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  • 第18回 本邦初訳のチェコ・コミック―パヴェル・チェフ『ペピーク・ストジェハの大冒険』 | マンバ通信

    今年6月、筆者が編集主幹を務めるサウザンブックス社のレーベル「サウザンコミックス」の第5弾パヴェル・チェフ『ペピーク・ストジェハの大冒険』(ジャン=ガスパール・パーレニーチェク、髙松美織訳、サウザンブックス社、2023年)が発売された。サウザンコミックスではこれまでフランス語圏のマンガ”バンド・デシネ”を2点、アメリカのコミックスを1点、台湾のマンガを1点刊行してきたが、今度の作品はチェコ・コミックである。 パヴェル・チェフ『ペピーク・ストジェハの大冒険』(ジャン=ガスパール・パーレニーチェク、髙松美織訳、サウザンブックス社、2023年) 原書は2012年、チェコのペトルコフ(Petrkov)社から刊行され、チェコ国内の権威ある文学賞「マグネシアリテラ(Magnesia litera)」の児童書部門を受賞している。 作者のパヴェル・チェフは、鍵屋や消防士を経て、2000年にデビューした異色

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  • 【特集】夏マンガ特集 | 7月の急上昇マンガ | マンバ通信

    今回の月刊マンバの特集は、夏に読みたい「夏マンガ」。 海水浴、スイカ割り、ひと夏の冒険、蝉の鳴き声…。夏の描写が素敵な4作品をご紹介します。 そのほか7つのコーナーで、注目の第1巻『リーマンミーツホスト』、期待の新連載『サチ録~サチの黙示録~』、話題の読切『冬の魔王城は稲をも凍らせる』など、最新のマンガ情報をお届けします! 月刊マンバとは 秒でいいマンガが見つかるクチコミサービス「マンバ」の1カ月間のクチコミ投稿や、アクセス数の変化を振り返ることで、マンガ界の動きがなんとなくわかる連載。 今回は2023年7月のマンガを、「スタッフが注目している」「マンバでアクセスが多かった」「マンバで盛り上がっている」など様々な視点でピックアップし、スタッフ2名(🥢・🐟)のコメントとともにお届けします。 目次 夏に読みたい「夏マンガ」4作品 おすすめ第1巻 (7月発売) 注目の新連載 (7月スタート

    【特集】夏マンガ特集 | 7月の急上昇マンガ | マンバ通信
  • いしかわじゅんも影響を受けたと語る少年の叙情——ほんまりう『与太』 | マンバ通信

    夏コミの季節ですね。というわけで、紙面を私物化しての筆者のサークルによるほんまりう同人復刊作品紹介シリーズの3発目です。前2回は、『息をつめて走りぬけよう』、『原色の街から』の記事を読んで下さい。いや当、筆者はこのほんまりうという天才漫画家は再評価されなければいけないと思っているんですよ! 『与太』 今回の夏コミ合わせで復刊するのは、『与太』。『増刊ヤングコミック』および『ヤングコミック』に掲載されたデビュー直後の短編群を集めたもので、青林堂から74年に「現代漫画家自選シリーズ」の一冊として刊行された初単行を復刊したものとなります。 表題作でもある「与太」は、戦前の新潟(ほんまりうは新潟(旧巻町)出身なので新潟が舞台の話が多いのです)を舞台に、少年・逸郎とそれを見守る姉の叙情的な物語。後の作品に比べるとさすがに絵はまだ荒削りですが、「姉さんは知らないんだ こんななんにも出来ないヤツのつ

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  • これぞ80年代ドタバタラブコメ! 少女マンガの王道がギッシリ詰まった『あいつがHERO』 | マンバ通信

