万博が思っていたよりもずっと楽しかった。 4月平日に開幕券で少し安く入場し、もらった割引クーポンで通期パスを購入。その後、5月と6月の週末に妻と4歳児と、8月平日に一人でと、計4回足を運んだので振り返ってみたい。 正直、期待はしていなかった。IRの地ならしとして誘致したという維新の狙いは癪に障るし、空飛ぶ車、待ち時間ゼロといったトップダウンっぽい大言壮語、メタンガス対応の広報不足、ダモクレスの剣を思わせる石の日よけなど、不安要素ばかり目についていた。 それでも、今の日本の巨大プロジェクトがどの程度杜撰になるか直接見ておきたいのと、なにかインスピレーションを得ることができれば、というミーハーでよこしまな思いがあったけれど、いい意味で裏切られた。 最初に驚いたのは、あまり事前に写真をちゃんと見ていなかったこともあって木製の大屋根リングが想像よりはるかに大きく、思っていたより倍ほど高かったこと。
