新型出生前診断、今春開始=高齢妊娠に限定、登録病院で―産婦人科学会が指針 時事通信 3月9日(土)16時30分配信 妊婦の血液を調べるだけで胎児の染色体異常の有無が高い確率で分かる新型出生前診断について、日本産科婦人科学会は9日、対象を高齢妊娠などリスクの高い女性に限定し、十分なカウンセリングや実施医療機関の登録を求める指針を最終決定した。これを受け、国立成育医療研究センター(東京)など全国の医療機関でつくる研究組織は、今春にも臨床研究の形で診断を始める。 新型診断の対象は、23対ある染色体のうち21番と18番、13番の染色体が通常より1本多い3本ある異常。21番が3本ならダウン症、18番と13番が3本あれば重い心疾患などを伴う。 従来の血液検査より精度は高いが、例えば妊婦が35歳の場合、陽性が出た100人のうち20人は実際には問題がないとみられている。年齢が若いなどリスクが低い妊婦ほ