後を楽しみませんか?https://t.co/JCjpZESXMR#VRTRPG #CatsUdon #VRChat pic.twitter.com/J1wP8nX1xE— Adin Johane@VRTRPG卓修羅 (@adin1031)
私は今も『ガンパレード・マーチ』の企画説明会のことを思い出しては、一人で笑う時があります。社長よりも誰よりも偉そうな芝村が、人の魂をPSの上に出現させると宣言したときの会議場の沈黙と静寂を、私はハッキリと、覚えています。 『電撃ガンパレード・マーチ』 スタッフコメントより 2000年、9月28日。そんな初代プレイステーションの最末期、まさに「人の魂をPSの上に出現させた」タイトルがあった。その名も『高機動幻想 ガンパレード・マーチ』(以下、『ガンパレ』)。 熊本を舞台に、謎の生命体「幻獣」との戦いに動員される学生の姿を描くシミュレーションでありながら、特筆すべきはその「自由度の高さ」。 ものすごく端的に言えば、「生き残りさえすればゲーム中は何をやってもいい」という全く制限を感じさせない自由度の高さに加え、AIによって制御された「人間味のあるNPC」も、その学園生活と独自のゲーム体験を彩る。
ゲームマーケット2023春の2日目、5月14日(日)14時00分より、西2ホールに設けられた特設ブースにて、“一般社団法人アナログゲームミュージアム(以下「AGM」)”の設立宣言とトークショーが行われた。 AGM代表理事の草場純氏によると、AGMは「簡単に言えば、アナログゲームの博物館、図書館のようなもの」とのこと。その設立のもっとも大きな趣旨としては、これまで出版されたゲームと、これから出版されるゲームをできる限り納めて情報を登録し、ゲームの分類や分析に役立てようという目的があるという。 草場氏は、AGMについて、すでに用地と建物を神奈川県大磯町に確保していると語った。ただし、これは草場氏個人が所有する民家を充てたもので、立地や広さの問題から一般公開するまでに至らず、現在はゲームマーケットの出展サークルより提出された見本のゲームや、有志から提供されたゲームを収めて保管・登録する資料館とい
2020年、香川県議会で「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例」(通称「ゲーム条例」)が可決された。本条例は、ネット・ゲーム依存症から子どもたちを守るため、ゲームは1日60分(学校等の休業日にあたっては90分)などの目安を示し、保護者がそれを遵守するよう努めなければならないといったいくつかの施策を示したものだ。条例の制定を受け、子どもの権利侵害の問題や行政による家庭教育への介入の問題、60分という数字の科学的根拠の希薄さなどについてSNSでは議論が巻き起こり、本条例の存在は全国的に周知されることとなった。 また、本条例制定に先だって募集されたパブリックコメントでは賛成の意見が8割以上を占めたとの発表があり、条例成立の根拠のひとつとされたものの、賛成とされる意見が書かれた複数のコメントに共通の誤字が見られるなど、内容には不審な点が多く見られた。 KSB瀬戸内海放送記者である山下洋平氏はこのパブ
CMON Japan本格始動。ディレクター健部伸明氏に聞く,今後の展開と製品戦略,そしてゲーム翻訳へのこだわり ライター:蒼之スギウラ 2023年5月13日と14日に開催されたゲームマーケット2023春に,CMONの日本法人にあたるCMON Japanがブースを出展していた。 CMON Japanが設立され,4Gamerでも記事として取り上げたのが2022年10月のこと(関連記事)。同月に開催されたゲームマーケット2022秋でも,会場に居合わせた同社のディレクター・健部伸明氏へのインタビューを掲載したが,その全貌はこれまで明らかにされてこなかった。 しかし今回の出展では多くの新作タイトルのお披露目が行われ,さらに「ゾンビサイド2.0」のクラウドファンディングが当日発表されるなど,一気に新情報が飛び出してきた。今回のゲームマーケット開催をもって,いよいよCMON Japanが本格始動したわけ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く