アルゼンチンやインドネシア 東京や名古屋市など日本を走った旧型鉄道車両がアルゼンチンやインドネシアで「第二の人生」を送り活躍している。耐久性に優れた日本製の旧型車両は、改修すれば新興国にとって価格的にも十分魅力のある中古品で引く手あまただ。 アルゼンチンの首都ブエノスアイレス。地下鉄の駅に、営団地下鉄(現東京メトロ)丸ノ内線の昔懐かしい「500形」電車が滑り込み、大勢の客が乗降する。500形は丸ノ内線で1957年から約40年間走り、赤い車体と、銀色の波模様が入った白帯が特徴的だ。車内に「非常通報ボタン」の日本語表記も残る。 大手商社の丸紅が旧丸ノ内線車両131両を94~96年に納入。日本最初の地下鉄はブエノスアイレスの地… この記事は有料記事です。 残り432文字(全文746文字)