    2023年10月2日まで、明治大学 米沢嘉博記念図書館・現代マンガ図書館で「あさぎり夕 BLの始まり 展」が開催中です。 あさぎり先生といえば80年代のトップ少女マンガ家。中学校のクラスメートが『あいつがHERO』を大好きだったことを思い出します。 ってことで改めて読み返してみました。 『あいつがHERO』 これぞ「ザ・ラブコメ少女マンガ」ですね! 高校生の若菜は『ライラックの花の王子さま』という童話の主人公に恋をしています。 わかります、私は『日出処の天子』の厩戸王子に恋をして高校3年間頭をボーッとさせて生きてました。当時は『風と木の詩』のジルベールに頭がボーッとなっていた女子高生もたくさんいました。 そんな若菜の「HERO」候補は3人。 一人目は、ハンサム揃いで有名(人談)な剣道部の宇佐美ジョー。 『あいつがHERO』1巻より ※高校生です。 彼に誘われて、若菜は剣道部のマネージャー

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  • マンガ酒場【2杯目】暴れん坊の松太郎もビビる田中の酒グセ!◎ちばてつや『のたり松太郎』 | マンバ通信

    マンガの中で登場人物たちがうまそうに酒を飲むシーンを見て、「一緒に飲みたい!」と思ったことのある人は少なくないだろう。酒そのものがテーマだったり酒場が舞台となった作品はもちろん、酒を酌み交わすことで絆を深めたり、酔っぱらって大失敗、酔った勢いで告白など、ドラマの小道具としても酒が果たす役割は大きい。 そんな酒とマンガのおいしい関係を読み解く連載。2杯目は、相撲マンガの名作『のたり松太郎』(1973年~98年)から名脇役の飲みっぷりをお届けしよう。 『のたり松太郎』 『あしたのジョー』『おれは鉄兵』などで知られる巨匠・ちばてつやが、初の青年誌連載として描いたのが『のたり松太郎』であった。作者自身が「愛すべき乱暴者の日常を三回か四回ほどの短期連載で描こうと思っていたのが、いつの間にか相撲の話になり長期連載になってしまった」(『ちばてつやが語る「ちばてつや」』集英社新書/2014年)と語るとおり

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  • 法月理栄さん第8回。舞台を昭和35年頃に移した新作全3話。法月理栄『屋根の上のセッちゃん』第1回「菊ちゃんのこと」 | マンバ通信

    法月理栄さん第8回。舞台を昭和35年頃に移した新作全3話。法月理栄『屋根の上のセッちゃん』第1回「菊ちゃんのこと」 先日とある方の御好意から、法月理栄さんの作品が載っている『月刊あすか/ASUKA』を3冊お借りしました。 1985年9月号(創刊2号)と11、12月号です。 作品名は「屋根の上のセッちゃん」。 『月刊あすか』(角川書店)1985年9月号 「セッちゃん」という小学生の女の子が主人公です。 セッちゃんの家は祖父が工場経営、父が電気屋、母が日用品を扱うよろず屋と大所帯。 『月刊あすか』(角川書店)1985年9月号 連なる家の屋根に上るのが大好きなセッちゃんを中心に話が進みます。 では早速第1話の内容を紹介しましょう。 母が営むよろず屋に、住み込みで働く菊ちゃんがやってきます。 無口で仕事も上手くこなせない菊ちゃんは、屋根の上に上ってよくさぼります。 同じ屋根好きのセッちゃんと仲良く

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  • 庶民から見た戦争マンガ|テーマ別に読む[本当に面白いマンガ] | マンバ通信

    毎年8月になると戦争関連の番組や記事が増える。まるで季節の風物詩のような扱いにはちょっと微妙な気持ちにもなるけれど、終戦から80年近くが過ぎ、戦争体験を持つ人も少なくなるなか、どんな形であれ歴史と記憶の継承は必要だろう。というわけで、当連載でも戦争を描いたマンガをご紹介したい。 戦争マンガというと、水木しげる『総員玉砕せよ!』や松零士の戦場まんがシリーズ、最近では武田一義『ペリリュー 楽園のゲルニカ』などを思い浮かべる人が多いかもしれない。しかし、今回はそういった戦場が舞台のものではなく、いわゆる「銃後」の庶民から見た戦争の姿を描いた作品にスポットを当てる。 ■怖いのは原爆だけじゃない 中沢啓治『はだしのゲン』(汐文社)1巻p67より 何といってもまずは、中沢啓治『はだしのゲン』(1973年~85年)を挙げねばなるまい。広島出身の作者が自身の被爆体験をベースに反戦・平和を訴えた歴史的作品

