特別区競馬組合 「馬とともに走り続ける」 決勝審判委員 笹本美穂(44) 撮影/写真部・外山俊樹この記事の写真をすべて見る アエラにて好評連載中の「ニッポンの課長」。 【ニッポンの課長フォトギャラリーはこちら】 現場を駆けずりまわって、マネジメントもやる。部下と上司の間に立って、仕事をやりとげる。それが「課長」だ。 あの企業の課長はどんな現場で、何に取り組んでいるのか。彼らの現場を取材をした。 今回は特別区競馬組合の「ニッポンの課長」を紹介する。 * * * ■特別区競馬組合 決勝審判委員 笹本美穂(44) 馬蹄形のペンダントトップがキラリと光った。夫からのプレゼントだという。 笹本美穂は、大井競馬場(東京都品川区)の決勝審判委員。順位の判定や、各馬がレースに要した時間の計測が仕事だ。着差がわずか数センチになることもしばしば。決勝線の真正面にある執務室から目視で判定するだけでなく、4台