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ブックマーク / q.livesense.co.jp (7)

  • 重要な役割を担うはずの「従業員代表」はなぜ空疎になってしまうのか | Q by Livesense

    二〇二二年の四月一日に、米アマゾンで労働組合が結成された。立ち上げの中心的人物となったのは、元ラッパーのクリスチャン・スモールズ氏。一九九四年の創立以来、無労組経営を貫いてきたアマゾンにとって、初めての出来事だった。アマゾンは組合設立を阻止するためにコンサルティングを雇い、キャンペーンを展開していた。 労働組合の組成の動きは、アマゾンだけの話ではない。ここ二、三年でグーグルやアップルでも労働組合の動きが報道された。シリコンバレーの労使関係は、新たな展開を迎えつつある。 以前のテック企業は労働組合を持っていなかった。そういうものは時代遅れの制度だとさえ思っていただろう。 シリコンバレーに勤める人たちは、みな高待遇で転職しやすい人たちだった。産業の発展とともに彼らの待遇はインフレを続け、高い給与、手厚い福利厚生、遊園地のようなオフィス、そして十分なストックオプションが用意された。 そうした環境

    重要な役割を担うはずの「従業員代表」はなぜ空疎になってしまうのか | Q by Livesense
    kyo_ago
    kyo_ago 2024/05/16
  • リモートで記憶に残る仕事はできるか。快適さと孤独のはざまで | Q by Livesense

    「最近感動したことは何ですか?」「どんな出来事が印象に残っていますか?」 そう聞かれて脳裏にいくつかの出来事を思い浮かべた際、その中にコロナ以降の記憶はいくつ含まれるだろうか。 リブセンスでは、コロナを機に二〇二〇年二月から全社員がリモートワークに切り替わり、早二年が経った。そして今後は「出社が基、リモートはオプション」だった従来の働き方から、「出社もリモートも選択可能」とするハイブリッドな働き方にシフトすることを決めた。とはいえ、コロナ収束の目途が立つまではほぼフルリモートが実態だ。 内定者や社員にリモートワークについてヒアリングすると、次のような意見が聞けた。 メリットに多く挙がったのは「通勤が無くなったこと」「住む場所や働く場所の選択肢が広がったこと」「体調と相談しながら働けるようになったこと」だった。一方、デメリットには「他部署の人と関わることがほぼ無い」「チームの一体感や帰属意

    リモートで記憶に残る仕事はできるか。快適さと孤独のはざまで | Q by Livesense
    kyo_ago
    kyo_ago 2024/05/16
  • キャリアに迷ったときに陥りがちな自分探しという罠 | Q by Livesense

    性格診断、才能発掘、強みに目覚めよう。というような、自分自身を深く知るためのコンテンツをよく見かける。 説明文には「自分について不思議なくらい正確な説明が手に入ります」とか「あなたの才能はダイヤモンドの原石だから、磨いて輝かせよう」というようなことが書かれていて、自分の仕事ぶりやキャリアに不安があるときは、つい頼ってしまいたくなる。 自分自身もまだ知らない「当の自分」に出会いたいという欲望がある。 自分の才能を知って、もっと自分に合う仕事を見つけたい。強みを活かして、自分らしく活躍したい。性格のタイプと相性を理解して、人付き合いを円滑にしたい。コンテンツはそういう欲望に応える。 人それぞれには得手不得手や、向き不向きがあるのだろうし、営業に向いている人と、デザイナーに向いている人が異なっているということは、直観的にも正しいように思える。 しかし、「当の自分」という不確かなものに、どこま

    キャリアに迷ったときに陥りがちな自分探しという罠 | Q by Livesense
  • 有給生理休暇は男性にとってアンフェアか? 一七〇人の社員アンケートと考える男女平等 | Q by Livesense

