イーロン・マスク氏が共同設立した脳に埋め込まれるブレイン・マシン・インターフェイスを開発するNeuralinkが、同社の開発する視力回復を目的とした実験的なインプラントである「Blindsight」で、アメリカ食品医薬品局(FDA)から「画期的デバイス」認定を取得したことを発表しました。 Musk's Neuralink gets FDA's breakthrough device tag for 'Blindsight' implant | Reuters https://www.reuters.com/business/healthcare-pharmaceuticals/musks-neuralink-receives-fdas-breakthrough-device-tag-brain-implant-2024-09-17/ FDAの画期的デバイス認定は、生命を脅かす病気の治療や診
明治大学の宮下芳明研究室は9月2日、「脂質ゼロの油」や「糖類ゼロのクリーム」を作る研究を発表した。同研究室が開発した1那由他(10の60乗、1兆を5回かけた大きさ)通りの味の組み合わせが出力できる調味装置「TTTV3」を発展させ、新たな装置を開発。食感の制御機能を追加することで、油やクリームを再現できるようにしたという。 TTTV3は、甘味や酸味、塩味など複数の味がする液体を混ぜ合わせることで、特定の味を再現する装置。液体を入れる容器は20個あり、それぞれ1000段階の制御ができる。これにより、ワインやカカオ、梅干しなど産地や品種の違いまで再現可能という。 今回開発した脂質ゼロの油を作る装置「Virtual Oil Generator」は、TTTV3に食感の制御機能を追加したもの。これにより、イヌリン(水溶性食物繊維)や低強度寒天の溶液などを注入できるようになり、口に残る食感や粘性、脂質感
2024年7月22日 東京大学 国立研究開発法人情報通信研究機構 発表のポイント バイオナノマシン・キネシンの一方向力発生の根源となる運動性の計測に成功しました。 DNAナノテクノロジーを用い、キネシンのモータードメイン内のループ領域に運動支点を自在にデザインする手法を開発しました。 生体高分子の運動の基幹機構を理解することで、人工マシンとは異なる原理で動作する生体素材からつくるバイオナノロボットの設計指針を得られることが期待されます。 外部負荷方向によって運動方向が制御されるキネシンの運動性起源の検出に成功 概要 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻の住吉里英子大学院生、山岸雅彦助教、矢島潤一郎教授、学習院大学の西坂崇之教授、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT(エヌアイシーティー))未来ICT研究所の古田茜研究員、古田健也研究マネージャーらは、バイオナノマシン(注1)の一種、
DATE2024.07.11 #Press Releases バクテリアが密集したらガラスになった –細胞集団がとる新しい物質の状態を発見– 発表のポイント 栄養条件下のバクテリアが増殖して高密度化し、アモルファスとなって動けなくなる様子を捉えました。 均一な培養環境を実現する独自デバイスの利用によって、バクテリアのガラス化過程の特徴を解明しました。それにより、バクテリアとコロイドのガラス化に多くの共通点があることが明らかになった一方で、バクテリアガラスならではの固有の性質も見出しました。 バクテリアは多くの場合、バイオフィルムなどの高密度集合体として生息しており、その形成過程の理解と制御は医療や産業における重要課題の一つです。本成果は、バクテリアの高密度化に伴う集団の運動状態や力学特性の変化がガラスの物理学の拡張で理解できうることを示すものであり、こうした社会的課題の解決に向けた一助とな
2024年6月17日 TDK株式会社(社長:齋藤 昇)は、充放電可能なオールセラミック固体電池であるCeraChargeの次世代品として、従来品の約100倍のエネルギー密度1,000 Wh/Lの全固体電池用の材料開発に成功しました。 新しい全固体電池の素材は、従来品と比較すると約100倍の高いエネルギー密度となり、ワイヤレスイヤホンや補聴器、さらにスマートウォッチなどの各種ウェアラブルデバイスのほか、既存のコイン電池を代替する製品を目指して鋭意開発を進めてまいります。 添付の写真は、次世代CeraChargeの材料として今回開発した全固体電池の単層セルです 今回、当社で長年培ってきた材料開発技術を発揮し、酸化物固体電解質とリチウム合金負極の採用により、現在量産中の全固体電池(製品名:CeraCharge)よりもはるかに高いエネルギー密度を備えた新たな全固体電池のための材料設計開発に成功しま
スタートアップ企業の米Reach Powerは2024年5月23日、無線周波数(RF)を利用したワイヤレス給電(WPT: wireless power transfer)システムを開発し、無人航空機(UAV)に給電するデモの成功を発表した。 このシステムの開発は、米DARPA(国防高等研究計画局)のBAA(広域機関公示)資金提供プロジェクトに基づいて実施された。アメリカ航空宇宙局(NASA)でのデモでは、飛行中のドローンに向けて256Wの電力を照射した。 同システムは、送電側装置からの距離が約6mの範囲で飛行中のドローンに給電できる。デモでは、4台の送電装置がメッシュネットワークを構築して協調することで、ドローンに搭載された受電装置に50Wの電力を供給した。 この給電装置は、Wi-Fiのメッシュネットワークの動作と同じように、カバー範囲内にある機器に途切れることなく給電する。そのため、工場
