福島原発事故によって放出された放射能が生態系に大きな悪影響を与える可能性が高いという論文を、サウスカロライナ大のティモシー・ムソー教授らが発表しました。ティモシー教授はチェルノブイリ事故から動植物の影響を調査している専門家で、福島原発事故では福島の高線量地帯で様々な調査活動をしています。ティモシー教授によると、福島のツバメからはチェルノブイリ原発事故で見られた羽毛に白い斑点ができる異常が多く発見された上に、ヤマトシジミ(蝶)等の昆虫も弱体化しているとのことです。 鳥類や昆虫の異常は2011年3月から現地の方がツイッターやユーチューブに報告していましたが、これが改めて裏付けられたということになります。やはり、体の小さい生き物の方が異常の発生が早いようで、将来的には人間にも同じ様な症状が発生する可能性が高いです。チェルノブイリでは線量が高い場所で腫瘍や脳の縮小等もありましたし、福島ではこれから