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  • 楽園が戦場だった日の忘れられた出来事 秋本治『5人の軍隊』 | マンバ通信

    戦場マンガ十番勝負のしんがりは秋治の短編『5人の軍隊』である。 初出は1979年7月の『週刊少年ジャンプ』増刊号。その後、長らく単行未収録状態が続いていた。2004年になってようやく、集英社のコンビニ向け単行「JUMP・REMIX」の『秋治SHOW劇場』第4号「戦争と平和特集」に『最後の狙撃兵』『柴又戒厳令』などとともに25年ぶりに収録された。また、13年には、金の星社のアンソロジー『漫画家たちの戦争 戦場の現実と正体』に再録された。 稿では金の星社版を底とした。 『漫画家たちの戦争 戦場の現実と正体』(金の星社)より ときは太平洋戦争末期。舞台になるのは南太平洋の激戦地・マーシャル諸島である。「十番勝負」の参番で紹介した水木しげる『総員玉砕せよ!』の舞台となったパプワニューギニアが赤道の南側にあるのに対してマーシャル諸島は北側。経度では東側に位置する。 日陸軍航空隊の輸送機

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  • 麻雀漫画を読んで反物質がどこにあるのかを知ろう——来賀友志+神江里見『ナイトストーン 危険な扇動者』 | マンバ通信

    『ナイトストーン 危険な扇動者』 マンバ通信でこの連載(テーマもなく毎回好き勝手書いてて連載感もクソもないですが)を始めて気がつくと3年が経っていましたが、実はここまで筆者、ある一つの縛りを自分にかけていました。コラムの執筆者紹介には「麻雀漫画史の研究をしている」と書いておりますが、このある意味メイン守備位置である麻雀漫画は基紹介しないというものです。これは、筆者がここ数年、研究の集大成である『麻雀漫画50年史』をまとめる作業に入っており、麻雀漫画に関する気持ちはこれに集中しようと思ってたからなのですが、ようやっとこの『50年史』を来年早くくらいにはお出しできる目処がついた(筆者が隕石に当たって死んだりしなければ)ので、そろそろ麻雀漫画50年の歴史の中で生まれた色んな作品の紹介を解禁してこうかなと思った次第。というわけで今回の紹介は、来賀友志+神江里見『ナイトストーン 危険な扇動者』で

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  • 『少女マンガはどこからきたの?「少女マンガを語る会」全記録』青土社 2023年【夏目房之介のマンガ与太話 その20】 | マンバ通信

    『少女マンガはどこからきたの?「少女マンガを語る会」全記録』青土社 2023書は水野英子さんの呼びかけで、1999年から2000年にかけて全4回行われた座談会の記録である。語る会のメンバーは、上田トシコ、むれあきこ、わたなべまさこ、巴里夫、高橋真琴、今村洋子、水野英子、ちばてつや、牧美也子、望月あきら、花村えい子、北島洋子。第一回は、このメンバーによる回想討議。第二回は、さらに編集者として丸山昭、新井善久(講談社)、岡田光(光文社)、徳永孝雄(集英社)、飯田吉明、山順也(小学館)、神永悦也(秋田書店)が参加。第三回には北村二郎、柳瀬昭三(元若木書房)、内記稔夫(現代漫画図書館)、長谷川裕、中野晴行(ライター)が参加。第四回には古城武司、竹みつる、富永一朗、西奈貴美子、東浦美津夫、みなもと太郎、矢代まさこがゲスト参加している。 研究者などにとっては、これだけで豪華絢爛、よくぞこれほ

