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ブックマーク / jyunku.hatenablog.com (2)

  • 民俗学とは柳田國男そのものを研究する学問であるーー柳田と大和高取の南聡行とのあやすーぃ関係ーー - 神保町系オタオタ日記

    タイトルは冗談である。しかし、先生こと小谷野敦先生言うところの「民俗学者学」になると思うが、柳田國男の人生を調べると何かと面白い。精緻な『柳田国男伝』にも出てこないような人物、例えば増田正雄、織田善雄のような偽史運動家との関係については大塚英志『偽史としての民俗学:柳田国男と異端の思想』(角川書店、平成19年5月*1)*2、行地社関係については木藤亮太・すが秀実『アナキスト民俗学:尊王の官僚・柳田国男』(筑摩書房、平成29年4月)*3で研究されている。今回は、南聡行という正体不明の人物と柳田との怪しい(?)関係について紹介しておこう。 『倉富勇三郎日記』は柳田が貴族院書記官長を辞めるに至った経緯に関する記述で注目された。だが、実は辞めた後の時期の日記にも不思議な記述がある*4。 (大正一〇年) 四月六日 (略) ○午後五時後予正にす。有馬秀雄電話にて、安藤信昭の分家男爵安藤某[直雄、

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  • 櫻澤如一の解けない謎 - 神保町系オタオタ日記

    1 内田良平との関係 司法省の極秘資料か(?)と思われる「全国国家主義団体一覧」によると、財団法人養会について、 性格 一、正正養ヲ通ジテ惟神皇道ノ宣布ヲ主張ス 一、大日生産党系 役員 顧問 櫻澤如一 会長 関根康喜 理事 原典作、江藤源九郎、小松崎重、長瀬巌、山喜志次、滝沢利量、藤田正直、今川忠次 会員 六千名 とある。 大日生産党は、黒龍会の内田良平が昭和6年6月に結成した国家主義政党。櫻澤と、内田といったいどういう関係があるのだ? 養会の理事小松崎重は、大日生産党の中央常任委員だったことはわかった。 また、養会会長関根康喜には、『出版の研究』『紙』『屑の話』『戦時再生資源』などの著書があることから、出版関係者かと思われる。 2 日ローマ字社との関係 櫻澤の「経歴書」の大正13年の条に「田中館愛橘博士、田丸卓郎博士主宰の社団法人日ローマ字社の事業−スナワチ畢生の事業

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