11月19日の国際男性デーを前に、NPO法人「日本弱者男性センター」は18日、東京さくらトラム(都電荒川線)を借り切って、「男性専用車両」を運行させた。男性も性被害や痴漢の冤罪(えんざい)被害などの不安や恐怖を抱えていることを訴えることが目的のイベントで、参加者からは「少なくとも男性の痴漢冤罪の心配はなくなる」と男性専用車両の常設を求める声があがった。 男性専用車両にはイベントに参加した12人のほか、スタッフや報道陣ら計25人が乗車。三ノ輪橋駅(荒川区)から早稲田駅(新宿区)までの約50分間、男性専用車両の必要性や男女平等について話し合うなどした。 学生時代に女性からお尻を触られる被害を受けた経験があるという、同センターの平田智剛理事長は「男性だからといって、我慢するのはおかしい。偏見を助長しないためにも、男性専用車両が必要だ」と訴えた。 「男性専用車両」に乗り込む参加者ら都内から参加した