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  • となりのマンガ編集部 第10回:マンガクロス編集部 『僕ヤバ』担当編集が語る作品の裏側 | マンバ通信

    マンガの編集部に赴き、編集者が今おすすめしたいマンガやマンガ制作・業界の裏側などを取材する連載企画「となりのマンガ編集部」。第10回は、『マンガクロス』編集部を訪ねました。2018年に『Champion タップ!』と『チャンピオンクロス』を統合して新設され、アニメ化してますます話題沸騰中の『僕の心のヤバイやつ』を始め、秋田書店全社の作品が集まり掲載されている『マンガクロス』。『WORST外伝 サブロクサンタ 名もなきカラスたち』や『聖闘士星矢EPISODE.Gレクイエム』といった大人気作品のスピンオフから、アニメ放映中の『AIの遺電子』、最近では『京四郎 少年ヤクザ編』も話題となりました。『チャンピオン』系作品はもちろんのこと、『月刊プリンセス』や『ミステリーボニータ』など女性誌からの掲載作品もあり、非常にバラエティ豊かな作品群となっています。個人的にも『うるしうるはし』、『ハイパーハード

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  • 意志強ナツ子が『るなしい』『アマゾネス・キス』を描いた理由|川島・山内のマンガ沼web | マンバ通信

    麒麟・川島とかまいたち・山内が「面白いマンガ」に沼のようにハマって楽しむマンガバラエティ『川島・山内のマンガ沼』。今回は、前回放送の「マンガ家・ガチアンケート 意志強ナツ子編」の模様をお送りします(放送を見逃した方はTVerもご覧ください)。 気持ち悪さは自覚していた 川島 今回のテーマは「マンガ家・ガチアンケート」。今、一番会いたい人です。登場していただきましょう。『るなしい』『アマゾネス・キス』の作者、意志強ナツ子先生です。 意志強 初めまして、意志強ナツ子です。 撮影/池ノ谷侑花(ゆかい) 川島 聞いたところによりますと、テレビは初めてということで。 意志強 初めてです。 川島 なんでマンガ沼に出てくれたんですか? 意志強 売れたくて。 川島 ほんまに? そういう野望があるようにも見えない。 意志強 めちゃくちゃあります。 川島 我々、勝手に紹介させていただいたんですよ。『るなしい』

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  • 砂漠の戦場で戦う男たち女たち 新谷かおる『エリア88』全23巻 | マンバ通信

    『エリア88』 平和な日常に慣れた日人がいきなり異国の戦場に送られ、死と向かい合いながら敵と戦うことになったら……。新谷かおるの『エリア88』はそんな極限状態を描いた戦場マンガだ。 小学館の『少年ビッグコミック』で1979年8号から86年13号に連載。単行は「少年ビッグコミックス」で全23巻にまとめられた。84年には、同じく新谷の『ふたり鷹』とともに第30回小学館漫画賞を受賞。また、85〜86年にはオリジナルビデオアニメが全3話でつくられ、2004年には全12話でテレビアニメ化された。 ほかに、ゲームやレコード・CDなど幅広いメディアミックスが行われた作でもある。 舞台になるのは中東の架空の王国・アスラン。開放政策を進める新王と、国交の制限を主張する王の兄が対立。それは内戦にまで発展し、国王派を支持する隣国・イスラエルを含む西側陣営と反国王派を支持する東側陣営を巻き込んだ泥沼状態が続い

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  • べらんめぇ調の硬派な真壁くんが中学生とは思えない『ときめきトゥナイト』 | マンバ通信

