火山活動や地層の変動などを目の当たりにできる場所で教育活動にも取り組む「日本ジオパーク」認定を目指す姫島村に「おおいた姫島ジオパーク推進協議会」が設立された。県や村、村内団体、学識者が参加。来年9月の認定を目指す。 姫島は東西7キロ、南北4キロに火口跡7カ所が残る。波打つ地層▽古代から中国、四国地方にも流通した灰色半透明の黒曜石▽ナウマン象化石=同<中>▽割ると鮮やかな藍色断面が出る直径2~5センチの藍鉄鉱(らんてっこう)=など、豊富な自然資源を観察できる。 世界ジオパークネットワークが国内では長崎県の島原半島や北海道の洞爺湖有珠山など5地域を認定。これと並行し、日本ジオパーク委員会が認定を進めている国内版が「日本ジオパーク」で、今年1月現在、全国20地域が認定されている。今年度は姫島村や豊後大野市、別府市などでシンポジウムがあり、同村が県内第1号認定を目指して手を挙げた。 ただ、見学者の