世界中のコンピューター同士がつながって機能するピア・ツー・ピア(P2P)のブロックチェーン(分散型台帳)技術が台頭している。このため、ブロックチェーン上に構築された分散型の娯楽アプリケーションが、米ネットフリックスや米アマゾン・ドット・コムなどの動画配信サービスに取って代わり、ケーブルテレビ(CATV)に終わりを告げるとみてよいのだろうか。動画配信は大企業が独占動画制作会社はすでに様々な変革
現在、多くの人は仮想通貨を投資や投機の手段と見なしている。しかし、仮想通貨を支える「ブロックチェーン(分散型台帳)」技術は、様々な分野に応用が効く。「日本はもっと、社会のあり様を変えるこの技術に注目するべきだ」と話す、早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問の野口悠紀雄氏に、ブロックチェーンがもたらす社会変革について聞いた。 多くの人は仮想通貨の「値上がり」しか見ていないけれど… ビットコイン、盛り上がっていますね。年初と比べて価格は約10倍になりました。関心を持つ人がますます増えるのではないでしょうか。 野口:今の日本は、ちょっと違う方向で盛り上がっちゃっていますね。多くの人があなたのような見方でしかビットコインを見ていません。つまり、それは仮想通貨を持っていれば寝ている間に価値が上がるから、大儲けできるだろうという値上がり期待です。大変残念なことですね。 では本当にすごいのは、
ビットコイン採掘大手「BitFury」施設。電気代が安い中国に採掘施設が集積(写真:ロイター/アフロ) 「日本仮想通貨事業者協会」に加盟するビットコイン取引所13社が、ビットコインの預け入れや引き出しを23日に一時停止すると報じられています。一方で取引所最大手のBitFlyerは23日は通常通り取引を行い、当初の予定通り8月1日に取引を停止するとしています。いまビットコインに何が起こっているのでしょうか。 ヤフーニュースの見出しで“「ビットコイン」一時停止”とありましたが、これは誤りです。ビットコインは7月23日も8月1日も動き続けています。しかしながら7月23日と8月中旬、11月中旬に大規模な仕様変更を予定しており、その仕様変更に対応しないシステムが多数あった場合に一部の取引が適切にビットコイン・ブロックチェーン(取引を記録した帳簿)に反映されない可能性があります。 実際に2015年7月
(2017年6月時点において)ここしばらくでのブロックチェーン技術の盛り上がりには圧倒される一方で、いざ、その技術的な実装内容について調べると共に、期待と現実との間での若干のギャップにとまどうところもあります。この記事ではそうした(個人的な)とまどいの内容を、「ブロックチェーン技術の有望性」という命題を軸とする形で、簡単な解説を交えつつ共有させていただきます。 (本記事の筆者と同じく)「熱狂の只中にあるブロックチェーン技術に飛びついて良いものか?」と自問されている各位にとっての参考としていただければ幸いです。 本記事のまとめ ブロックチェーン技術の一義的な効用はビジネスネットワークへの参加者の「信用」を補完することである。そのため、既に十分な「信用」を獲得している主体によるブロックチェーン技術活用の余地には疑問符が付く。 ブロックチェーン技術の活用余地を拡大するにあたっては、ブロックチェー
今の状況を見ると、世界中がブロックチェーンの熱狂に包まれていると言っても過言ではありません。 UBSやRBS、バークレイズ、シティに加え、モルガン・スタンレーやMUFGなど、世界金融の主要プレイヤー22行によるR3ワーキンググループの組成。国内においても野村総合研究所が野村證券、ベンチャー企業数社と提携し研究開発を主導。またOrbやテックビューロといった国内ベンチャーも、ブロックチェーン技術を応用した「Orb1」や「mijin」のような基盤プラットフォームを立て続けに発表しています。 これらは自由参加でき、特定の中央管理機関を介さない通貨システムを作ろうとしたビットコインの本質 ーいわゆる、ザ・ブロックチェーンー とは異なり、他の視点から着想を得た「認可制(Permissioned)」のブロックチェーンですが、なぜこのような発想が生まれたのか、なぜそれが革命的な技術だとして今注目されている
革新システムに支えられているビットコインにあるいくつかの問題点 「51%攻撃」 について書いていきたいと思います。 51%攻撃についてはビットコイン利用者はどうすることもできないので知らなくても大丈夫ですが知識として知っておいて損はないと思います。 ですので、なるべく技術的な話は抜きにして分かりやすく解説したいと思います。 目次 ビットコインの取引の仕組み 51%攻撃とは 何が起きるのか? 51%攻撃は可能か? まとめ 1 ビットコインの取引の仕組み 51%攻撃を説明する前にビットコインがどのように取引されるかシステムを今一度おさらいしましょう。 以前の記事で↓ 10万円をビットコインで増やす(13)~ビットコインの発行数~ – とってもやさしいビットコイン ビットコイン取引の仕組みについて説明させていただきました。 以下が以前の記事の一部です。(かなり簡単に説明されています) 「決済を誰