    有給生理休暇という制度に、あなたは賛成だろうか、それとも反対だろうか。 賛否に強い意志を持っているかもしれないし、ちょっと結論を保留したくなるかもしれない。あればめちゃくちゃ助かるという人もいれば、どちらでもいい、無関心だという人もいるだろう。 こういう場所で書くのは気が引けるけれど、正直なところ、ぼくも昔はまったくの無関心だった。直接関係のない話だし、どっちがいいかもよくわからない。そういうふうに考えていた--というのもちょっと嘘で、そんなことすら考えていなかった。無関心というのはそういう残酷なものだ。 ちょっと質問を変えてみよう。 有給生理休暇という制度は、男女平等に資するだろうか。 こうするとさっきより、女性には客観的な、男性には考えやすい問題になるかもしれない。 平等が大事だということについて、多くの人は異論を唱えないと思う。でも平等ってどういう状態なのかとか、どういうふうに平等を

    有給生理休暇は男性にとってアンフェアか? 一七〇人の社員アンケートと考える男女平等 | Q by Livesense
  • エンジニアに男性、CSに女性が多いのはなぜ? | Q by Livesense

    次の文章を、状況を想像しながら読んでみてほしい。 「路上で交通事故がありました。大型トラックが、父親とその息子をひき、父親は即死しました。息子が意識不明の重体で病院に運ばれると、手術に当たろうとした外科医が『これは私の息子!』と叫んだのです」 さて、どういうことか、すんなり理解できただろうか。父親は亡くなったはずなのに、どうして? これは、ジェンダーステレオタイプを試すアクティビティ。外科医と聞くと、直感的に男性を思い浮かべる人が多数だろう。しかし「外科医が母親だった」と分かると意味が通る。 厚生労働省の二〇一八年の調査によると、病院勤務の外科の女性割合は七・一%と実際に少ない。そのため「外科医=男性」と考えることは合理的とも言える。しかし、そうではないケースに気付かなかった人は、ステレオタイプから抜け出しづらい思考をしているかもしれない。 (筋から逸れるが、この例文はもう一つのステレオ

    エンジニアに男性、CSに女性が多いのはなぜ? | Q by Livesense
  • グロースハックと倫理の均衡点 | Q by Livesense

    仕事が終わって一息つき、ふと「あのドラマを見よう」と思い立つ。とりあえず、一話だけ。 ――そのはずが、気づけば平気で日付をまたいでいる。ひとたび動画配信サービスを起動させると、予告に心を掴まれたり、自動再生機能に背中を押されたりして、やめ時を見失う。 そして「おや、この俳優は誰だろう」とスマホに手を伸ばせば、数日前に検討したインテリアが広告としてカムバックし、今度はネットショッピングが始まる。俳優を調べようとしていたことなんてすっかり忘れて、いそいそとレコメンドの波をサーフィンする。 ビジネスは今や、可処分時間の奪い合い。自社サービスに時間を割いてもらうために仕掛けを施すことは、事業者としては当然ともいえる。最近は「ナッジ」という、特定の行動を促すための行動経済学の理論も注目されている。 しかしユーザーとしては、何かひっかかりを覚える。リターゲティング広告をクリックするのも、レコメンドに乗

    グロースハックと倫理の均衡点 | Q by Livesense
    kyo_ago
    kyo_ago 2021/02/25
  • 企業が差別と戦うということ。男性が性別に向き合うということ。 | Q by Livesense

    差別をなくそうなんて考えると、すぐに絶望におそわれる。 わたしたちの社会に深く根ざす差別構造は、少なくとも数百年、下手すれば千年単位で培われてきたものだから、一朝一夕でどうにかなるものではないし、一個人、一民間企業ができることなんてたかが知れている。どれだけ凄いことをやっても、あしたから差別がなくなるなんてことはない。差別の問題にはそういう徒労感がいつもつきまとう。 しかし、逆にこうも言えるだろう。仮に差別が部分的にでもなくなる日が来るとすれば、なくなって来たとすれば、それは不断の努力の積み重ねの結果でしかありえないのだと。努力を続けた先達の血のにじむ日々の上に、昨日よりもましな今日が続いている。 わたしたちもまたそうした先達に倣って差別と戦うことを決め、リブセンスは二〇一九年に経営の指針の一つとして「差別、ハラスメントの根絶と平等の実現」を決議した。上場企業としては当然の、むしろ遅すぎる

    企業が差別と戦うということ。男性が性別に向き合うということ。 | Q by Livesense
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