東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から満10年を迎えました。地震や津波によって亡くなられた皆様に改めて心からご冥福をお祈りします。また、大切な方を失った皆様、そして原発事故で被災され、今なお故郷へ戻ることができない皆様に、心からお見舞いを申し上げます。 原発事故では、避難の過程で、多くのご病気やお年寄りの方が亡くなられました。避難指示を出した当時の総理として、今も大きな責任を感じています。これからも震災と原発事故の時の総理として、被災地の復興と被災者の皆様への支援に、しっかり取り組む覚悟です。 多くの皆様が「あの日」の記憶を、鮮明にお持ちのことと思います。私も、国会審議中に感じた突然の揺れ、そしてそこからの最初の1週間のことは、今も決して頭を離れることはありません。震災翌日のヘリ視察で目の当たりにした、想像を絶するほどの津波被害。東京電力から十分な情報を得られないまま、刻一刻と深刻さを