仮想通貨は、人から人へと転々流通することが想定されています。 しかし、仮想通貨のような電子データを移転する場合(つまり仮想通貨を使って支払いをする場合)、やっかいな問題が2つあります。 1つは、本人が間違いなく送金したことをどのようにチェックするのかという問題。もう1つは、使用済みの仮想通貨を他の人への支払いにも使用すること(二重使用)をどのように防止するのかという問題です。 いずれも通貨として使用する以上、絶対に解決しなければならない問題です。 仮想通貨の1つであるビットコインが注目される理由は、これらの問題に対する解決方法を提示したことにあります。 ◆1つめの問題―なりすまし、改ざんの防止 解決すべき1つめの問題は、本人が間違いなく送金したことをどのようにチェックするのかという問題です。 具体的には、「なりすまし」と「改ざん」の防止です。 第三者が本人の名を騙って送金したり(なりすまし
運営者情報本サイトは、日本最大級暗号資産取引所・販売所「ビットバンク」が運営する、ビットコイン(Bitcoin)、ブロックチェーン、暗号資産(仮想通貨)に関する知識、世界中の最新のトピックス、最先端の技術、プロジェクト、規制、相場など、暗号資産投資のヒントになるお役立ち情報を発信するメディアです。 金融庁のホームページに記載された暗号資産交換業者が取り扱う暗号資産(仮想通貨)は、当該暗号資産交換業者の説明に基づき、 資金決済法上の定義に該当することを確認したものにすぎません。 金融庁・財務局が、これらの暗号資産(仮想通貨)の価値を保証したり、推奨するものではありません。 暗号資産(仮想通貨)は、必ずしも裏付けとなる資産を持つものではありません。暗号資産(仮想通貨)の取引を行う際には、以下の注意点にご留意ください。 <暗号資産(仮想通貨)を利用する際の注意点>暗号資産(仮想通貨)は、日本円や
様々なリスクを抱えながらも通貨の新しい可能性を示す「ビットコイン」。P2P(Peer-to-Peer)ネットワークにより維持されている仮想通貨のシステムとは何か?黎明期の技術であるビットコインの仕組みと課題を解説する。 高騰するビットコイン インターネット上の仮想通貨「ビットコイン(Bitcoin)」が注目を集めている。注目されたのは、まさにバブルとも言えるその高騰ぶりだ。2013年1月には1BTC(ビットコインの単位)は10数ドルで取り引きされていたのに、夏頃には100ドル前後にまで値上がりし、年末には一時、1,000ドルを突破する事態となった。わずか1年足らずの間に価値が100倍近く膨れあがったわけで、投機目的でビットコインを購入する人が増えたのも当然である。 [写真] この1年間の取引レートの変動。昨年末に急騰したことが分かる だが、うまい話には裏がある、というわけでもないが、先日ニ
bitcoin.clock-up.jp ↑というサイトを設置した。 Bitcoin の仕組みに興味があって、ここ数週間ずっと Bitcoin の学習・解析を行っていた。 本当はもっともっと掘り下げてから公開したかったんだけど今現在頭がヒートアップしていてちょっと休みたいのと、そのうち放り投げて日の目を出ない可能性もあるので中途半端だけど公開してしまうことにした(経験則的に自分はそういう逃げに走ることが多い)。 このサイトを読めば Bitcoin についての何かがすごく分かる、ということはまったくなくて、粒度バラバラの知見というか断片的なメモ書きの集合体みたいなサイトです。インターネットは広大なので足りない情報は他の情報発信者が補完してくれるだろうし、あくまでもこのサイトはある種の集合知の一助にでもなればと思う。 日本語の Bitcoin 技術情報について 去年、Bitcoin の技術に触り
このサイトについて このサイトのモットーは「ビットコインの仕組みは決して難しくない」です。 このサイトは、技術的にビットコインを解説するサイトです。簡単な説明から入り、最後は、ウォレットをRubyで実装します。しかし、プログラミングに慣れていない方にも、十分に理解できるようよう配慮しました。 私は、多くの人が容易に理解できるからこそ、ビットコインは価値ある発明だと思っています。 ビットコインの簡単な仕組み ビットコインは、中央を持たないのに、銀行を経由しているかのようにコインをやりとりできる「通貨」。 「公開鍵暗号」で第三者がコインを勝手に盗めなくなり、 「ブロックチェーン」のしくみで、当事者が通貨を二重に譲渡するのを防ぐことができる。 「ブロックチェーン」の運営に貢献した人は報酬がもらえる、これが「マイニング」。 これだけではよく分からない? はやく仕組みを知りたい:「Bitcoinの仕
日本取引所グループ(東証と大証の総元締め)がブロックチェーンの実証実験をやるっていうのが以前話題になっていましたが、その結果がついに出ました。ありがたいことになんとレポートを全文無料で読むことができます。 http://www.jpx.co.jp/corporate/research-study/working-paper/tvdivq0000008q5y-att/JPX_working_paper_No15.pdf そんなに長くないのでぜひ原文を読んでほしいのですが、要点をまとめると以下のような感じです。 実証実験内容 コンソーシアム型ブロックチェーン。ノードを持つのは市場管理者・金融機関・株式発行体(要は上場企業)の三者 市場管理者と金融機関が認証処理を行う権限を持つ。株式発行体はデータの参照のみ可能で、書き込みはブロックチェーン外で市場管理者に依頼する。投資家は金融機関に受託して取引
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