TOPコラム海外最新IT事情脳に注射で極小ゲルセンサーを埋め込む。 サイズ米粒以下、数週間後に溶解、中国の研究者ら発表【研究紹介】 中国の華中科技大学など所属する研究者らが発表した論文「Injectable ultrasonic sensor for wireless monitoring of intracranial signals」は、頭蓋内の生理学的信号を超音波でワイヤレスに計測できる、注射可能で生分解性のあるゲルセンサーを開発したとする研究報告である。このセンサーは脳の健康状態を監視するために使用され、数週間で体内にて溶解するという特徴を持つ。 ▲立方体の柔らかいゲルセンサーは注射針で脳内に注入する ▲米粒以下のサイズのゲルセンサー このセンサーは、各辺が2ミリメートルの柔らかいハイドロゲルの立方体であり、精密に配置された空気の柱によって構造化されている。非常に小さいため、大がか
It is estimated that 180,000 Americans live with quadriplegia, and each year, an additional ~18,000 suffer a paralyzing spinal cord injury. We live in a digital society where much of our work, entertainment, and social lives rely heavily on our use of computers and smart devices. People with quadriplegia often find that their needs to engage seamlessly with the digital world go unmet, leading
本研究所の金子克美特別特任教授が率いる研究グループは単層カーボンナノチューブ(SWCNT)とポリウレタン系の複合ロープが高いエネルギー密度を示すことを発表しました。 信州大学本研究所、諏訪東京理科大学、米ミシガン州立大学の研究グループは単層カーボンナノチューブとポリウレタン樹脂を混合した"ゴム"を製作。その捩じりエネルギー貯蔵法がLiイオン電池の3倍以上のエネルギーの貯蔵が可能なこと、-60℃~100℃の環境下においても貯蔵性能が変わらないこと、優れた繰り返し性を有することを示しました。 本研究成果は、再生可能エネルギー・クリーンエネルギー利用で求められる優れたエネルギー貯蔵技術に貢献でき、日常用の小型エネルギー源としての利用から、将来的に大型化が実現できれば、風力・水力を直接エネルギーとして貯蔵する技術へと様々な応用へ期待できます。 本研究は国際科学誌Nature Nanotechnol
イーロン・マスク氏が創業した脳インプラント企業「Neuralink」は、2024年1月に最初のヒト臨床試験を実施しました。この臨床試験で脳インプラント手術を受けたノーランド・アーバー氏の術後100日レポートが2024年5月8日(水)に公開されました。 PRIME Study Progress Update — User Experience | Blog | Neuralink https://neuralink.com/blog/prime-study-progress-update-user-experience/ Neuralinkは「神経信号を受信して体外にワイヤレス送信する脳コンピューティングインターフェース(BCI)」を開発する企業で、マヒ患者の脳にデバイスを埋め込むことで患者の独立性を回復し生活を改善することを目指しています。 アーバー氏は、2024年1月にNeuralink
天然のダイヤモンドは、地球の奥深くで炭素原子の集合体が極度の高温・高圧にさらされることで形成されており、人工的に合成ダイヤモンドを作り出す高温高圧法(HPHT法)は地球内部の生成プロセスを再現したものです。新たに、韓国の基礎科学研究院や蔚山科学技術院の研究チームが、常圧でダイヤモンドを作りだす技術を開発したと科学誌のNatureに発表した論文で報告しました。 Growth of diamond in liquid metal at 1 atm pressure | Nature https://www.nature.com/articles/s41586-024-07339-7 Making diamonds at ambient pressure | EurekAlert! https://www.eurekalert.org/news-releases/1042017 Forget B
Applying electricity for a few seconds to a soft material, such as a slice of raw tomato or chicken, can strongly bond it to a hard object, such as a graphite slab, without any tape or glue, a new study finds. This unexpected effect is also reversible—switching the direction of the electric current often easily separates the materials, scientists at the University of Maryland say. Potential applic
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く