2016-06-24 當山日出夫 電子書籍について思うことを書いてみる。 電子書籍の利便性については、いろんなところでいろんなひとが述べている。ここでくりかえすまでのこともないだろう。ここでは、私が困っていることについてしるしておきたい。 それは、「引用」と「典拠」のしめしかたである。 論文やレポートを書く。そのときに、引用・出典ということが重要になる。これは、紙の本についてであれば問題はない。さまざまな流儀があるとはいえ、これまでの各研究分野における、習慣というか、伝統的なスタイル、とでもいうべきものがある。 これが、電子書籍になるとどうか。 引用はできる。PCで見ているにせよ、Kindleなどの専用デバイスで見ているにせよ、とにかく、内容を書き写す(コピー)することは、紙の本と同様である。 では、次に、この出典を注記しようとしたとき、どうすればいいか。このときになって、はたと困ってしま