    『ときめきトゥナイト』(池野恋/集英社) 少女マンガの三大イケメンは『BANANA FISH』のアッシュ、『イタズラなKiss』の入江くん、そして『ときめきトゥナイト』の真壁くん……というのをどこかで見たんですが、今検索したら自分の発言しか出てきませんでした。なんだそれ自作自演だったか少女マンガ三大イケメン! とはいっても彼らのかっこよさが損なわれるわけではないので、今回は『ときめきトゥナイト』をご案内します。 魔界の狼女と吸血鬼のハーフとして生まれた江藤蘭世は、人間界で中学校に通っています。そこで隣の席になった真壁俊くんに一目惚れ。 真壁くんを取り合う神谷曜子と、使い慣れない魔法に翻弄される蘭世やらなんやらのドタバタラブコメです。からーの、シリアス恋愛ものへ移行していきます。 今読み返しても、テンポがよくて、「これぞラブコメ!」という感じ。 そしてとにかく真壁くんがかっこいいです。 『と

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  • 昭和44年、少女フレンド掲載。古の青池作品は瞳輝く王道の少女漫画。青池保子「おーい青春」「青蓮の恋歌」 | マンバ通信

    先日よく利用する古書店に行ったところ、新しく入荷した漫画が積んでありました。 店主から「水曜教授さん、こないだ入ったんだよ。まだちゃんと見てないけど何か欲しい物ある?」と声をかけてもらいました。 他のお客さんには申し訳ないですけど常連の特権というやつですね。 色々良さげな漫画がありましたが、青池ファンにとってたまらないひと際輝く一冊に目が釘付けです。 若木書房のティーンコミックス。 「やっぱりそれに目を付けましたか。でも状態が良くないんですよね」と店主。 その良くない状態を列記すると、 ・貸使用 ・カバーを体に貼り付け ・カバーの上からビニールをかけて更にそれを剝がしてある ・体を紐で綴じてある ・文ページにシミがある ・裏見返しに落書き といったところです。 裏見返しの落書は貸屋さんで使用した後、どこかへ流れて所有していた女の子が描いたものと思われます。 『おーい青春』(青池保

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  • マンガ酒場【1杯目】これぞ酒飲みマンガの金字塔!◎二ノ宮知子『平成よっぱらい研究所』 | マンバ通信

    マンガの中で登場人物たちがうまそうに酒を飲むシーンを見て、「一緒に飲みたい!」と思ったことのある人は少なくないだろう。酒そのものがテーマだったり酒場が舞台となった作品はもちろん、酒を酌み交わすことで絆を深めたり、酔っぱらって大失敗、酔った勢いで告白など、ドラマの小道具としても酒が果たす役割は大きい。 そんな酒とマンガのおいしい関係を読み解く連載。記念すべき1杯目は、泣く子も笑う酒飲みマンガの金字塔『平成よっぱらい研究所』(1995年~96年)をご紹介しよう。 『平成よっぱらい研究所』 人は酔っぱらうとどうなるのか。いろんな酔い方があるなかで、最強(最悪?)レベルのトンデモ事例を自らの体を張ってリポートする――というより実践する。それが「よっぱらい研究所」だ。所長は作者である漫画家の二ノ宮知子。ほかに研究員(作者の友人)が何名か。客員研究員というか部活のめんどくさい先輩みたいな漫画家・若林健

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  • 【特集】2023年7月期ドラマ化特集 | 6月の急上昇マンガ | マンバ通信

    今回の月刊マンバの特集は、7月スタートのドラマ化マンガ! そのほか7つのコーナーで、注目の第1巻『ダイヤモンドの功罪』、期待の新連載『だんドーン』、話題の読切『めがねの弔い』など、マンガ情報をお届けします! 月刊マンバとは 秒でいいマンガが見つかるクチコミサービス「マンバ」の1カ月間のクチコミ投稿や、アクセス数の変化を振り返ることで、マンガ界の動きがなんとなくわかる連載。 今回は2023年6月のマンガを、「スタッフが注目している」「マンバでアクセスが多かった」「マンバで盛り上がっている」など様々な視点でピックアップし、スタッフ2名(🥢・🐟)のコメントとともにお届けします。 目次 7月スタートのドラマ化マンガ4作品 6月発売おすすめ第1巻 6月スタートの注目の新連載 6月おすすめの読切 6月おすすめのクチコミ 6月の人気の著者 6月の新着トピック 7月スタートのドラマ化マンガ4作品 『ば

