昨年1月6日の米連邦議会襲撃事件を調査している米下院特別委員会の2回目の公聴会が13日に行われた。この日公開された過去の証言映像の中で、ウィリアム・バー前米司法長官は、ドナルド・トランプ前大統領が2020年大統領選で不正があったと主張して聞く耳を持たず、「現実から乖離(かいり)していた」と話した。バー氏の証言から、大統領選をめぐるトランプ陣営の深い分断が浮き彫りとなった。 トランプ陣営は2020年の大統領選後、トランプ氏の敗北を受け入れた「チーム・ノーマル」と、選挙結果を認めないトランプ氏に忠実な支持者の2つに分断された。