新型コロナウイルス禍で在宅勤務などのテレワークが普及するなか、メタバース(仮想空間)でオフィスを再現した「メタバースオフィス」が登場し、在宅勤務によるコミュニケーション不足などの課題解決を目指す新たな働き方として注目を集めている。 内閣府が6月に行った調査によると、テレワークの実施率は全国平均で30.6%。テレワークで不便な点として最も回答が多かった選択肢が「社内での気軽な相談・報告が困難」で34.2%、次いで「画面を通じた情報のみによるコミュニケーション不足やストレス」が30.2%だった。 2300社が利用するサービスも コミュニケーション不足など、テレワークの課題を抱える企業によるメタバースオフィスの導入は徐々に広がっており、同サービスを展開するoVice(石川県七尾市)では、10月末時点で2300社以上、約7万人が利用している。 仮想のオフィスでは、自分の分身となるアバターを動かし、