    【特集】2023年7月期ドラマ化特集 | 6月の急上昇マンガ | マンバ通信
  • 第17回 人生の美しさと残酷さを鮮やかな色彩で描く―マヌエレ・フィオール『秒速5000㎞』 | マンバ通信

    ついにマヌエレ・フィオール『秒速5000km』(栗原俊秀、ディエゴ・マルティーナ訳、マガジンハウス、2023年5月31日)の日語版が発売された。今やイタリアを代表するマンガ家のひとりとなった作者が、それこそ世界で注目されるきっかけとなった作品である。マヌエレ・フィオールは、伊坂幸太郎『クリスマスを探偵と』(河出書房新社、2017年)の挿絵で既に日デビューを果たしているから、そちらの仕事で彼のことを既に知っていたという人もいることだろう。 マヌエレ・フィオール『秒速5000km』(栗原俊秀、ディエゴ・マルティーナ訳、マガジンハウス、2023年) 書はもともとスイスの出版社アトラビル(Atrabile)から2010年にフランス語で出版された。その後すぐにイタリアのココニノ(Coconino)から作者の母語であるイタリア語版も刊行され、翌2011年にはフランスのアングレーム国際漫画祭で最優

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  • 誰のために何のために死ぬのかを問う 立原あゆみ『銀翼(つばさ)』全1巻 | マンバ通信

    『銀翼』 今回紹介する戦場マンガは太平洋戦争末期の特別攻撃隊を描いた『銀翼(つばさ)』だ。爆弾を装着した戦闘機が敵艦艇に体当たりする特別攻撃隊に関しては、第一番のちばてつや作『紫電改のタカ』のクライマックスにも描かれていたが、自ら爆弾となって死ぬ道を選んだ若者たちの心情をより克明に描いた作として作を取り上げたいと思う。 作者は、極道マンガの第一人者・立原あゆみ。連載されたのは『週刊少年チャンピオン』1997年21号から29号だ。96年34号で代表作『気!(マジ)』が一旦完結した後、『気!番外編 命』や98年から連載の『気! II』の前に位置する異色作である。単行は「ヤングチャンピオン・コミックス」から全1巻で刊行。表紙には「1」という表記があり、続編を描く構想があったのかもしれない。 ときは太平洋戦争末期。舞台になるのは鹿児島市の南に隣接する旧鹿児島県川辺郡知覧町(現在の南鹿児島

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  • 麒麟・川島が語る『おかえりアリス』|川島・山内のマンガ沼web | マンバ通信

    麒麟・川島とかまいたち・山内が「面白いマンガ」に沼のようにハマって楽しむマンガバラエティ『川島・山内のマンガ沼』。今回は、前回放送の「川島・山内のおすすめマンガ」の模様をお送りします(放送を見逃した方はTVerもご覧ください)。 「男を降りる」新しい性を描いたマンガ 川島 今回のテーマは「川島・山内のおすすめマンガ」。久々ですね。まずは川島からいきます。私のおすすめマンガ、『おかえりアリス』です。読んだことはないですか? 山内 読んだことないです。 川島 6巻まで出てますけど、めちゃくちゃおもろいですよ。ちょっと概要を紹介させてもらいましょうか。 押見修造『おかえりアリス』(講談社) 2020年〜「別冊少年マガジン」にて連載中 単行は第6巻まで発売 幼稚園からの幼なじみである洋平(ようへい)、慧(けい)、結衣(ゆい)の3人の男女関係を描いた青春物語 川島 ベタですけど、幼稚園からの幼なじ

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